ポルトガル
ポルトガル観光
ユーラシア大陸最西端の国で見たい美しい町並み

ポルトガル人気観光スポット!王妃に愛された美しい村オビドス

取材・写真・文:

訪問エリア:41ヶ国

2020年2月27日更新

13,345view

お気に入り

写真:Emmy

リスボンから日帰り可能な人気観光地のオビドス。中世の城壁で囲まれた小さな村は、その美しさから「谷間の真珠」と呼ばれ、歴代のポルトガル王妃をも魅了してきました。真っ白な壁に可愛らしい花で飾られた家々が建ち並ぶ、まるで絵画のような村。迷路のような路地を散策したり、城壁の上を歩いてみたり、そこにはとっておきの時間が待っています。そんなオビドスの村散策を、たっぷりの写真と共にお伝えします。リスボンからのアクセス方法も載せていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

この記事の目次表示

オビドスとは

オビドスの歴史は紀元前300年までさかのぼります。ローマ時代に海からの敵の侵入を防ぐために築かれました。

  • 写真:Emmy

人口800人ほどの小さな村ですが、19世紀まで代々ポルトガル王妃の直轄地となり栄えました。かつて訪れたデニス王がこの村に深く魅せられ、イザベル王妃にこの村をプレゼントしたことが始まりです。別名「王妃の村」とも呼ばれ、大切に守られてきました。

城壁をくぐる

城壁で囲まれた村に入るには、まずはポルタ・ダ・ヴィラという大きな城門をくぐります。バス停からすぐの場所にあります。

  • 写真:Emmy

二重構造になっており、中に入ると18世紀のアズレージョ(装飾タイル)で彩られた美しい空間が広がります。こちらは祈祷室の役割を担っており、聖書の場面が描かれています。

ポルタ・ダ・ヴィラ
ポルトガル / 建造物
住所:Porta da Vila, Obidos, Portugal地図で見る

楽しい村歩き

  • 写真:Emmy

城門をくぐると、堅く守られた城壁からは想像も付かないカラフルな世界が広がります。石畳の道に、白い壁が眩しい、かわらしい家々が並びます。

賑やかなメイン通り

教会まで続くメインのディレイタ通りには、小さなお土産屋やお菓子屋、レストランが立ち並び、いつでも観光客で賑わいます。

  • 写真:Emmy

通りにはジンジャーニャというサクランボを付け込んだ果実酒が売られています。チョコレートのカップに入って1€程度(約120円)。アルコール度が18~20%とちょっと高めですが、良ければオビドス名物を味わってみて下さい。

  • 写真:Emmy

上を見上げると看板も素敵です。

  • 写真:Emmy

かわいい家々

とにかく女子にはたまらない、胸ときめくかわいい家がたくさんあります。

  • 写真:Emmy

どの家も窓際にお花が飾られています。

  • 写真:Emmy
  • 写真:Emmy

絵になる路地

賑やかな通りもいいですが、やっぱり大好き路地散策。メイン通りから気になる路地に足を踏み入れてみましょう。一気に人気がなくなります。

  • 写真:Emmy

どこを歩いても絵になります。誰もいない路地を一人歩くのは、贅沢で特別な時間です。

  • 写真:Emmy
  • 写真:Emmy
  • 写真:Emmy
  • 写真:Emmy
  • 写真:Emmy

迷子になっても大丈夫。小さな村は、人がいる方へ進めばすぐにメイン通りに出ることができます。

城壁を歩く

スリル満点の城壁

  • 写真:Emmy

実は、城壁の上を歩けるんです。村の何か所かに城壁に登れる階段があります。城壁はもちろん手すりもなく、かなり狭い場所もあり、ちょっと怖くてでも楽しい。貴重な経験です。

  • 写真:Emmy
  • 写真:Emmy

城壁から村を見下ろす

歩くのに一生懸命になってしまいますが、景色を楽しむのも忘れないで下さい。ふと横に顔を向けると美しい村が一望できます。白い壁とオレンジ色の屋根が眩しいです。

  • 写真:Emmy

中世の時代から変わらない、今もなお輝き続けるオビドス。城壁に囲まれた村を上から眺めていると、「谷間の真珠」「中世の箱庭」と呼ばれてきた意味がわかる気がします。

  • 写真:Emmy

城壁はなだらかな登り坂になっている部分もあったり、意外と距離もあり一周歩くのはちょっと大変。でも全ての部分を歩いてみると、様々な角度から村の眺めを楽しむことができます。

  • 写真:Emmy

長閑な風景

城壁の隙間から見える外の景色もまた素晴らしいです。

  • 写真:Emmy

長閑な田園風景が広がり、雄大な景色に感動します。柔らかな風が吹き、優しい気持ちに包まれました。

  • 写真:Emmy

次のページを読む

ポルトガルの旅行予約はこちら


ポルトガルのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

ポルトガルのホテルを探す

ポルトガルの航空券を探す

ポルトガルの現地アクティビティを探す

ポルトガルのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


【ヨーロッパ】世界遺産の美しい街並み10選!

