「トン・トライロング(三色旗)」とも言われるタイの国旗の図柄や意味、タイの首都について、またタイの面積や人口と今後の人口予想、そしてスポーツの試合などでたびたび歌われる国歌の成り立ちまで、タイの国の基礎知識をくわしく解説します。
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タイ国旗とその意味
タイの国旗は「トン・トライロング(三色旗)」とも呼ばれ、赤、白、青の3色が用いられています。この3色はそれぞれ意味があり、赤は「国家・国民」、白は「宗教・仏教」、青は「国王・王室」を表しています。中央の青(国王)の幅は他の4本の2倍の幅があり、国王を中心とする国民の忠誠心と、小乗仏教への尊崇する心を象徴しています。
タイの首都はバンコク
タイの首都は南部に位置するバンコクです。しかし正式名称はとても長く、下記のようになります。
タイの人たちはもちろんこの長い名前で呼んでいるわけではなく、最初の言葉をとって「クルンテープ」と呼んでいます。ちなみに「クルンテープ」は「天使の都」を意味します。
バンコクの面積は1,568 km²。日本で一番小さな香川県(1,877 km²)よりも小さいです。そして2017年推定で人口は875.1万人です。
バンコクは急成長しつづけており、ワットポーなどの歴史ある寺院や、道路沿いに屋台が立ち並ぶ一方で、セントラルワールド・プラザ」や「サイアムパラゴン」「エムクオーティエ」などたくさんのショッピングモールが乱立。毎年のようにリニューアルで生まれ変わったり、新たなショッピングモールが誕生しています。
タイの面積は513,120km²
タイの面積は513,120km²です。日本の面積が377,915km²なので、日本の1.4倍ほどの大きさです。
タイの人口は6,942万人
2018年時点の人口は6,942万人です。年々増加してはいますが、2030年頃から人口減少が予想されています。
タイの国歌は「タイ国歌」
タイの国歌の曲名は「タイ国歌」です。作詞はルワン・サーラーヌプラパン、作曲はプラ・チェン・ドゥリヤーン。1932年の立憲革命により、絶対王政から立憲君主政へ移行したことを契機につくられました。
タイでは毎日2回、朝8時と夜の6時に、公共施設や広場、テレビ、ラジオなどで国歌が流れ、その間国民は直立不動が求められます。
ちなみに国歌とは別に国王賛歌があり、こちらは映画上映前などに流れます。国歌同様に、国王賛歌が流れる場合も直立不動が求められています。