オランダ
オランダ観光
運河のある街並や絵本のような風車のある景色

【オランダ】アムステルダム "街中ブルワリー"のすすめ

取材・写真・文:

フィンランド在住

2017年12月13日更新

2,079view

お気に入り

写真:Globe Hopper

ワイナリー、蒸留所、酒蔵…。お酒の仕込みをするところって街から離れたところにあると思いこみがちですが、世界のあちこちでトレンドになっているクラフト・ビールは、マイクロブリュー(microbrew)とも呼ばれるように小さな醸造所で作られており、旅の最中でもアクセスの良い都市のど真ん中にひっそり立っていたりするのです。オランダ・アムステルダムにも”街中ブルワリー”があります。なかなか日本でお目にかかれない地酒に出会う絶好の場所、ぜひ旅の予定に組み込んでみてはいかがでしょうか。

この記事の目次表示

ビール大国オランダ、最近のトレンド

オランダのビールと言えばハイネケン(Heineken)や、グロールシュ(Grolsch)、アムステル(Amstel)などの割と軽めのものが定番。

しかし、移住者向けに英語でディープなローカル情報を提供するEXPATICAのウェブサイトによると、ここ10年ほどオランダの消費者のビールの志向は多様化しており、とくにアムステルダムでは慣れ親しんだ大手メーカーのビールではなく、味のしっかりしたクラフト・ビールを気分によって選ぶ人が増加しているそうです。

そして、この需要拡大に応えるかのように、オランダでは"マイクロブリューで起業!”がブーム。

Statistics Netherlands (CBS)のウェブサイトによると、2007年から2017年までの10年間で、従業員が1人から5人の小規模ビール醸造所の数はオランダ全体で6倍以上に増え、とくに2014年以降、急激に伸びています。

アムステルダムのマイクロ・ブルワリー

ではアムステルダム観光のついでに立ち寄ることのできるブルワリーをご紹介してゆきましょう。

1.あの超有名観光地にあるデ プライエル(De Prael)

1軒目はガイドブックにも載っている”飾り窓地区(Red Light District)”から横道を少し入ったところにあるデ プライエル(De Prael)です。

  • 写真:Globe Hopper涙型のポップな看板が目印

この日はビンゴ大会が開催されていて、店内満席!なので、苦味とドライホップが生み出すグレープフルーツのような爽やかな香りのあるIPAを1杯だけいただきました。

他にも様々な定番、そして限定ビールがあります。フードメニューもおつまみからハンバーガーなどのメインまで充実しています。また予約をすればテイスティングつきの醸造所見学もできるとのこと。

  • 写真:Globe Hopper

”飾り窓”は歴史のある売春合法地区。アムステルダムのど真ん中にあり、中央駅や王宮や花市場などの観光スポットとも隣接しています。夜になると赤いランプがともった細い疎水の脇に、セクシーな装いでガラス窓の中から客引きをするお姉さまたちをみることができます。

夜でも子連れの観光客もいるほどに、不思議といかがわしさは感じないので、女性の方も訪れてみると良いかと思います。

デ プライエル
オランダ / 居酒屋・バー
住所:Oudezijds Armsteeg 26,1012GP Amsterdam地図で見る
電話:020-408-4469
Web:https://www.deprael.nl/en_GB/brewery/
飾り窓地区
オランダ / 町・ストリート
住所:Red Light District Amsterdam地図で見る

2.風車のたもとのブルワリー、ブロイエライ・テ・エイ(Brouwerij 't IJ)

2軒めは、今のクラフト・ビール・ブームの前から変わらず独自の哲学でクラフトビールを作り続ける創業1985年のブロイエライ・テ・エイ(Brouwerij 't IJ)

街の中心から少し東にある使われていなかった公共浴場を、醸造所に改装したのがはじまりとのことで、アイコニックな古い風車と並んで建つ姿を、周回観光バスから多くの旅人が写真に収めていました。

  • 写真:Globe Hopper

下調べが足りず、来訪時間が早すぎて残念ながら中に入ることができませんでしたが、このあと訪れたロイドホテル(Lloyd Hotel)のカフェにちゃんと置いてあり、店員さんに"地元のビール”としておすすめされました。

限定醸造のアメリカン・ウィート・エール(American Wheat Ale)は軽めだけれどもコクがあり、優しい苦味の奥にマンゴーやバナナのような南国のフルーツ感のある不思議な味わいです。

  • 写真:Globe Hopper

ブロイエライ・テ・エイには、限定醸造のほかにたくさんの定番ビールがあり、創業当時と変わらないレシピで、ほとんどオーガニック原料のみを使って作られています。金曜日、土曜日、日曜日は醸造所が開館され、見学もできるとのこと。

ブロイエライ・テ・エイ
オランダ / ドリンク
住所:Funenkade 7 1018AL Amsterdam地図で見る
電話:+31 (0)20 261 9801
Web:http://www.brouwerijhetij.nl/

おわりに

実は今回ご紹介したブルワリーは、ふらりと立ち寄ったビアバーで出会ったアムステルダム住人に教えてもらったもの。ビール党の方は、地元の方に好みの味を伝えておすすめを聞いてみると隠れたマイクロ・ブルワリーに出会えるかもしれません。

またこの2つのブルワリーはアムステルダムのクラフト・ビール界では老舗。まだまだ他にも最近できたマイクロ・ブルワリーがあるようです。また、食や音楽も絡めたビアフェスティバルなどイベントも増えてきています。

オランダに行かれる際には、こちらのウェブサイトでビール・イベントをチェックしてから行くと、ビール大好きオランダの熱を直に感じることができるでしょう!