ヨーロッパの旧市街は、中世の美しい街並みを保持しているところが多く、世界遺産に登録されている地区も多数あります。今回は、美しいヨーロッパの世界遺産の街を厳選して...


【2024】ヨーロッパの人気のお城・宮殿TOP33!旅行好きが行っているお城&宮殿ランキング

バッキンガム宮殿やノイシュバンシュタイン城などをはじめとするヨーロッパの城・宮殿を、トリップノートの9万2千人を超える旅行好きトラベラー会員(2024年1月現在...

【海外】女子ひとり旅におすすめ旅行先6か国と過ごし方!迷ったらココ!第一弾

女子一人でも安心・満喫できるおすすめの国(都市)をご紹介!気になる治安面を考慮し、街の可愛さはもちろんのこと、周りやすさや物価の安さ、食事のおいしさなどを総合し...

【保存版】ポルトガルのお土産・厳選10選!

ポルトガルはヨーロッパの西端に位置し、地中海性気候の穏やかな気候で過ごしやすく、食もおいしく古い街並みが美しい国です。カステラやカルタ、天ぷらなどポルトガルと日...

【ポルトガル】女子旅にぴったり!ポルト観光おすすめ1日コース〜あの『魔女の宅急便』のモデルになった街〜

リスボンに次ぐ第二の都市ポルト。実はここポルトも『魔女の宅急便』のモデルとなったと言われているんです。それも納得、ドロウ川沿いの丘に立ち並ぶカラフルな家々は映画...

この記事を書いたトラベルライター

✿ かわいいと不思議と古いものが好き ✿
~トラベルライターアワード受賞歴~
2018年間 “審査員特別賞”
2019上半期 “国内記事部門・フォトジェニック賞”
2019年間 “海外記事部門・アクセストップ賞”
2020年間 “海外記事部門・フォトジェニック賞”
2021年間 “国内記事部門・フォトジェニック賞”をいただきました

旅が人生のモチベーション。年々好奇心だけが向上していく30代。

一人旅の魅力を知ってから、国内外問わずフリーの一人旅に出ています。念入りな下調べ、計画は欠かせない慎重派。宿を決めない自由旅は憧れ。

メジャーな場所より、あまり人が行かないスポットに惹かれます。

可愛い街並みはもちろんのこと、
摩訶不思議な光景、大自然、秘境、
古い建築物、遺跡、お城やお寺 etc…

訪れた国は現在41ヶ国、国内は44都道府県。
海外も好きだけど日本も好き。

主に一人旅やフリーの旅人を意識して、詳しく正確な記事を心掛けています。

※2020年12月にトリップノートさんよりインタビューを受けました。興味がある方はサイト内の「トラベルライターインタビューVol.3」をご覧ください。

【イギリス】『ハリー・ポッター』ロケ地巡り!ファン必見のロンドン近郊完全版!

本場イギリスの『ハリー・ポッター』のロケ地。フォトジェニックなファン必見の名所を、ロンドン、そしてロンドンからアクセス可能なオックスフォード、コッツウォルズから...


【イギリス】コッツウォルズおすすめの可愛い村完全ガイド!8つの村の見所とアクセス方法!

路線バスと列車で巡る「コッツウォルズ」周遊の旅!定番のバイブリーやボートン・オン・ザ・ウォーター、『ハリー・ポッター』ロケ地のレイコックなど、8つの村を訪れるモ...


【京都】絶品抹茶スイーツ5選!話題のとろける抹茶ティラミスも!

抹茶好き必見!インスタ映え「抹茶館」の抹茶ティラミスや絶品抹茶チーズケーキ、祇園の町家カフェのスイーツなど、抹茶好きの筆者がおすすめする、京都で味わえる5つの絶...

ロンドン土産はこれで決まり!老舗スーパーM&S(マークス&スペンサー)の可愛いオリジナル商品♡

ロンドン旅行者必見のおすすめお土産!イギリスを代表する老舗スーパーM&S(マークス&スペンサー)のオリジナル商品は、おしゃれで品質も良くロンドンっ子や女性観光客...

【海外】女子ひとり旅におすすめ旅行先6か国と過ごし方!迷ったらココ!第一弾

女子一人でも安心・満喫できるおすすめの国(都市)をご紹介!気になる治安面を考慮し、街の可愛さはもちろんのこと、周りやすさや物価の安さ、食事のおいしさなどを総合し...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります