関市

【岐阜】1年中楽しめる!秋には子持ち鮎も食べられる鮎料理専門店「鮎や」

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:39都道府県

2021年12月1日更新

5,258view

お気に入り

写真:まき

岐阜県の県魚でもある鮎。長良川の鵜飼が有名で、夏になると鮎釣りや鮎漁も盛んに行われており、美味しくいただくことができます♪今回はそんな鮎を色々な食べ方で堪能できる「鮎や」をご紹介!特に「子持ち鮎」にスポットを当てますよ。

この記事の目次表示

鮎料理専門店「鮎や」の魅力

  • 写真:まきお店の外観

「鮎や」は岐阜県関市の山あいで24年、鮎料理を専門として営まれているお店です。すぐ横には板取川が流れています。

  • 写真:まき

川床もありますので、透明度の高い清流を目にして涼し気な雰囲気を満喫し、せせらぎに耳を傾け、料理に舌鼓・・・と、鮎を五感で楽しむことができます。

  • 写真:まき川床席

特筆すべきは、なんと秋に「子持ち鮎」が食べられるということ!例年でしたら9月中旬以降からですが、遅ければ10月になることもあるのだとか。「子持ち鮎」目当てに行かれる際には、ご確認を!

  • 写真:まきお腹には子がいっぱい!

また春には、春だけしか味わえない「お刺身(活き造り)/1,000円」と「稚鮎の天ぷら/680円」がメニューに加わります。そして夏は、脂の乗った鮎が味わえます。夏のイメージの強い鮎ですが、こちらのお店は冬も営業しており、冬期限定の「上定食(甘露煮・唐揚げ・雑炊)/1,500円」「特上定食(甘露煮・唐揚げ・フライ・雑炊)/2,000円」がメニューに加わります。

1年中味わえる鮎!あなたはどの季節の鮎を味わってみたいですか?

子持ち鮎って、どんな鮎?

  • 写真:まき

落ち鮎シーズンの秋から雌の鮎は子持ちしちゃものようにお腹に卵を持ちます。この鮎のことを「子持ち鮎」と言います。

スーパーに出回ることはあまりなく、鮎料理専門店でも刺身にしにくい、料理が難しいなどの理由で敬遠しているお店もあるそう。ですが食べてみると非常に美味しいので、「鮎や」では子持ち鮎をメインにしたコースを始めてみたところ常連さんがとても気に入り、秋の定番メニューになったそうです。

子持ち鮎の塩焼き付き日替わり定食(1,760円)

  • 写真:まき

日替わり定食の内容は、店内に張り出してあります。筆者が訪れた日は、以下のようなメニューとなっていました。

大根の煮物

  • 写真:まき

丁寧に面取りされた大根がちょうど良い味付けで、トッピングされているきゃらぶきの甘辛い味がアクセントになってます。

他の小鉢も、食材の味を生かして美味しく調理されています。

鮎の甘露煮(小)

  • 写真:まき

2日がかりで煮てあるそうなのでとても柔らかく、頭から骨まで残さず全部食べることができます。毎年お土産ナンバーワンの品だそうですが、食べればその理由がわかりますよ。

鮎雑炊

  • 写真:まき

しっかり鮎から出汁をとってあり、塩焼きのお焦げがまた美味。これぞ本物の鮎雑炊!と思わせる味で、心まで温まります。

子持ち鮎の塩焼き

  • 写真:まき
  • 写真:まき

板取川の水で生かしておいた活きの良い鮎を、注文してから串打ちして香ばしく焼き上げられるそう。思わず美しい姿に見とれてしまいます。皮はパリパリで、身はホロっとほどけてやわらかい。苦みもないので川魚が苦手な人は概念が覆るかも。

各テーブルには、鮎の美味しい食べ方が置いてあります。まるかじりの方法と骨抜きをして食べる方法の2種類が載っているので、ご覧になりながら挑戦してみてはいかがでしょう。

ちなみに子持ち鮎の塩焼きが付いていない「日替わり定食」のお値段は、980円になります。

「鮎や」のメニュー詳細

予約せずに楽しめるメニュー

通年

  • あじさいコース(2,950円)
  • 上あじさいコース(3,550円)
  • 日替わり定食(980円)

子持ち鮎の季節(秋限定:要確認)

  • もみじコース(3,250円)
  • 上もみじコース(3,950円)
  • 子持ち鮎の塩焼き付き日替わり定食(1,760円)※上記紹介※:大根の煮物、鮎の甘露煮(小)、鮎雑炊と子持ち鮎の塩焼き
  • 日替わり定食(980円):大根の煮物、鮎の甘露煮(小)、鮎雑炊

