毎年10月末~11月頭にかけて行われる熱気球の競技会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」。2016年は、2年に一度世界各国で開催されるFAI(国際航空連盟)の公認世界選手権だったこともあり、過去最多の33ヶ国地域から186機が出場しました。たくさんのカラフルなバルーンがいっせいに秋空に飛び立つ様子は圧巻です。今回は、そんな佐賀のバルーンフェスタの魅力についてご紹介します。
この記事の目次表示
フェスタ期間中だけ現れる「JRバルーンさが駅」
毎年延べ約100万人が訪れる嘉瀬川の河川敷には、バルーンフェスタ開催期間中だけ臨時で駅が設置されます。JR九州・長崎本線の鍋島駅と久保田駅の中間にできるバルーンさが駅です。
また、鳥栖駅〜バルーンさが駅〜肥前山口駅間には、臨時列車「バルーンフェスタ号」も運行します。この時期にしか見られない貴重な光景をシャッターに収めようと、鉄道ファンも多く訪れます。
熱気球(バルーン)の大会って?
熱気球(バルーン)と聞くと、観光用や遊園地のアトラクションのイメージがあるかと思いますが、このイベントの場合はれっきとした競技会なので、ただフワフワと浮かんでいるだけではなく、さまざまな方式で点数を競い合います。
基本的には、どれだけ目的地に近づけるかを競うスカイスポーツです。特に世界大会ともなると世界中からたくさんの参加者が集合しますので、佐賀周辺もにわかに国際色豊かになります。
いっせいに飛び立つ様子が見たければ、時間と場所に注意
競技中だからといって、常時飛んでいるバルーンが見られる訳ではありません。プログラムは大きく分けて、メイン会場の嘉瀬川河川敷から飛び立ったバルーンが決められた目的地に向かって飛んで行く競技と、離れた場所から嘉瀬川河川敷へ戻って来る競技の2つのパターンがあります。
バルーンがいっせいに飛び立つ様子が見られるのは、これらの競技開始の時だけです。それ以外の時間帯は、メイン会場に係留されている状態か、ぽつぽつ空に漂っているかです。
たくさんのバルーンを一度に見たかったら、時間と場所は事前に調べておくことをオススメします。また、当日の天候によってスケジュールが変更になることもありますので、注意が必要です。
嘉瀬川河川敷のメイン会場には美味しいものもたくさん集まる
- 写真:hithit
- 出典:www.sibf.jp撮影:佐賀バルーンフェスタ公式ネットチーム ○泉祐一郎氏○
フェスタ期間中は、会場周辺でさまざまなイベントが開催されるほか、お茶や海苔、牛肉や海産物など、地元のグルメや特産品のブースを集めたバルーンモール「うまかもん市場」がオープンします。通常よりもお得なセール商品や限定商品がたくさん出品されるので、それを楽しみにしている人も多いです。
- バルーンモール「うまかもん市場」
- 佐賀 / 市場・朝市
- 住所:佐賀市嘉瀬町 嘉瀬川河川敷地図で見る
- Web:http://www.sibf.jp/exhibition/