タイ
タイ観光
多彩な魅力をもつタイには世界中から多くの旅行者が訪れる

【完全ガイド】タイ旅行の必須アプリGrabの使い方

取材・写真・文:

千葉在住
訪問エリア:35ヶ国

2019年9月13日更新

7,460view

お気に入り

旅行の際、最も気になる問題の一つが"移動手段"。どこに何で向かうのがベストなのか、旅行者にとってはなかなかすぐに理解し難いものです。タイのバンコクでは電車や地下鉄を始め、バスやタクシー、トゥクトゥク、ロットゥなどの交通手段がありますが、近年移動手段として定着をしているのが、配車アプリであるGrab。実はこれタイ旅行では欠かせない必須アプリなんです。今回はそんなGrabの使い方をご紹介していきます。

この記事の目次表示

Grabの基本情報

Grabとは?

Grabとは、タイで利用できる配車アプリ。欧米などで有名なUber(ウーバー)やLyft(リフト)と似ているアプリですが、特に東南アジアでサービス展開し利用されているアプリです。ちなみにタイではUberやLyftはサービス展開をしていないため、使用できる配車アプリはGrabのみとなります。

このアプリを使うことでタクシーやハイヤーを呼ぶことができ、また行き先の指定やあらかじめ登録をしたクレジットカードでのキャッシュレス決済ができることから、旅行者の間でも便利と人気を呼んでいるアプリです。

  • iOS用のGrabアプリダウンロードはこちら
  • Android用のGrabアプリダウンロードはこちら

Grabを使う利点

主に筆者が考えるGrabを使う利点は以下です。

  • 行き先を伝えなくても良いので言語の壁が無い
  • 支払いはクレジットカードでキャッシュレス
  • 現金払いにも対応!
  • アプリに表示された金額のみを支払う明瞭会計
  • チップなどの支払いも不要
  • ドライバーはGrab社の審査を通った人のみなので安心

タイでは様々な交通手段があり、特に首都のバンコクは交通網が発達しているため、旅行者が移動で困ることは少ないと言われています。ただし今でもメーターを使ってくれないボッタクリタクシーや、英語表記のないバスなどが存在しているのも事実です。

そんな時に便利なのがGrab。行き先はあらかじめ設定しておくため改めて伝える必要がなく、また支払いもあらかじめ登録をしたクレジットカードから、アプリに表示された金額が引き落とされるシステム。もちろんチップの支払いも必要ないため、金額交渉で揉めることもありません。

ちなみにGrabはUberなどとは異なり、現金での支払いにも対応しています。こちらは通常のタクシーと同様に降車時に現金で指定金額を支払う仕組みですが、タイではお釣りの現金を揃えていないドライバーもよく見かけるため、クレジットカードの登録をお勧めします(ちなみにドライバーにお釣りがない場合は、乗客がコンビニなどでお金を崩したうえでドライバーへお金を支払うのが一般的です)。

またドライバーの質もある程度担保されており、全てのドライバーがGrab社の審査を通過した人物となっています。何か違反をするとすぐにアプリから通報ができることもあり、みなさん規定を守った紳士的な対応をされる方が多いイメージです。

まずは登録をしよう

Grabの登録には以下の2点が必要です。

【1】登録・ログインのための情報

こちらのアプリへ登録をするために、以下のいずれかの情報が必要です。

  • Facebookアカウント
  • Googleアカウント
  • SMSを受信できる電話番号

電話番号の場合は現地で入手したSIMカードからでも登録ができますが、日本で使用している携帯電話の番号で登録をする方が無難。日本の電話番号を入力する際には、国番号+81を選択し、頭の0を抜いて入力をしましょう(例:080-○△○△-xxxxなら、+81-80-○△○△-xxxxと入力)。

また、登録した電話番号にSMS(ショートメッセージ)が送られてき、そこに記載されている認証番号を入力して登録を進める必要があります。なので、日本で使用している携帯電話番号での登録でOKですが、SMSで送付される認証番号を受信できる環境にあることが条件となります。

