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松代藩文武学校
松代藩八代藩主・幸貫が水戸の弘道館にならって計画、1855年(安政2年)に開校した文武学校は、藩士の子弟が学問と武道を学ぶ場として造られました。教室にあたる文学所、武術を学ぶ剣術所や槍術所などが配置されています。
当時の時間割には東洋や西洋の医学なども組み込まれており、先進的な教育が行われていたようです。この文武学校は、映画や時代劇のロケにもしばしば利用されています。
- 松代藩文武学校
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- 住所:長野県長野市松代町松代205-1地図で見る
- 電話:026−278−6152
- Web:http://www.sanadahoumotsukan.com/facilities/facili...
松代城跡
武田信玄と上杉謙信が、信濃の覇権を競った川中島合戦で、武田側の拠点として築城された松代城。その後多くの武将がおさめますが、1622年より明治維新まで真田家の居城となりました。千曲川の流れを外堀とする天然の要塞で、当時は「海津城(かいづじょう)」と呼ばれました。
明治の廃城にともない建物が壊されましたが、2004年(平成16年)に櫓門、木橋、堀などが復元され、当時を偲ばせる風景なので、立ち寄ってみてはいかがでしょう。春になると、桜の名所としても知られています。
- 松代城跡
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- 住所:長野県長野市松代町松代44地図で見る
- 電話:026−278−2801(真田宝物館)
- Web:http://www.sanadahoumotsukan.com/facilities/facili...
旧樋口家や町並み
松代城のすぐ東南に位置するこの界隈は、上級武士が多く住む武家屋敷町だったことから、風情ある町並みが続きます。通り沿いにある樋口家は、藩の目付役なども務めた家柄で、現在は旧樋口家として無料で見学できます。ここでは、松代藩の上級武士の屋敷をよく理解することができます。
最後に
「真田幸村、敵ながら天晴れ。日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と敵方から称賛された真田幸村。小豪族から戦国大名にのぼりつめた彼は、今も愛され続け、数々の真田伝説が伝えられています。
そんな真田家ゆかりのスポットをご紹介しましたが、まだまだご紹介しきれないスポットが多く存在します。特に長野市松代町は、真田家ゆかりの住宅はもちろん、象山記念館や池田満寿夫美術館、象山地下壕など見どころも多いので、ゆっくり散策を楽しめる場所です。
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