大阪の観光地として超有名な水族館、その名も「海遊館」。実はこちら、世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」でアジアの水族館第一位に選ばれたこともあるというスゴイ水族館なのです。大阪へお出掛けの際は、遊園地だけじゃなく!海遊館にも行ってみませんか?工夫たっぷりの面白い展示は、大人も子供も楽しめること間違いなしです。
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海遊館とは
海遊館は、大阪市港区の通称ベイエリアに1990年5月に開館し、環太平洋をテーマに約620種30,000点の生き物を展示する巨大水族館です。トリップアドバイザーでアジア一位にも選ばれたこちらの水族館は、新大阪駅から地下鉄で30分足らず、USJからも船でたったの10分とアクセスも非常に便利。
水族館としては珍しい、圧巻の地上8階にもわたるスペースには、常設展示、新体感エリア、企画展など、工夫いっぱいに生き物の展示がされており、子供から大人までじっくりと楽しむことができます。
こちらの水族館は、入館するとまず一気に最上階までエスカレーターで上り、展示スペースを眺めながら徐々に下りてくるというスタイルです。
ここでお子様連れは注意が必要なのですが、最初の長いエスカレーターを含む3か所でベビーカーを畳まなければいけない場所があります。それに加えて、ビルという建物の構造上、館内通路はあまり幅が広くありませんので、ベビーカーは入口で預けて回るのがおすすめです。
要チェック!オモロイ展示5選
とっても広~い海遊館の常設展示の中で、筆者が特に面白いと感じた展示をご紹介します!
①癒し系カピバラの食事風景と、不気味すぎる魚たち
今では知らない人がいないほど癒し系で大人気の世界最大のネズミ、カピバラですが、こちらではカピバラの給餌風景を解説とともに見ることができます。お食事タイムは毎日2回、午後に開催されていますよ。
この日のカピバラはその場から一歩も動かず、口だけをモグモグと動かしていました。お姉さんがくれるのはニンジンや白菜などの生野菜ですが、食べたくない野菜を口元に出されるとプイっと顔をそむけたりする場面もあり、その仕草はとってもキュート!!さすが、癒し系動物カピバラです。
でも、可愛いカピバラだけを見て次の展示へ移動するのはもったいない!お姉さんが座っている地面の下を注目してください。ぱっと見は、ただの暗い水ですが、よーく見ると…うようよと、ピラニアやピラルクーなどの熱帯淡水魚がたくさんいます。
水族館の展示としてはあまりにも暗すぎる水槽の中で、ほとんど動かずに漂う熱帯の魚たちの様子はちょっとゾっとするほど不気味です。でも、その暗さと地上に居るカピバラとの対比がすごくリアルで、まるで現地で暮らす生き物の生活を覗いているような感覚を味わえるのです。
ちなみに、こちらの写真に写っているのは、水槽の中に棲む魚たちのほんの一部です。本当に暗いので、肉眼でじっくり注目しないと見えません!!
②ライブ感溢れる目線で観察!ペンギン水槽
たいていの水族館・動物園ではペンギンは少し離れた場所や、少し上から見下ろすような格好になる展示が多いものですが、こちらではまるで水面からペンギンの様子を覗き見するような目線で観察することができます。
歩き始めたばかりの小さな子供でも、しっかり楽しめる絶妙の高さに設定されています。水面めがけて飛び込んでくるペンギンの迫力には驚かされますし、ペンギンの中には何度も飛び込むのをためらうものも居たりと、とても愛くるしい姿を観察することができますよ。
③上から下から眺めつくす!深さ9m、水量5,400tもの巨大太平洋水槽
たいていの水族館では、メイン水槽であっても一通り観察したらお別れして次の水槽へ、というように回るのが一般的ですが、こちらの巨大太平洋水槽では「これでもか!」というくらいに観察させてもらえます。
その秘密こそ、高さのある建物の中央を貫く深い水槽と、その周囲に沿って造られたスロープ状の順路なのです。つまり、水槽の上部から底辺に向かって観察しながら下へ降りていくというシステム。そのおかげで色々な生き物の背中からお腹まで、全体をくまなく観察できるというわけです。
深さのある水槽で生き生きと泳ぎ回る大型魚たちの姿は圧巻。
太平洋水槽の隣にあるマンボウ水槽も深さがあり、マンボウを様々な角度から見ることができます。また、マンボウと一緒に泳いでいるイカも幻想的で綺麗ですのでお見逃しなく!一般的な食材としてのイメージがある「イカ」が、こんなにゆったりと泳ぐ姿を見せてくれる水族館は珍しいと思います。