オアフ島
オアフ島観光
日本人に大人気!ハワイ観光でメインとなる島

【オアフ島】野生のイルカと一緒に泳ごう!@ 私立イルカ中学

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:18ヶ国

2019年3月22日更新

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出典:www.iruka.com

オアフ島の西海岸には、ワイキキなどの都会には見られない、とても素晴らしい自然が広がっています。そんな大自然の中で、野生のイルカやカメと一緒に泳いでみませんか?冬〜春であればクジラに出会えることも!シュノーケルなので小さなお子様連れのファミリーでも大丈夫です♪

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オアフ島で野生のイルカに出会う!【私立イルカ中学】

ハワイのオアフ島は小さい島…とは言っても東・西・南・北で気候も自然もガラっと変わります。そんなオアフ島の中でも、海がとても澄んでキレイで、大自然も人の手付かずのままの「西海岸」では、野生のイルカに出会えるんです!

最近では、「野生のイルカを見よう」というツアーはたくさんありますが、今回ご紹介するのは日本人が経営している【私立イルカ中学】。(ホームページはこちら

一緒に乗船するクルーは現地の方ばかりで英語を話しますが、日本人インストラクターが引率してくれるので、英語が喋られなくても安心です♪

ネーミングのコンセプトについては、この後ご紹介しますね。他にも【名門イルカ大学】や【ワイキキ名門カメ大学】、ハワイ島では【イルカ高等学校】や【マンタ大学】というツアーも行っています。

オアフ島の「西海岸」へ行ける!

【私立イルカ中学】に “入学” して「よかった!」と思えるのは、野生の海の生物に出会えるだけではありません。めったに行く機会のない「オアフ島の西」に行けることも良い経験!

冒頭でもご紹介しましたが、小さなオアフ島でも、東西南北で情景はかなり異なります。「南」はワイキキがメイン、ホテルが立ち並んでいる都会ですね。「東」は雨量が多いので緑が豊富、ジュラシックパークもオアフ島の東で撮影したそうです。「北」は偏西風が強く吹き付けるので波が高い!「ノース・ショアNorth Shore」というサーフィンのメッカとして有名です。

そして、【私立イルカ中学】が連れて行ってくれる「西」はというと…ナーンにも無い田舎です(笑)。と書くとひんしゅくを買うかもしれませんが、何も無いから良いんです!オアフ島ならではの大自然がそのまま残っているんです!

また、ライフラインもワイキキのように整ってはいません。「オアフ島を車で一周しよう!」と思う方もいるかもしれませんが、西と北は、実は繋がっている道路がありません。そして、そんな「西」のエリアに、ハワイの原住民の血を引く方々が多く住んでいるんだそう。

“イルカ先生” こと「ハシナガイルカ」について

【私立イルカ中学】では、先生が「イルカ」です。私たちは「生徒」、インストラクターは「学級委員長」。なぜイルカが先生なのか?ということは、あえて書かなくてもピンと来ますよね。

飼いならされたイルカではなく、野生のイルカに出会うことで、大自然に生きる生物のたくましさ、自然を大切にすること、人として忘れかけている“何か”を見つけよう、という「学び」が目的なのですね。

「イルカ」と一言でいっても、種類はいくつかありますが、【私立イルカ中学】が連れていってくれるオアフ島西海岸で遭遇できるのは【ハシナガイルカ】。口先が長いので、このような名前がついたそうです。

その長い口先を軸にして、よくスピンジャンプもするそう!でも、このジャンプの理由などは解明されていないんだとか。

では、なぜ【私立イルカ中学】【ハシナガイルカ】をメインとしたツアーを行っているのかというと、朝〜昼なら遭遇する確率が高い からです。

というのも、【ハシナガイルカ】は夜行性だから。夜になると沖に出てご飯を食べに行きますが、朝になると安全な浅瀬に戻り、お眠モード。

だからシュノーケルでもイルカを見ることができるのですね♪

ちなみに、お眠モードといっても、人間のように爆睡しているわけではありません。私たちと同じ哺乳類ですが、イルカは右脳と左脳と別々に眠ることができるので、片方の脳を眠らせながら、もう片方の脳で泳ぎ続けています。寝ている脳の方は目を瞑っているというから、面白いですネ!

