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【アユタヤ】バンコクからシャトルで行こう!お手軽半日観光モデルプラン

取材・写真・文:

アメリカ在住
訪問エリア:24ヶ国

2018年2月26日更新

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写真:KatieM

バンコクから車で僅か90分の距離にある「アユタヤ」は、1350年から400年以上の繁栄を続けたアユタヤ王朝の遺跡が色濃く残る世界遺産の街です。バンコクからは80kmほどしか離れていない為、日帰り観光にちょうど良く、事前にツアーを予約しなくても北バスターミナル駅からシャトルバスを利用すると気軽に訪れることができますよ。今回は私が実際に体験した半日モデルプランをタイムライン形式でご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!

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バンコク→アユタヤまでの行程

8:20am ホテルを出発

  • 写真:KatieM

朝食を食べてスクンビット地区にあるホテル*を出発。スクンビット地区からはスカイトレインとなるBTS線に乗って「モーチット駅」で下車か、地下鉄MRTに乗って「チャトチャック・パーク駅」で下車のどちらかを選べます。

主要駅にあるため市内からのアクセスは便利です。また、スクンビットからの移動時間と運賃はほぼ同じとなります。【BTS運賃:44バーツ(約149.50円)】

ちなみに今回バンコクで泊まったブティックホテルに興味がある方は、こちらの記事をご覧ください。*
【バンコク】とにかく可愛い♡「Tints of Blue」ホテルの魅力をご紹介!

9:00am モーチット駅に到着

モーチット駅に着いたら、アユタヤ行きのシャトルが運行している北ターミナル駅(モーチットマイ)まで、バイクタクシーなどに乗車して移動しましょう。【バイクタクシー代:100バーツ(約340円)】

地下鉄とスカイトレインが走る駅から「モーチット・マイ」バスターミナルまでは、チャトチャック公園を挟んで約2kmの距離になります。

私たちは公園を横切って反対方向からバイクタクシーを利用しましたが、降りてすぐの駅からでも乗車ができます。ここからバスターミナルまでのタクシー代は200バーツ(約679円)が相場のようです。

9:20am 「モーチット・マイ」北バスターミナル駅に到着

バイクタクシーに乗ってバスターミナル駅に着いたら、アユタヤ行きのチケットを購入しましょう。この駅ではさまざまなバスのチケットが販売されていますが、シャトルは外側にあるチケット売り場で無く、駅の中にあるチケット売り場で販売されています。駅内に入って、15番売り場に並びましょう。ローカルの利用が多い駅ですが、ここの売り場だけ外国人観光客が多いためすぐに分かりやすいですよ。

  • 写真:KatieM

シャトルのチケットはひとり片道60バーツ(約204円)です。シャトルはタイによくあるミニバンスタイルで、基本的に30分間隔で運行しています。チケットを買ったら係員に「ここ付近で待っていてください」と指示されるので待合ロビーで待機します。

モーチット・マイ 北バスターミナル駅
タイ / 駅・空港・ターミナル
住所:10900, Khwaeng Chatuchak, Khet Chatuchak, Krung Thep Maha Nakhon 10900, Thailand地図で見る

9:50am バンコクを出発

アユタヤ行きのチケット売り場が分かりにくいため、私たちは探すのと並んでチケットを買うまでに10分ほど掛かりましたが、駅に着いたらすぐに駅の建物内に入ることで簡単に売り場を見つけることができますよ。シャトルに乗り込んだら、後はアユタヤまでゆっくりと音楽を聞いたり外の景色を楽しみましょう。

アユタヤに到着!

11:20am アユタヤに到着

いくつかの停留所でローカルの乗客を降ろしつつ、約90分でアユタヤに到着します。ここで気を付けたいのが、シャトルを降りる場所とバンコク行きのシャトルに乗る場所が微妙に違う、ということです。

降りる前に運転手から「バンコク行きはここから乗って下さい」を場所を掲示されるので、その場所を覚えておきましょう。また、バスを降りた時点にアユタヤの無料マップを貰える場所があるので、そこで地図を入手すると便利ですよ。

下車する場所はNaresuan Roadとファミリーマートがある通りの角になります。シャトルを降りてそのまま右に曲がると、ベッド&ブレックファーストやレンタル自転車店が並ぶ通りがあります。私たちはまずそこで目に入った「Latte Bear Coffee」というカフェで昼食を取りました。

11:35am 「Latte Bear Coffee」でランチ休憩

エスプレッソ系のコーヒーを出す本格的なカフェにはタイ料理のメニューもあり、ここで地図を見ながらランチ休憩がおすすめです。このカフェにはキッチンがなく、オーダーをすると隣のレストランから料理を運んでくる、というなんだかゆるーいスタイルでしたが、意外と美味しかったです。英語のメニューもありますよ。

  • 写真:KatieM

ちなみに選んだワンタンスープは90バーツ(約305円)、パッションフルーツスムージーは60バーツ(約204円)でした。

ラテベアーコーヒーカフェ
タイ / カフェ・喫茶店
住所:Hua Ro, Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000, Thailand地図で見る
電話:92 936 7189

市内観光を楽しもう!