要予約のコース

以下の要予約のコース料理を予約した方は、川床席でお食事ができます。

  • Aコース(3,200円/子持ち鮎:3,700円):子持ち鮎塩焼き、子持ち鮎魚田、子持ち鮎甘露煮、鮎の酢の物、鮎の雑炊
  • Bコース(3,200円/子持ち鮎:3,600円):子持ち鮎塩焼き、子持ち鮎魚田、子持ち鮎甘露煮、鮎の酢の物、鮎の雑炊、鮎の唐揚げ
  • Cコース(3,800円/子持ち鮎:4,300円):子持ち鮎塩焼き2尾、子持ち鮎魚田、子持ち鮎甘露煮、鮎の酢の物、鮎の雑炊、鮎の唐揚げ

ドリンクメニュー

  • 冷酒:800円
  • ビール:600円
  • ノンアルコールビール:450円
  • ジュース(オレンジ・コーラ):250円
  • ウーロン茶:250円

オススメのお土産

お土産に人気なのが「鮎の甘露煮」。保存料などは不使用。冷蔵庫で2~3日、日持ちするそうです。

  • 子持ち鮎甘露煮(小):4尾2,000円
  • 鮎の甘露煮(レギュラー):1尾680円
  • 子持ち鮎甘露煮(大)1尾:880円

お店の場所や雰囲気など

道路を走っていると車中から大きな看板が見えますので、坂を下って駐車場へ向かいます。予約した方は「予約専用」の駐車スペースがあります。切り返しが必要なカーブがあるのですが、帰りに途中で止まるとタイヤが空回りすることがあるそうですのでご注意ください。

  • 写真:まき
  • 写真:まき

店内は初めにご紹介した川床席と、テーブル席があり、どこかホッとする雰囲気で時間がゆっくりと過ぎていく感じがします。

  • 写真:まき店内のテーブル席
  • 写真:まき店内出入口付近

コース料理をご予約なさっていたら川床席に案内されます。他にお料理もご予約のお客さんが優先されるシステムのようです。店内には地元のテレビ局などに放送された内容などの張り紙もしてありますよ。

車で5分で行けるオススメ観光地!「モネの池」

見つけられたら恋愛運がアップするとSNSで噂が広がった「ハートの鯉」がいる「モネの池」!ぜひ合わせて見つけに行ってみて下さいね。

モネの池・根道神社
関市 / 自然・景勝地 / 観光名所 / インスタ映え / パワースポット
住所:岐阜県関市板取448 根道神社地図で見る
電話:0581-57-2111(関市観光協会板取川支部)

おわりに

いかがでしたか?鮎好きのかたは、春・夏・秋と毎年3回お店に行き、それぞれの季節の鮎を心ゆくまで堪能されるそうですよ。鮎の新しい魅力を発見できそうですね!

鮎料理も景色もお店の雰囲気も、「日本っていいな♪」と思わせてもらえるお店です。

鮎料理専門店「鮎や」
関市 / 魚介・海鮮料理 / ランチ
住所:岐阜県 関市洞戸阿部1522-3地図で見る
電話:0581-58-2099
Web:https://r.goope.jp/ayuya-gifu

関市の旅行予約はこちら


この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

この記事を書いたトラベルライター

☆嬉しい!☆美味しい!☆幸せ!☆
おでかけと旅行が好き&美味しいものが好き&楽しいことも好き!
そんな私が主人と出会って、ますますそれらがエスカレートしちゃいました(笑)
25年以上、食に関する仕事をしていますので一番の得意分野はズバリ「グルメ」♪
皆さまに沢山の美味しいお店や素敵なスポットをご紹介できるといいな、と思います。
そして実際に足を運んでいただけたら、こんなに嬉しいことはありません♡
http://maki1118.blog.so-net.ne.jp/

【宝塚北サービスエリア】グルメ&見所、お土産13選!

宝塚北サービスエリアは、トイレ休憩だけを目的にするのは勿体ない!西日本最大級の店舗棟面積や駐車台数があると言われるだけあり、グルメやお土産なども充実しています。...


【明石】地元民がオススメする魚の棚商店街の歩き方徹底ガイド!

明石市民は「魚の棚商店街」のことを「うおんたな」という愛称で呼んでいます。明石在住40年以上の筆者が、明石ならではのお店が目白押しの「うおんたな」の魅力をたっぷ...


【滋賀県】「う嵐 (旧店名:う晴)」の絶品うなぎ料理!徹底解説

鰻は土用の丑の日に食べることが多いですが、天然の鰻は冬眠に備えて栄養を蓄え、安定して脂の乗っている冬もオススメ!季節を感じながらいただく国産鰻の繊細さに魅せられ...

兵庫県在住の神戸大好きライターがオススメする、日本の豚まん発祥の地【神戸】の豚まんベスト5!

豚まんは、1915年に中国から神戸へ伝わり、やがて全国へと広がった食べ物の1つなのをご存知でしょうか?神戸っ子には、それぞれにお気に入りのお店があります!ウスタ...

【滋賀】近江八幡を代表する有名店「ラコリーナ近江八幡」と「カネ吉山本」で買えるお土産10選

老舗菓子店「たねや」グループのフラッグシップショップ「ラコリーナ近江八幡」と、近江牛を販売する「カネ吉山本」は、近江八幡を代表する有名店です。これらのお店で買え...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります