盛岡
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”盛岡三大麺”は必食!全国的にも有名な麺どころ

冷麺づくり体験もできる!【盛岡手づくり村】での充実した過ごし方

取材・写真・文:

茨城在住
訪問エリア:45都道府県

2021年11月25日更新

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写真:Sosyu Kikuchi

盛岡駅からバスで約30分にてアクセス可能な「盛岡手づくり村」。ここでは地元の伝統文化を学び、自ら体験し、購入することができます。この記事では、盛岡手づくり村とはどんな場所なのか、おすすめの過ごし方、体験教室一覧、冷麺づくりのレビュー、必ず食べたいオリジナルアイス「なんじぇら」、お土産情報、アクセス情報等をご紹介しています。

この記事の目次表示

「盛岡手づくり村」とは

地域の伝統や文化について幅広く学べる、体験型の複合施設です。盛岡駅からバスを使って約30分でアクセスできます。

  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村
  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村

御所湖の湖畔に位置するため景観が美しく、近くにはつなぎ温泉もあるため、泊まりがけで滞在しても楽しいエリアです。また、天候が悪くても満足できる施設なのも嬉しいポイントでしょう。

  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村

施設は主に以下3つのゾーンで構成されています。

  • 盛岡地域地場産業振興センター(展示資料室、おみやげ館、喫茶スペースなどがある)
  • 手づくり工房(体験教室が行われている)
  • 南部曲り家(江戸時代後期の建物が見学できる)
  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/3つのゾーンに分かれている

まずは展示資料室の見学がおすすめ

敷地内は広さがありますので、順序よく見学しましょう。なかでも最初にやることとしておすすめしたいのが、展示資料室の見学(写真撮影不可)です。

  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/展示資料室(中は撮影不可)

理由は、まず展示資料室を見ておくことで、岩手及び盛岡の文化や伝統について事前知識が深まるからです。ここでの展示を十分に理解したうえで、施設内の体験教室に参加すると格段に楽しさが増します。

  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/「展示資料室」は建物2階にある

伝統工芸品や地場産業の歴史がぎゅっと詰まった展示になっています。パネルだけでなく、実物を交えての展示のため、飽きずに見学できます。

入場料は一人100円です。建物入口(1階)に事務所がありますので、スタッフさんに声をかけましょう。見学時間は、こちらの展示資料室だけでも30~60分は欲しいところです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/1階入口で「展示資料室」の入場料(100円)を支払う

気になる体験教室に参加しよう

体験教室一例

施設内のゾーンの一つ「手づくり工房」では、10軒以上の工房が連なっています。個別に建物を構えていて、それらが隣り合わせで並んでいるようなイメージです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/各工房の配置図

こちらに入っている工房は、現役で活動されている芸術家の方の拠点や、加工食品店の工場としても使われています。そのため、観光客向けの体験教室を開催していない工房もあります。

  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/手づくり工房ゾーンには、10軒以上の工房が並んでいる

2021年現在、体験教室を行っている工房は以下です。

  • 北杜窯…陶器
  • 染屋たきうら…藍染
  • しばた工芸…竹細工
  • 雫石民芸社…わら細工、リース
  • みちのく工房…木工教室
  • ぴょんぴょん舎・冷麺工房…冷麺づくり
  • みちのくあかね会…はたおり
  • 盛岡せんべい店…南部せんべい
  • 千秋堂…焼きだんご

各工房によって事前予約が必要であったり、時刻やスケジュールが決まっていますので、体験されたい方は、あらかじめホームページに記載された電話番号宛にお問い合わせしておくのがおすすめです。

冷麺づくり教室の様子

筆者は、盛岡市内でも有名な冷麺専門店「ぴょんぴょん舎」で冷麺づくりを体験しました。ここではその時の様子をお伝えします。

  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/ぴょんぴょん舎・冷麺工房
  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/ぴょんぴょん舎・冷麺工房

お店に入るとまずはお会計を先に済ませて、さっそく麺の粉を練るところから始まりました。あらかじめ計量された粉にお湯を混ぜて練ります。

  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/ぴょんぴょん舎・冷麺づくり体験(粉は馬鈴薯7割、小麦粉3割、重曹少々)

生地を練り終え、専用の機械に放り込むと麺が押し出されて、そのまま鍋で茹でられる仕組みになっています。2分半待ちます。

  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/ぴょんぴょん舎・冷麺づくり体験(捏ねた生地が麺になり、茹でているところ)

その後、ザルに上げて冷水で冷やします。濁っていた冷麺が鮮やかに透き通る瞬間です。見どころですので、ぜひ注目してみて下さい。

  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/ぴょんぴょん舎・冷麺づくり体験(麺が透明になる瞬間!)

あとは冷麺に必要なトッピングをして完成です。辛いのがお好きな方は、特製のキムチ(大根とキャベツを利用)が美味しいのでおすすめですよ。

  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/ぴょんぴょん舎・冷麺づくり体験(卵をのせやすいようにスタッフさんが麺を盛ってくれる)
  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/ぴょんぴょん舎・冷麺づくり体験(トッピングはキュウリ、卵、梨、ネギ、キムチ、牛肉、牛骨スープ)

スタッフさんも手際よく、冷麺についての解説もあるため、非常に有意義な時間となりました。手づくり村を訪問する方にはぜひともおすすめしたい体験です。

  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/ぴょんぴょん舎・冷麺づくり体験(出来上がった冷麺!嬉しい!)
  • 写真:Sosyu Kikuchi盛岡手づくり村/ぴょんぴょん舎・冷麺づくり体験(冷麺を食べる時間は自由です)
【基本情報】
事前予約:数日前に電話で
開始時刻:任意だったため11時~を指定
体験料金:990円/人
体験時間:約20分(+各自食べる時間)
体験内容:麺の粉を練る、茹でる、盛り付ける
参加人数:一人(筆者のみ)

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この記事を書いたトラベルライター

大自然に魅せられて
江ノ島出身、現在は霞ヶ浦湖畔で暮らしています。自然に触れる旅が好きで、これまで国内45県、海外13か国を訪問。地域に根付く食と文化を探るのも楽しみの一つです。

▶よくある執筆ネタ
・湧き水、ネイチャースポット
・焼き芋、食文化、町の飲食店

▶Awards
・H30.10 環境保全茨城県民会議主催「いばらき自然環境フォトコンテスト」部門賞
・H31.01 羽田空港主催「私の旅する日本語2018」大塚製薬賞
・R01.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2019上半期」審査員特別賞
・R03.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2021上半期」SNSシェアトップ賞

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