日光
日光観光
世界遺産や関東屈指の紅葉の名所、そして温泉!

【日光】曇りでも大丈夫!半日で大満足の秘境・憾満ヶ淵の見どころ5選

2018年10月16日更新

625view

お気に入り

日光駅から歩いて行ける絶景ハイキングスポット、憾満ヶ淵(かんまんがふち)ガイドを主軸に、近辺のグルメやお土産スポットをご紹介します。晴天でなくとも行けて、短時間で思い切りリフレッシュできる秘境を訪ねてみませんか?

この記事の目次表示

訪問前に知っておきたいポイント

半日あれば十分なハイキングスポット

憾満ヶ淵(かんまんがふち)は、半日という短時間で散策可能な、手軽に大自然を味わえる絶妙なネイチャースポットです。川沿いのハイキングコースはじっくり見て往復2時間30分程度です。日光駅からも徒歩約40分でアクセス可能な好立地に位置しています。アクセス方法については後ほど詳しくご紹介予定です。

休日でも何組かのグループとすれ違う程度で、混雑の心配はそこまでありませんが、より人が少ない午前中に散策を終え、ランチタイムでゆっくり休憩するプランがおすすめです。

  • 大自然を手軽に味わえる

どんよりした曇りの日こそ趣きがある

ネイチャースポットは天候に左右されやすいですが、こちらは曇りの日でも大丈夫です。むしろ雲が分厚い曇りの日にこそ訪ねたいくらい、曇りが似合う場所です。理由はハイキングコース中、地面や木々、石像に苔がたくさん生えているためです。苔の透明感溢れる緑が、控えめなお天気と相まって、素敵な雰囲気を演出してくれます。ただ、遊歩道が整備されているとはいえ、大雨の日には足元が悪くなる場所があったり、川が増水したりと危険です。あくまで曇りの日をおすすめします。

  • 曇りが似合う雰囲気

【見どころ1】両脇に緑いっぱい!終わりの見えない直線の道

ここからハイキングコースの道順に沿った見どころをご紹介していきます。スタート地点は「含満の茶屋」というお食事処の目の前の道です。看板が立っているので、そちらを目印にして下さい。「含満の茶屋」については後ほどご紹介させて頂きます。スマートフォンなどで地図検索をする際も、こちらのお食事処を目的地にして頂くと、スムーズにハイキングコースのスタート地点へ到着できます。

  • ここからスタートします
  • 緑に囲まれた道

しばらくまっすぐな道を進んでいきます。両脇が木々や森林に囲まれてとても空気が美味しく感じられます。道の突き当たりに門が見えてきますので、そちらを目指しましょう。ひたすらに背丈の高い木々の中央に建つ門は、遠目からでも美しく映ります。筆者が訪ねたのは10月初旬で、うっすらと紅葉していました。もう少し経った頃が紅葉の見ごろかと思われますので、紅葉にこだわりのある方はぜひ参考にしてみて下さい。

  • 突き当りには門が見える

【見どころ2】苔と木々の雰囲気が絶妙!「慈雲寺」

門は慈雲寺(じうんじ)というお寺への入り口です。苔むした地面に木々がそそり立ち、趣のある雰囲気です。本堂の規模は小さく、白ベースの建物となっています。こちらは明治35年9月の洪水で一度流出し、昭和48年に復元されたものです。

  • 慈雲寺のへの入り口
  • 慈雲寺本殿

憾満ヶ淵を開いたとされる晃海(こうかい)大僧正が1654年に創建しました。阿弥陀如来と師の慈眼(じげん)大師天海の像が祀ってあるそうです。慈雲寺の目の前には大谷川(だいやがわ)という川が大迫力で流れており、ハイキング中の絶景ポイントのひとつです。

  • 苔むした様子が気持ちよい
  • 川の流れにも注目したい
慈雲寺本堂
日光 / 社寺・教会
住所:栃木県日光市匠町

【見どころ3】一列に並ぶ様子は圧巻!「並び地蔵」

憾満ヶ淵で特に有名なのが「並び地蔵」です。慈雲寺を離れると道中には、果てしない数のお地蔵さまが一列に並んでいます。参詣者がこのお地蔵さまを数えてみると、その都度数が違うという理由から、別名「化け地蔵」とも呼ばれるようになったそうです。