12:10pm レンタル自転車で市内観光開始

そのまま同じ通りのレンタル自転車屋さんで自転車をレンタルしたら、いよいよ市内観光の始まりです。アユタヤの町はコンパクトなので、自転車で効率よく見て回ることができますし、トゥクトゥクを数時間チャーターする方法もありますよ。今回は1日レンタル料金がひとり40バーツ(約135.8円)のレンタル自転車に挑戦してみることに。

12:25pm ワット・プラ・マハタート

  • 写真:KatieM

まずはアユタヤ観光の目玉であるワット・プラ・マハタートに向かいます。自転車で大通りとなるPa Maphraoを西に2ブロック走って左折するとすぐに見えてきます。駐輪場に自転車を停めたら、入場料を支払ってチケットを入手しましょう。こちらの目玉は何と言っても菩提樹に埋もれる仏像の頭です。入場したらすぐ右側に菩提樹がありますよ。

  • 写真:KatieM

ここは14世紀を代表する需要な仏教寺院だったのですが、信仰の中心であったこともあり他と比べてもより無残に破壊されています。破壊のあとが痛々しい遺跡となりますが、先端が丸みを帯びた「クメール様式」の仏塔がところどころに残っています。

  • 写真:KatieM

菩提樹に埋もれる仏像の頭は、仏像が破壊され頭が落下した場所に菩提樹が根を張ったことからこのような神秘的な風景になりました。アユタヤでも人気の観光スポットです。

  • 写真:KatieM

【入場料:50バーツ(約170円)】

ワット・プラ・マハタート
アユタヤ / 社寺・教会
住所:Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya地図で見る

12:50pm ワット・プラ・シー・サンペット

  • 写真:KatieM

ワット・プラ・マハタートのすぐ隣にあるのがこちら。自転車での移動も簡単です。入場券を購入するブースの真ん前まで自転車で入って行けるので便利ですよ。ここは、先端が鋭く尖った「スリランカ様式」の3基の仏塔が並んだ遺跡が有名な場所となります。

  • 写真:KatieM

仏塔には階段があり、上まで上がって記念撮影を撮ることもできます。ワット・プラ・マハタートとほぼ変わらない場所にあるのに、クメール様式とスリランカ様式となるふたつの異なる仏塔の違いも楽しめますね。

【入場料:50バーツ(約170円)】

ワット・プラ・シー・サンペット
アユタヤ / 社寺・教会
住所:Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya地図で見る
電話:+66 35 242 284
Web:http://www.ayutthaya.go.th/eng_travel.htm

1:30pm ワット・ロカヤ・スター

お次はアユタヤの中心地を横切って全長28mもある涅槃仏に。ワット・プラ・シー・サンペットからは、道路に自転車専用レーンがあるのでこれを使うと簡単です。また、エレファントライドのルートとなる通りも通るので観光地らしい気分も味わえます。

  • 写真:KatieM

市内は乾燥してとにかく暑いので、こまめに水分補給を忘れないようにしましょう。木陰で休憩を取りつつ、遺跡を周ります。

  • 写真:KatieM

【入場料:寄付】

ワット・ロカヤ・スター
アユタヤ / 社寺・教会
住所:Pratuchai Phra Nakhon Si Ayutthaya Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya地図で見る

遺跡巡りを堪能したらレンタル自転車を返却しましょう。他にもスコータイ様式となる仏塔がある「ワット・ラチャブラナ」などもおすすめですよ。

アユタヤ→バンコクまでの行程

2:30pm バンコク行きのシャトルに乗車

レンタル自転車を返却後、シャトルを降りた通りを1ブロック南に歩くとバンコク行きのシャトルバスが留まっています。ここでは事前にチケットを買う必要は無く、シャトルの定員がいっぱいになった時点で係員が車内でお金を回収し、出発する仕組みです。

出発時間が予め決まっている訳ではないので、係員の指示に従ってシャトルに乗り込み出発を待ちます。

4:00pm バンコクに到着

バンコク市内に入ると、最終地点となる北ターミナル駅の前に地下鉄とスカイトレインがある駅に寄ってもらえます。ここで下車すると、バスターミナルから地下鉄までの移動時間とタクシー代をセーブできるので大変便利です!特に事前にアナウンスも無くいきなり停まるので、バンコク近くになったら降りる準備をしておきましょう。

4:40pm ホテルに到着

モーチット駅では同じ構内にスカイトレインと地下鉄の両方に乗車が可能ですが、始発となるスカイトレインを使うと混まずに座ることができるので楽ですよ。5時前にホテルに戻ることでバンコク市内でディナーやショーなど夜のアクティビティも楽しめますね。

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この記事を書いたトラベルライター

旅好きウェブライター
大学留学をきっかけに渡米してはや20+年。州立大学を卒業後ニューヨークで就職。長年に渡るニューヨーク生活を経て現在はサンフランシスコ市内に在住。とにかく旅行が大好き!旅先では主に、カフェ・絶景スポット・世界遺産巡りを楽しんでいます☆
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