宮城の北西部にそびえる薬莱山の麓に、広大な花畑があります。それが、まるで虹が足元に広がるようにカラフルな花が咲き競う「やくらいガーデン」です。フォトジェニックな園内の楽しみ方と、周辺の立ち寄りスポットをご案内します。
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やくらいガーデンがあるのは?
薬莱山(やくらいさん)があるのは、宮城の北西部、加美(かみ)郡加美町です。仙台の中心部からは車で約40分。こんもりとかわいらしい山は、遠くからでも認識できます。麓周辺には、やくらいガーデンをはじめ、ウォーターパークやゴルフ場、温泉に土産(どさん)センター、ビール醸造所、冬にはスキー場などが揃ったレジャーエリアとなっています。
やくらいガーデンはこんなところ
上記でご紹介したスポットの中でも、一番の人気が「やくらいガーデン」。1996年(平成8年)のオープン以来、徐々に規模を広げ、現在は約15万㎡(東京ドーム3個分)という広大な敷地に、400種類の植物が栽培されています。
敷地内はローズガーデン、ハーブガーデン、ふるるの丘など8つのテーマガーデンで構成されており、季節に合わせてたくさんの花を咲かせます。
やくらいガーデンで見られる季節の花々
やくらいガーデンは、1~3月上旬までは冬季休業です。4月中旬ごろから、水仙やチューリップ、ビオラが開花し、ガーデンがオープン。5月下旬には、丘一面を黄色に染める菜の花畑が大人気です。6~7月には、「ローズガーデン」の約160種類のバラが咲き乱れ、イングリッシュローズやフレンチローズのかぐわしい香りで包まれます。8月上旬~中旬には、ヒマワリ畑が一斉に咲きそろいます。
そして9月、やくらいガーデンが一番カラフルに染まる季節。サルビアやマリーゴールド、ケイトウなど20~30種類、16万株の色鮮やかな花々が整然と帯状に咲き揃い、広大な「ふるるの丘」が虹色に彩られます。花の見ごろについては、随時、公式サイトで更新されているので、確認してからお出かけください。
やくらいガーデンはフォトジェニックスポットで溢れている!
やくらいガーデンでは、4月下旬からのイースターフェアに始まり、ローズフェア、オータムフラワーフェアなど季節ごとにフェアが開催され、鯉のぼりやアンブレラスカイ、ハロウィンランタンなどイベントに合わせたデコレーションも充実しています。今回筆者は、一番人気のハロウィンシーズンに訪れました。
エントランスから、大きなカボチャのお化けがお出迎えです。芝生に並んだアンブレラや木々に吊るされたカボチャのオーナメント、愛らしい動物たちの案内板や景色をおさめられる小窓のオブジェに、1番人気のどこでもドア。そして何より、そこかしこに広がる花畑は、どこをどう切り取っても絵になるスポットばかり。
丘の上に立つ白亜の教会も、「ふるるの丘」のシンボルとなっています。この教会では、実際に結婚式を挙げることもできるそうです。このように、いつ訪れても楽しめる工夫がたくさんあふれているので、安心してお出かけできそうです。
やくらいガーデンのランチスポットは?
入場してすぐの左手「ガーデンプラザ」内には、カフェ「フォーリア」があり、ドリンクやサンドイッチ、プリンなどの軽食を購入して頂くことができます。2階のレストランでは、ラーメンのほか、から揚げ弁当やローストビーフ丼など、ボリューミーなランチメニューが揃っています。ラーメン以外はテイクアウト可能なので、ここでお弁当を購入してから、屋外で頂くのも、ピクニック気分を満喫できますね。
ガーデン内をまっすぐ進んだ中間には、芝生が広がるイベント広場があり、小さなショップとキッチンカーが停まっています。ドリンクや軽食が購入できますし、テーブルもあるので、持参のお弁当を広げることも可能です。