  • 並び地蔵

先述した慈眼(じげん)大師天海の弟子約100名が「過古万霊(かこばんれい)、自己菩提(じこぼだい)」のために寄進したものなのだとか。ちなみに菩提とは、煩悩を乗り越え悟りをひらいた境地の意です。赤い帽子と前掛けを丁寧にかけられて佇むお地蔵さまの姿は、じっくり味わって頂きたいポイントです。

  • お地蔵さまを見ながらハイキングコースを進む

一体一体の大きさや表情が異なり、それもまた風情があります。余談ですが、お地蔵さまの正式名称は「地蔵菩薩」です。地蔵菩薩は弱い立場の者から救うとされ、特に子供や水子(生まれる前に亡くなった子)と縁が深い仏様なのだとか。帽子と前掛けの赤色は太陽(生命の起源)を表し、また、迷子になりやすい子供がきちんと黄泉の国へ行けるように配慮した色、という説があるなど様々な解釈がなされているそうです。

  • 一体ずつの表情が異なる

【見どころ4】大谷川の水が豊かに溜まる!「憾満ヶ淵」

ハイキングコースの遊歩道のすぐ隣を終始流れている川を大谷川(だいやがわ)と言います。中禅寺湖に源を発し東へ流れ、途中鬼怒川と合流します。大谷川の支流には華厳滝(けごんのたき)や白糸の滝など有名な滝が多くあります。透明感のある青さは一目見たら忘れられない美しさです。

  • 憾満ヶ淵
  • 大谷川(だいやがわ)

憾満ヶ淵は大谷川の流れの途中にある「淵」を指します。「淵」とは川の流れのなかで、速度がゆっくりになるポイントを言い、深さのあるよどみのことを呼びます。かつて洪水が起きた際に、ピンポイントでそのような深い地形が形成され、のちに「淵」となるのだとか。水量が豊かな様子がよく伝わってきます。

  • 木のカーテン

ちなみに憾満ヶ淵は、含満ヶ淵と表記することもあります。男体山(なんたいさん)から噴出した溶岩によってできた地形です。男体山とは栃木県を代表する名峰で、標高2,486メートルです。

命名したのは本記事でも何度か登場している晃海(こうかい)大僧正です。川の流れが不動明王の真言(仏の言葉)を唱えるように響くため、真言の最後の句「カンマン」を取ってこのような名前になったのだとか。ネイチャースポットでありながら、歴史や信仰も深く関わっている点も憾満ヶ淵の魅力です。

【見どころ5】飽くまで川を眺めよう!「霊庇閣(れいひかく)」

道中に建物が出てくるポイントがあります。こちらを「霊庇閣」(れいひかく)と呼びます。これは先述した慈雲寺創建の際、晃海(こうかい)大僧正が1654年に建立した護摩壇(ごまだん)です。護摩とは、火を使った儀式で護摩木などを燃しながら祈祷することを言います。

現存はしていませんが、2メートルあまりの不動明王像が対岸にあり、その石像に向かって天下泰平を祈り護摩供養を行ったのだとか。当時の建物は流出してしまったため、現在のものは昭和46年、輪王寺により復元されました。

  • 霊庇閣(れいひかく)
  • 下から見た様子

霊庇閣から眺める川はひときわ絶景で、目の前をごうごうと水が流れていきます。ぜひ足を止めて頂きたいポイントです。また、霊庇閣の近くには小さな橋がかかっており、こちらも見ごたえがあります。

  • 霊庇閣からの眺め
  • 橋を渡る

橋の左側を見ると、山奥から流れてくる豊かな水に目を奪われます。橋の右側には浅い水溜りがあり、川へと続いています。冒険心をくすぐられる景色を望むことができます。

  • (橋の左側)山奥からも川が続いている
  • (橋の右側)透明感のある水

ここまで来ると、徐々に川から離れた道になり道路へ出ますので、元来た道を戻ります。ちなみに元来た道を戻らずに、そのまま道路を進んでいくルートもありますので、お好きなルートで散策を楽しんでみて下さい。こちらで折り返すと全体で約2時間30分程度の散策となります。

霊庇閣
日光 / 遺跡・史跡
住所:栃木県日光市匠町
憾満ヶ淵
日光 / 自然・景勝地
住所:栃木県日光市匠町

次のページを読む

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※この記事は2018年10月6日の取材に基づき公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事

紅葉の絶景スポット!!関東近郊のおすすめ10選

日本の秋の風物詩といえば、赤や黄色、色彩豊かに染まる情景が美しい紅葉。日本は、落葉樹の種類が世界随一で、「世界一美しい」とまで言われています。今回は、日本の紅葉...

