世界遺産に登録されており、パワースポットとしても人気が高い下鴨神社は、沢山の参拝客で賑わいます。特に年始には様々な式典祭事が行われ、平安時代の京都のような雅な世界を楽しめる「蹴鞠はじめ」などが有名です。
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下鴨神社とは
京都市左京区にある世界遺産に登録されている神社。下鴨神社は通称で、正式名称は「賀茂御祖神(かもみおやじんじゃ)」と言います。ご祭神は、西本殿に賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、東本殿に玉依媛命(たまよりひめのみこと)です。
境内には、縁結びの御霊験あらたかな相生社(あいおいのやしろ)や、鏡絵馬で有名な河合神社などの人気のパワースポットがあります。また広大な糺(ただす)の森、静かに流れる瀬見の小川や泉川、夏には足漬けの神事が行われる御手洗池(みたらしいけ)を有している自然豊かな神社です。
初詣に下鴨神社を参拝する際のオススメルート
バス停留所は「糺の森」で降りよう
最寄りのバス停留所は市バス4番または205番の「糺の森」か「下鴨神社前」ですが、年始の混雑している時間帯は西側の参道からの入り口が出口専用になり、楼門から糺の森方向に参拝者の列が伸びていたので、「糺の森」で降りるのがオススメです。
参拝の後に糺の森の中を歩いて、神聖な空気を吸い込んで歩くのも気持ちが良いです。
大迫力の干支の大絵馬を見る
青々とした緑に映える朱塗りの楼門をくぐると目の前にある舞殿(まいどの)には、その年の干支を描いた大絵馬が飾られています。下鴨神社の大絵馬は毎年迫力があるので、是非間近でご覧になっていただきたいです。
2018年は、舞殿を取り囲むように干支の一句も飾られていましたので、自分の干支を探してみるのも楽しいです。
本殿と一緒に生まれ年の干支の言社をお参り
本殿の周りには7つの言社(ことしゃ)と呼ばれるネ年からイ年までの干支の神様のお社があります。本殿にお参りした後は、自分の生まれ年の干支の守護神の社もお参りしましょう。
丹塗りの矢伝説の残る下鴨神社の守護矢を購入
下鴨神社には、「丹塗り(にぬり)矢伝説」と呼ばれる伝承が残されています。毎年その年の干支の絵馬がついた守護矢が並ぶので、手に入れたいです。
焚き火や出店で暖を取る
お参りで体が冷えてしまったら、参道で焚かれたかがり火や、南口鳥居の前の大きな焚火で小休憩して体をあたためることができます。
また、様々な出店が並ぶので体の中からあたたまることも。厄払いの甘酒や、京都・嵐山上流の蔵 丹山酒造の新酒などを楽しむことができますよ。なお焚火やお酒を楽しめるのは、年明けから数日間のみとなっています。
蹴鞠はじめで平安時代へタイムスリップ
下鴨神社では、元旦には歳旦祭、1月4日は蹴鞠はじめ、1月5日は年賀祭、1月9日には初大国と祭典行事が多く行われます。
1月4日に行われる蹴鞠はじめでは、平安時代からの宮中の儀式として伝承されてきた「蹴鞠」が奉納されるのを観覧することができます。
蹴鞠はじめでは、雅な衣装を身にまとった鞠足と呼ばれる方々が、作法に則って鞠庭で円を作り、「アリ」「ヤア」「オウ」などの掛け声とともに鞠を蹴ってつないでいきます。鞠を蹴る姿勢にも優雅さが求められる蹴鞠をゆっくり鑑賞していると、まるで平安時代にタイムスリップした気分を味わうことができます。
最後に
年始は、下鴨神社で雅な気分にひたってみるのはいかがでしょうか?
- 下鴨神社
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- 住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59地図で見る
- 電話:075-781-0010
- Web:http://www.shimogamo-jinja.or.jp/