台北郊外のレトロな観光スポットである「三峡(サンシア)」と陶器の街「鶯歌(イングー)」は、距離が近いため一度に観光するのがおすすめです。例えば午前中からお昼にかけてはノスタルジックな雰囲気の「三峡老街(サンシアラオジエ)」を散策し、午後は陶磁器のお店がずらりと並ぶ「鶯歌陶瓷老街(イングータオツーラオジエ)」でショッピングを楽しむ、というプランはいかがでしょうか。
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台北郊外のレトロな観光スポット「三峡」
都会・台北にはないノスタルジックな雰囲気を味わうことのできる「三峡」は、台北郊外の観光スポットとして人気です。九份(キュウフン)や淡水(タンスイ)といった台湾北部の人気観光スポットは一通り制覇した、という方には特におすすめのエリアです。
両側に美しい赤レンガ風の建物が続く「三峡老街」は散策やショッピング、食べ歩きにぴったりです。建物にはお土産屋や雑貨屋、食堂やスイーツ屋など様々なお店が並んでいます。
名物は牛の角のような形をしたクロワッサン「金牛角」
三峡の名物といえば、牛の角のような形をしたクロワッサン「金牛角」です。そのため三峡老街では「金牛角」のお店をいくつも見かけます。店の前にはこのような牛のモニュメントが飾られているお店もあり、一緒に写真を撮りたくなってしまいます。
名物クロワッサン「金牛角」の特徴は、硬い食感であるということです。日本で食べているサクッとやわらかいクロワッサンを想像しながら一口いただくと、その硬さにびっくりしてしまうかもしれません。でもこの硬さがパンでもありお菓子でもあるような、クセになるおいしさなんです。
「金牛角」にはいろいろなフレーバーがあり、何味を食べようか迷ってしまうかも。チョコレートやコーヒー、黒糖やあずきなど、店頭には様々なフレーバーの「金牛角」がずらりと並びます。お気に入りの味をチョイスして、食べ歩きを楽しみましょう。
ランチにぴったりなお店「月里嬤的店」
三峡老街の奥へと歩きすすめていくと、台湾独特のあの臭いに気づかれるかもしれません。店頭で「麻辣臭豆腐」が煮込まれているこのお店「月里嬤的店」は、麻辣臭豆腐に加えて米粉湯(ミーフェンタン)や腿庫飯(トゥイクーファン)、豬腳飯(ジュージャオファン)といったメニューが提供されています。
こちらは「腿庫飯」と「麻辣臭豆腐」です。やわらかく煮込まれた豚肉や野菜がたっぷりのった腿庫飯は80元(日本円で約294円)で、昼はガッツリ肉を食べたいという方にぴったり。
麻辣臭豆腐は55元(日本円で約202円)で、豆腐がたっぷりと入っておりボリューム満点!煮込んだ臭豆腐はちょっと苦手だという方でも、辛さが良いアクセントになっており食べやすいでしょう。
※レートは2017年6月現在
陶器の街「鶯歌」
お腹が満たされたら、陶器の街「鶯歌」へと向かいましょう。鶯歌へは三峡老街から5分ほど歩いた「三峽國小」というバス停から、路線バス702番か5005番で10分ほどの距離です。
鶯歌を訪れる多くの方が「鶯歌陶瓷老街」での散策を楽しまれますが、この老街は高級なものから手頃なものまで様々な種類の陶磁器を販売しているお店が軒を連ねます。
たくさんの陶器がずらりと並ぶ様子は、陶器好きにはたまらないことでしょう。普段使いの陶器から中国茶を淹れるのにぴったりな茶器までたくさん揃っているので、目的に応じてお店をめぐってみてくださいね。
「鶯歌陶瓷老街」ではいろいろなところが陶器仕様。「あ、こんなところにも陶器が!」と発見しながらの街歩きも楽しいですよ。
帰りは鶯歌駅から台湾鉄道に乗れば30分ほどで台北へ到着します。思ったよりも近い、と感じられるのではないでしょうか。鶯歌駅内にも陶磁器が飾られており、陶器の街の雰囲気を最後まで感じることができます。
おわりに
それぞれの魅力が詰まった三峡老街と鶯歌老街を1日で巡ることができれば、きっと充実感を感じることでしょう。台北からも近いので、ぜひフリーの1日にこの2つの老街観光を含めてみてくださいね。