栃木の定番・観光スポットならココ!25選

世界遺産の「日光東照宮」や日本三名爆のひとつ「華厳の滝」、紅葉の季節には渋滞が起こる「いろは坂」、そして「東武ワールドスクウェア」や「那須どうぶつ王国」などのレ...


日光の定番・観光スポットならココ!15選

日本を代表する観光地のひとつ日光。日光山内の建造物群103棟とこれらの建造物を取り巻く景観遺産が「日光の社寺」として世界遺産に登録され、また関東屈指の紅葉の名所...

涼しい処へ行きた~い!東日本の涼感スポット15県21選

暑い夏。いえ、昨今は熱い夏になってきていますね。そんな時は、だれもが涼しい場所に行きたい!東日本各地で筆者が実際に行き、涼し~い!もしくは寒~い!と感じた場所、...


ピークを逃さない裏ワザも!絶景の紅葉を楽しむ関東近郊のドライブルート!

紅葉の時期に、どこにドライブに行けばいいかと悩んでいる人も多いでしょう。その時に、知っておくと一目置かれること間違いなし!素晴らしい紅葉が見られるドライブコース...

この記事を書いたトラベルライター

新しい世界に溶け込んで
こんにちは。ライターの菊地早秋(きくちさき)と申します。旅が大好きでこれまで訪れた場所は、国内36都道府県、海外は東南アジアを中心に12か国です。取材は必ず自らの足で趣き、目で見て感じて、耳で聞いたことを大切に、記事に盛り込むようにしています。読者の方に少しでもへえ~と思ってもらえるような、また、紹介される地域やお店の方々のパッションをできるだけ汲んだ記事をお届けしたいと思います。

【よくある執筆ネタ】
・名水/湧水/ネイチャースポット
・郷土料理/食文化/一次産業/地元で頑張る飲食店

【得意な学問領域】
・環境社会学(大学4年間とその後も模索中。自然環境と人類の共存的なおはなし。)
・栄養学(通信で資格取得。美味しいもの好き。)

【tripnote以外でのライティング】
・足立区発ローカルフリーペーパー「銭湯といえば足立」連載ライター
・instagram「#さきが届けるセンスオブワンダー」のハッシュタグのもとエッセイを更新

台南に行ったら絶対ゲットしたい!人気の帆布カバン屋さん3選

皆さんは普段カバンを使いますか?台南では、帆布カバンが人気で、お土産にも購入する人が増えています。 帆布カバンとは、使いやすさ、シンプルなデザイン、丈夫さ、そし...

タオルがいっぱい!今治タオル本店でお気に入りの一枚を見つけよう!

皆さんは今治タオルを使ったことはありますか?「今治タオル」とは、愛媛県今治市に集まっている、様々なタオル会社で作られたタオルの「総称ブランド」のこと。今治市は1...


静岡県内屈指のパワースポット!透明度が高すぎる湧水3選

霊峰富士がそびえたつ静岡県。富士山でろ過された、美しい水の恵みがつくり出す神聖な景色を至るところで見ることができます。今回はそんな静岡県内でも透明度が高く、特に...

築地市場と肩を並べる!「足立市場」ってどんな場所?

東京都内には、東京都が設置した11か所の中央卸売市場が存在します。ニュースなどでよく耳にする築地市場はその一つで、全国から様々なお魚が集まってくる、大きな市場で...


【茨城】100円でサツマイモ詰め放題!焼き芋「かいつか」本店の魅力に迫る

まるでスイートポテトのような、クリーミー感とジューシー感。こんな焼き芋があったんだ!と一口食べれば、誰もが感じる焼き芋を販売しているお店、それが「かいつか」です...

トラベルライターアワード受賞結果発表トラベルライターインタビュー Vol.2 bluemoonさん

【トラベルライターインタビューVol.2】NY記事50本超え!人気記事を多数生み出しているbluemoonさんの執筆のコツとは?