岡山県津山市大谷に建つ「津山まなびの鉄道館」。昭和11年に建設されたレトロ感あふれる扇形機関車庫や、そこに展示されている13車両もの迫力ある機関車を間近で見学することができます。他にも様々な角度から鉄道について判りやすく学べる設備が整っており、鉄道に詳しい方もそうでない方も楽しめる施設です。今回は「津山まなびの鉄道館」の見どころについてご紹介します。
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津山まなびの鉄道館とは
昭和11年に建設された津山の扇形機関車庫は、平成28年4月に「津山まなびの鉄道館」としてリニューアルオープンしました。
現存している扇形機関車庫は全国で12か所しかなく、大変重要な施設です。
13両もの車両が展示されている旧津山扇形機関車庫以外にも、館内にはジオラマによる「まちなみルーム」や「あゆみルーム」、「まなびルーム」や「しくみルーム」など、数多くの見どころがあり、見て・触って・体験しながら楽しく学べます。
鉄道好きの方はもちろんのこと、鉄道について詳しくない方でも楽しめる「津山まなびの鉄道館」の見どころを6つご紹介していきます。
【1】旧津山扇形機関車庫
1936年に、津山駅に造られた旧津山扇形機関車庫。
延床面積は2,527㎡もあり、機関車収容線数は17線、現存する機関車庫としては二番目に大きい規模を誇っています。
旧津山扇形機関車庫では、13両もの車両が解説付きで展示されており、定番の蒸気機関車から珍しいディーゼル機関車の数々を楽しめます。
他にも、中央には転車台もあり、間近で見ることもでき、迫力と共に歴史が感じられます。
鉄道好きな方はもちろんのこと、そうではない方でも写真撮影をしたくなるスポットが満載のエリアです。
【2】蒸気機関車C57形68号動輪
直径1m75cm、重量3,480kgもある蒸気機関車C57形68号動輪。
蒸気機関車C57形68号動輪は、多くの旅客列車用蒸気機関車に装備され、国内では最も大きい動輪です。
展示している動輪の横には、身長計が設置されており、横に立って背比べをすることもできます。
旧津山扇形機関車庫を背景にして、来館記念のパネルと共に記念撮影ができる絶好の写真撮影スポットなので、ぜひお写真を撮っていかれて下さいね。
【3】あゆみルーム
あゆみルームでは、岡山の鉄道の歴史にスポットを当てながら、日本の鉄道の始まりから今に至るまでについて、当時の出来事と共に紹介されています。
岡山の鉄道の歴史と合わせて、日本の鉄道についても判りやすく学べます。