インド洋に浮かぶスリランカ。アーユルヴェーダやカレーでも有名なこの国に住む人々は、どんな朝ごはんを食べているのでしょうか?ホテルとはちょっと違った、地元の人と一緒に食べる朝ごはんを3食選んでご紹介します!
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スリランカの朝ごはん
スリランカの食堂は、朝7時ごろにはもうお客さんで賑わっています。朝から外食する人やパンを買って行く学生もいます。席に着くと、店員さんが注文を聞きに来てくれますが、店頭で料理しているものは席に座る前に指差しで「これが食べたい!」と注文してもいいですね!
1.カレー
島国らしく、魚のカレーが朝から食堂に用意されているところもあります。
スリランカには敬虔な仏教徒、ヒンドゥー教徒が多く、ベジタリアンの人も多くいます。そのため、お肉の入っていないカレーもよく食べられています。こちらは卵のカレーでした。
食事をしていると、無料でカレーをサービスしてくれる食堂もあります。スリランカ料理はココナッツをよく使いますが、こちらもココナッツ味のカレーです。
そうめんでカレーを食べる
スリランカでは北インドのようにナーンやチャパティを食べるわけではなく、お米でもなく、そうめんのようなストリングホッパーと呼ばれる食べ物でカレーを食べます。
この麺をカレーにつけながら食べるもよし、カレーをかけて食べるもよし!です。写真に見られるストリングホッパーの横に添えられているものは、スリランカのがんもどき・ワデーという食べ物(後述します)です。
2.エッグホッパー
米粉で作られたおわんの形をしたクレープの真ん中に卵を落とした食べ物。これはエッグホッパーと呼ばれ、このままシンプルにいただくこともあれば、カレーをつけながら食べることもあります。
クレープのままふりかけをかける
卵を落としていない米粉のクレープは外側はカリッと、真ん中はもっちりした食感を味わえます。
スリランカのふりかけ・サンボルをトッピングする食べ方もあります。サンボルとはココナツを使ったふりかけなのですが、このサンボルはなんと!鰹節味でした。
3.ロティー・ワデー
こちらはロティーという食べ物で、具材を乗せた生地を筒状や三角にたたみ、焼いたり揚げたりしています。朝、学生さんはこれを買ってから学校に向かっている姿を見かけました。通学途中に食べることもできる朝ごはんです!
丸く、がんもどきのように見える食べ物はワデーと呼ばれます。日本のようにお豆腐ではなく、豆を潰したものにスパイスや具材を入れて揚げたものですが、親近感が湧く食べ物です。
チャイも忘れずに!
スリランカといえば紅茶の名産地です。インドのチャイとは違って、スパイスがほとんど入っていない優しい味がスリランカチャイの特徴です。朝ごはんの後はゆっくりとチャイを飲んで、スリランカでの一日の始まりを迎える、そんな旅はいかがでしょうか!