入国するためには、ビザが必要な国の1つであるロシア。まだまだ行きにくいイメージがありますが、今回ご紹介するモスクワへは東京からは直行便が出ていますし、素敵な建築、美術館、博物館、そしておいしいロシア料理が楽しめる、といいことづくしです。今回はモスクワでおオススメの観光名所や、行くべき場所を10個、厳選してお伝えします。
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「赤の広場」周辺の観光名所
まずは「赤の広場」へ向かいましょう。ロシア激動の歴史の舞台であるこの「赤の広場」。
「革命で血が流れたから『赤』の広場?」「社会主義のシンボルカラーが赤だから『赤』の広場?」と思うかもしれませんが、現代ロシア語の「赤」という言葉は、古代スラブ語では「美しい」という意味があり、もともとは「美しい広場」という意味だったとか。
ポクロフスキー聖堂やクレムリン、レーニン廟、グム百貨店という、モスクワで必見の観光スポットがあります。
[1]なにはなくとも、モスクワのシンボル「ポクロフスキー聖堂」でカラフルな教会を鑑賞
別名、ワシリー寺院。カラフルなタマネギを載せたような独特な外観の大聖堂を目にすると「ロシアに来た!」と感動することでしょう。
晴れている日中のポクロフスキー聖堂は、そのカラフルさが日に照らされ、より鮮やかさを増しますが、夜のライトアップされた姿も暗い中に鮮やかさが浮き上がり、幻想的です。
また雨上がりも、聖堂前の水溜りに反射された聖堂の姿が映り、こちらもまたとても趣のある景色が広がります。
このポクロフスキー聖堂は外観がクローズアップされがちですが、実は内部も素晴らしく、美しいフレスコ画やイコノスタスと言われる壁(「イコン」という教会史上の出来事を画いたもので覆われた壁)を見ることができます。
昔、実際使われていた聖堂の瓦などの遺構も展示されています。時間をたっぷりかけて見学しましょう。
- 聖ワシリイ大聖堂
- ロシア / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Red Square 2 , Moscow地図で見る
- Web:https://www.travelallrussia.com/st-basil-moscow
[2]「レーニン廟」で、かつての神格化されていたレーニンの存在の大きさを知る
レーニン廟には、エンバーミングという特殊な処理を施されたレーニンの遺体が安置されています。
今にも目を覚まして起きそうなレーニンのご遺体を見ると、ロシアの人々にかつて神格化されていたレーニンの存在の大きさを感じ、また、エンバーミング技術の凄さを感じることもできます。
廟という施設の特性上、警備が厳しく、セキュリティーチェックもあります。また、廟の中でのおしゃべりや写真撮影、立ち止まることは固く禁止されています。
見学時間は限られており、かなりの人が並ぶので朝一番、公開開始時間の30分前には並んでいた方がいいでしょう。また、大きな荷物は持ち込み不可です。預けるところもないので、レーニン廟を訪れる時はスーツケースなどの大型荷物は持ってこないようにしましょう。
[3]「グム百貨店」でロシア流百貨店を体験する
グム百貨店は、レーニンの命令によって開設された国立百貨店。吹き抜けになったアーケードには、有名外資系ブランドがズラリと並んでいます。
ロシアのお土産が買えるお店もいくつか入っています。
3階のフードコートには各種料理のお店がありますが、ロシア料理のカフェテリアは自分で好きなものを取ってレジに持っていくセルフサービス式。言葉に不安がある場合は、このフードコートが重宝することでしょう。もちろん、味も言うことなしです。
- グム百貨店
- ロシア / ショッピングモール・デパート
- 住所:Red Ploschad 3 , Moscow地図で見る
- Web:https://gumrussia.com/
- 赤の広場
- ロシア / 観光名所
- 住所:Red Square, Moscow地図で見る
- Web:http://www.moscow.info/red-square
[4]「クレムリン」でロシアの政治、宗教、文化を感じる
クレムリンは赤の広場に隣接する、城壁に囲まれた「ロシアのすべての中枢」。大統領府や大統領官邸などの政府関係の建物、聖堂、博物館など見所が満載です。世界中からの観光客が沢山訪れるところなので、チケットはあらかじめホームページで買っておきましょう。
クレムリン内のほとんどの聖堂や教会には詳しいイラストマップが置かれているので、それを片手に見学するのがいいでしょう。(残念ながら日本語マップはありませんが、英語マップがあります。)
ブラゴヴェシチェンスキー聖堂
イワン大帝に命じられて建てられた聖堂。ロシア的な色合いが強く、教会内部のフレスコ画がとても美しく有名です。
- ブラゴヴェシチェンスキー聖堂
- ロシア / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Cathedral of the Annunciation,Kremlin, Sobornaya Ploshad, 109012 Moscow地図で見る
アルハンゲルスキー聖堂
- 出典:www.flickr.comCathedral of the Archangel Michael by Jorge Láscar
イワン大帝が命じて建てられた聖堂ですが、設計をイタリア人が担当したため、ルネッサンス様式も感じることができます。歴代のモスクワ公や皇帝の墓所となっていて、内部には48の棺があります。入ってすぐのイコノスタスが圧巻。
- アルハンゲルスキー聖堂
- ロシア / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Cathedral of the Archangel,Kremlin, Sobornaya Ploshad, 109012 Moscow地図で見る
- Web:http://www.moscow.info/kremlin/churches/cathedral-...
ウスペンスキー大聖堂
入り口のフレスコ画が素晴らしい!内部のイコン・フレスコ画が壁中そして天井にまで描かれています。
- ウスペンスキー大聖堂
- ロシア / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Uspenskiy sobor,Kremlin, Sobornaya Ploshad, 109012 Moscow地図で見る
武器庫
- 出典:commons.wikimedia.orgMoscow, the Kremlin. The Armory by Presidential Press and Information Office
かつては武器庫として使われた建物ですが、今は博物館になっており、美術品や王冠、衣装などが飾られています。ロシアの歴史のダイナミックさ、素晴らしさを感じることができる展示内容です。
チケットはこちらのウェブサイトでも買えます。チケットを受付で買うと長い行列に並ばなくてはいけないので、ウェブであらかじめ買っておくことをオススメします。
- 武器庫
- ロシア / 博物館・美術館
- 住所:Kremlin, Sobornaya Ploshad, 109012 Moscow地図で見る
- Web:https://www.kreml.ru/en-Us/visit-to-kremlin/what-t...
鐘の皇帝
世界最大の巨大な鐘ですが、鋳造中に何者かがミスして水をかけてしまったため、鐘の一部分が欠けてしまい、今まで一度も鳴らされた時の音を誰も聞いたことが無いというかわいそうな鐘。欠けてしまった部分だけでも、10トン以上あるのだとか。
- 鐘の皇帝
- ロシア / 建造物
- 住所:Tsar Bell,remlin, Sobornaya Ploshad, 109012 Moscow地図で見る
- Web:https://www.kreml.ru/en-Us/visit-to-kremlin/what-t...
(共通入場券ではウスペンスキー大聖堂、ブラゴヴェシチェンスキー聖堂、アルハンゲルスキー聖堂、パトリアーシェ宮殿、リザパラジェーニヤ教会を見学できます。)
※チケットはこちらのウェブサイトでも購入可能。
- クレムリン
- ロシア / 観光名所 / 建造物
- 住所:Kremlin, Moscow地図で見る
- Web:http://www.kreml.ru/en-Us/museums-moscow-kremlin/