ちなみに、よく水族館のショーなどでみられるのは【バンドウイルカ】。「私立イルカ中学」では「番長!」と呼んでいます。【ハシナガイルカ】は「イルカ先生」。ウミガメは「カメ教授」、クジラは「大先生」、こんなノリです(笑)。

いざツアー参加!【準備編】

上記で「イルカ先生は夜行性」ということをご紹介しました。なので、イルカ先生が寝る時間=浅瀬に来る時間を目指して、我々は出発します。すなわち、朝が早い!

まだ外が真っ暗な朝6時前に、ワイキキのホテルに集合し、西海岸の「Waianae ワイアナエ港」までバスで向かいます。スムーズに行けば、1時間くらいで到着します。

その間、学級委員長(インストラクター)は、いろんな話を聞かせてくれます。全てが、ためになる話で、特に、海の中ではどのようにすれば良いのかという話は、自分の命を守るためにも大事!救命胴衣の付け方、シュノーケルの付け方、フィンの動かし方などは、しっかり聞いておいてくださいね。

そして、生徒として参加する私たちは、もし少しでもわからないことがあったら、ちゃんと学級委員長に聞くことも大事!

筆者は5歳の息子を連れての参加で不安もいっぱいありました。スイミング教室には通っているものの、シュノーケルは初めて。それを告げると、ちゃんと「こうしましょう」と提案してくれます。

「Waianae ワイアナエ港」に到着!

真っ暗だった外が明るんでくる頃に、バスは出港する「Waianae ワイアナエ港」に到着します。

改めて外の景色を見ると、山々の風景が、ワイキキとは全然違うと感じるはず!なんというんでしょうか…とても神秘的な雰囲気です。

ワイアナエ港
オアフ島 / その他スポット
住所:Waianae地図で見る

カタマラン船でGO!

「私立イルカ中学」の生徒たち、筆者が参加した時は総勢34名。みんなで乗り込むのは【Catamaran カタマラン船】。日本語では「双胴船」と言います。2つの船体(ハル Hull)を甲板で平行に繋いだ船で、他の船と比べると、船揺れが少ないんだそう。

とは言っても、船酔いを心配する方はいますよね。でも学級委員長曰く「楽しければ酔いませんから!わたし、こう見えても乗り物は弱いの!でも楽しい時は酔いませーん。もし気持ち悪くなったら、バケツもあるから言ってね〜!あとでお魚のエサにしますから〜♪」と、とにかく明るい(笑)!

校歌斉唱「E ho mai エー・ホーマイ」

船に乗ったら、学級委員長は「まずは校歌斉唱します!」と、歌詞カードとお花を配ってくれます。

私立イルカ中学では「校歌」と表現していますが、この「E ho mai エー・ホー・マイ」という歌は、ハワイにおいては、どこか神聖な場所に行く時に歌うチャント(祈り)、何かを始めるときに歌うチャントとして、神聖な歌とされているとても有名な歌です。

私立イルカ中学でも、出航したらまずは「無事に船旅が終われますように」と祈りを込めて、海に向かって、みんなで歌います。

そして、歌い終わった最後には、花を海へ捧げます。「どうか、イルカ先生に出会えますように…」そんな祈りを込めても良いと思います。

有料ですがウェットスーツのレンタルは必須!

常夏のハワイ、どこに行っても暑いんでしょ!と、筆者も最初は、持参したラッシュガードで十分、と思っていたのですが、そんな甘くありませんでした…いくら常夏とはいっても、海に向かうのは早朝。海風は思った以上に寒いです!

バスの中で、ウェットスーツのレンタル有無を聞いてくれるので、持っていない方は着た方が良いです!ラッシュガードだけでは寒さが辛くて、楽しむ余裕がないかもしれません。。大人は$10(約1,300円)、お子様なら$5(約650円)です。

ウェットスーツに着替えたら、全員、救命胴衣をつけます。真っピンクで、これなら目立って良いですね♪ 小さいサイズもあるので、お子様連れのファミリーもご安心ください。

シュノーケルのつけ方はしっかり予習しておきましょう!

フィン、シュノーケルのレンタルはツアー代金に含まれています。ただ、フィンは21cmからしかありません。5〜6歳のお子様は足のサイズが合わないと思いますので、その際はフィン無しで泳ぐことになります。ママ、パパがサポートして一緒に泳いであげてくださいね。

そして、シュノーケルのつけ方もしっかりレクチャーしてもらいましょう!口にくわえる際は「あー(まず口の中に入れる)、いー(マウスピースを噛む)、うー(しっかり唇でシュノーケルを咥え込む)」あー、いー、うー、です。

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この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
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