オランダの旅行予約はこちら

オランダのパッケージツアーを探す

オランダのホテルを探す

オランダの航空券を探す

オランダの現地アクティビティを探す

オランダのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※この記事は2017年12月13日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じキーワードの記事


アムステルダムの意外な穴場、マウデン城とパンプス島の要塞を探検!

アムステルダムは、オランダを代表する最も有名な観光地です。そのアムステルダムからほど近い所に、大都市のイメージとは全く違う光景を目にする場所があります。その一つ...


アムステルダムはミュージアムの宝庫!ミニミュージアム巡りのススメ

オランダ・アムステルダムというと運河やアンネ・フランクの家が有名ですが、実はアムステルダムには大小様々な規模の美術館・博物館が驚くほどたくさんあります。この記事...

世界初、図書館のある空港!オランダ【アムステルダム・スキポール空港】

オランダ訪問時にはもちろん、ヨーロッパ各地への乗り継ぎとしてもよく利用される、オランダ最大の国際空港「アムステルダム・スキポール空港」は、驚くほどに可愛くておし...

【オランダ】アムステルダムの珍スポット!大麻博物館

世界で有数の美術館が集結しているアムステルダムには、珍しいミュージアムもあるのが特徴で、今回はそのひとつである大麻をテーマにした博物館を紹介します。大麻と聞くと...

運河の街アムステルダムで充実の観光スポット16選

オランダの首都アムステルダムは、世界的にも有名な見どころがたくさん。歴史的建造物から美術館など、中心部付近に集まるので、交通機関を上手に使えば1日でもかなり周れ...

この記事を書いたトラベルライター

旅の楽しみは、気の向くままの寄り道とその土地の美味しいもの、そして昼からの”ちょっと一杯”
父の転勤について国内6拠点で育った根無し草。アメリカ・アリゾナ出身の夫、南アフリカ・ヨハネスブルク在住の妹、トルコとメキシコにも親族ができ、と気づけばボーダーレスな根無し草に。自身も2017年に東京を飛び出してフィンランドへ。

国内・海外ともに、旅の目玉をひとつ決めたら、地図と交通ルートをザックリ掴んであとは現地の直感まかせ、そんな時間に追われすぎないヴァケイションが好きです。そして、日々の生活を離れる旅ならではの楽しみといえば、明るいうちからの”ちょっと一杯”。昼酒・昼呑みトラベラー目線の情報もたくさんお届けできたらと思っています!

【台湾】リピーターにおすすめ!高雄から行ける極上ビーチ・墾丁

日本から週末や3連休でも気軽に行ける距離で、食べ歩き、温泉、茶藝館に渓谷ハイクまで、楽しみかたも多彩な人気の旅先、台湾。台北や九份といった王道の行き先から始まり...


【北イタリア】ピエモンテ・ブラのスローフードな1日

北イタリア・ピエモンテ州の小さな街ブラは、地産地消で美味しいものをゆっくり味わう”スローフード”運動の発祥地。歩いて回れる範囲に、スローフードを知り、味わい、買...


最高のおもてなし列車!?「リゾートしらかみ」号でゆく夏の東北

旅の最中だからこそ、普段できない”ちょっと昼から一杯”をしたい昼呑み派トラベラーにとって、車旅行は腰が重い。でも、車でないとアクセスしづらい場所にも行きたい…。...

【北イタリア】車で行こう!アグリ・ツーリズモで巡るピエモンテの小さな村々

日本にも田舎にしかない風景があるように、海外でも車だからこそ行ける場所、体験できることがあります。今回は、イタリアで盛んな”アグリ・ツーリズモ”で、ワインやチー...

【オランダ】アムステルダム再開発地区のヒップな立ち寄りスポット

アムステルダムといえば運河、美術館、王宮エリアなど旧市街の観光地が定番ですが、建築やデザインでも世界を牽引するオランダ、実は割と新しい再開発地区に訪れたいヒップ...

トラベルライターアワード受賞結果発表トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

アプリ「Pokke」でオランダの音声ガイドを聴く

オランダの観光スポットの音声ガイドをアプリ「Pokke」で聴くことができます。

旅行前にダウンロードしておけばオフラインでも使える!
プロのガイドに案内されるように旅を楽しめる!

Pokkeについて

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります