1970年に行われた日本万国博覧会のシンボル「太陽の塔」。その内部はしばらく非公開となっていましたが、改修工事を重ね、2018年3月19日(月)より内部公開が再スタートされました。今回は、内部見学の予約方法から内部の様子、グッズなどを紹介します。
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「太陽の塔」内部公開の予約・入館方法
「太陽の塔」の内部公開を見学するには、予約が必須です。予約は太陽の塔入館予約サイトから行ってください。1回の申込み人数は6名までで、希望する訪問日は4か月先まで選択することが可能です。また、予約手続きを行なった日から1か月間は再度の申し込みをする事が出来ないので注意してください。
エレベーター利用を希望の方は、エレベーター枠にて予約を!!
「太陽の塔」の内部は、らせん状に配置された通路を上りながら、そして階段を上りながら鑑賞していきます。車椅子の方、歩行が困難な方、小さなお子様(4歳未満)連れの方は、エレベーターを使用しての観覧が可能で、各予約枠(30分)で3組(1組9名様まで)の予約が出来ます。
当日の入館方法
見学当日は、予約後に発券されたQRコードを印刷して持参するか、QRコードを表示したスマホ画面を太陽の塔受付窓口で提示して下さい。その際、身分証明書(運転免許証、保険証、パスポートなど)も必要です。入館料は、当日、太陽の塔受付窓口での支払いとなります。尚、沢山の来場者が入館できるよう、キャンセルをする場合には遅くとも予約日の3日前までに行って下さい。
大人 700円
小中学生 300円
※別途、万博記念公園自然文化園入園料(大人 250円 小中学生 70円)が必要
いざ、太陽の塔の内部へ
受付窓口を入ると、すぐの通路に太陽の塔の形に至るまでの、ラフスケッチが展示してあります。
内部1階(地底の太陽ゾーン及び生命の樹の1階展示フロア)のみ撮影が許可されています。フラッシュ撮影、三脚を使用した撮影は、不可です。
まずは「プロローグ空間」へ
見学は「プロローグ空間」から始まります。ここからスタッフのが、色々説明してくれます。そこには、「太陽の塔」の第4の顔である「地底の太陽」が展示されています。ちなみに本物の「地底の太陽」は、現在もどこにあるのか行方不明となっているので、こちらは復元での展示となっています。
「地底の太陽」の周辺には、世界各地から集められた仮面や神像が展示されています。
メインの「生命の樹」へ
太陽の塔の第2ゾーンにある「生命の樹」では、地球上に生命が誕生してから人類へと進化していく過程が表現されています。
「生命の樹」は高さが約41mもあり、原生類から哺乳類までの183体のオブジェが、時代ごとに分かれて展示されています。赤い空間に立つ5色に彩られた「生命の樹」は、迫力があり圧巻。また、万博開催当時流れていたBGMの『生命の讃歌』が塔内に鳴り響き、気分が高鳴ります。
一番下にある「原生類時代」には、ポリプやベンモウ虫、アメーバなどが展示されています。そして、「三葉虫時代」に入り、三葉虫やクラゲ、太陽虫などの展示になります。
「爬虫類時代」に展示されている高さが12メートルもある巨大な「ブロントサウルス」は、巨大であるのも関わらず、「生命の樹」から崩れ落ちることがなかったそうです。
またほとんどのオブジェが大規模な修復をされていますが、「爬虫類時代」で確認できるゴリラだけは、万博以降半世紀もの時間の重みを感じてもらう為に修復されず、あえて当時のまま、頭部の骨部分のみが残された状態での展示となっています。
両腕内部が見える「最上階」
撮影は出来ませんが、最上階では、太陽の塔の両腕の内部も見る事ができます。むき出しの鉄骨の骨組みはまるで、SF映画に出てくるような飛行船の中の世界観!驚く事に、万博当時はこの右腕の中をエスカレーターが通り、「大屋根」の展示へとつながっていたそうです。現代よりも未来を感じる、こちらの両腕の内部も圧巻ですよ。