タイで現地のSIMカード購入して利用する際には、日本の番号に送られてきたSMSを確認することができないかと思いますので、タイに着いてからGrabアプリをダウンロード・登録する場合には、その時にSMSを受信できる番号で登録しましょう。また状況に合わせて、旅行前にGrabアプリのダウンロードと登録を日本の番号で済ませておくのもおすすめです。

【2】料金支払いのためのクレジットカード

  • 写真:sosuke

先ほども述べたようにGrabは現金の支払いができるため、必ず必要になる訳ではありません。しかしながら、降車時に支払いをする手間がなく、また慣れない外国の通貨で支払いをする必要もないため、クレジットカードの登録をお勧めします。

ちなみにクレジットカードは本人認証システムのついたクレジットカードが必要となるため、認証システムのパスワードを事前に確認しておきましょう。また、カードを登録するにはGrabがサービスを展開しているエリア(国)にいる必要があります。日本での事前登録はできないのでご注意ください。

次のページを読む

タイの旅行予約はこちら


タイのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

タイのホテルを探す

タイの航空券を探す

タイの現地アクティビティを探す

タイのWi-Fiレンタルを探す

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


バンコクから2時間!日帰り旅行OKなカンチャナブリで外せない3つのこと

カンチャナブリという街をご存知でしょうか? タイ・バンコクから西へ車で2~3時間の、中規模の街です。タイで最も美しいと評判の滝や、第二次世界大戦中に旧日本軍がタ...


プーケットの天気・気温・服装・旅行のベストシーズン!

プーケット旅行の前に知っておきたい、この先の天気予報と月ごとの平均気温や降水量、気候の特徴、旅行の服装を徹底解説!いつ旅行するかお悩みの方向けに、プーケット旅行...

タイのコンセント・プラグ・電圧を解説!変圧器は必要?

タイ旅行の前に知っておきたい、コンセント・プラグ・電圧について日本との違いを徹底解説!変圧器がどんな時に必要か、また持っていくと便利なおすすめ電源グッズもご紹介...

タイの天気・気温・服装・旅行のベストシーズン!

タイ旅行の前に知っておきたい、この先の天気予報と月ごとの平均気温や降水量、気候の特徴、旅行の服装を徹底解説!いつ旅行するかお悩みの方向けに、タイ旅行のベストシー...

チェンマイの天気・気温・服装・旅行のベストシーズン!

チェンマイ旅行の前に知っておきたい、この先の天気予報と月ごとの平均気温や降水量、気候の特徴、旅行の服装を徹底解説!いつ旅行するかお悩みの方向けに、チェンマイ旅行...

この記事を書いたトラベルライター

タイ好きアラサートラベラー
兵庫県生まれ/ニューヨーク・千葉育ち/タイおじさん
都内でマーケのお仕事をしながら、年に4~5回海外旅行、時々出張をし、現在30カ国以上を制覇。
バックパッカースタイルも、ラグジュアリー旅行もどちらも好き。
タイが過ぎすぎて10年で30回以上訪泰。タイ語はお勉強中。

旅の醍醐味は食べること、歩くこと、人と会うこと。
世界中に"お気に入りの場所"と"会いに行ける友人"を持つことがよろこび。
夢は198カ国、全世界制覇!
普通のガイドブックでは得られない情報を皆さんとシェアできればと思います。

スカイライナーは予約可?乗り方は?成田空港へ楽に安く行けるスカイライナーを解説!

日本の玄関口として名高い成田空港。そんな成田空港へは複数のアクセス方法がありますが、その中でもメジャーな手段がスカイライナー。なんと日暮里~空港第2ビル駅までを...


まるで映画の中の世界!?香港一のインスタ映えスポットをご紹介!

人気の旅先の一つである香港。中国に属していながらも行政区が異なり、独特の文化が育まれ、世界から多くの観光客を集めている観光都市です。そんな香港の国土面積は札幌市...


【決定版】お土産にも最適!現地人も太鼓判のタイのソープ&シャンプーブランド3選!!

タイの土産といえば、皆さん何を想像しますか?ドライマンゴーやタイパンツなどタイならではのお土産はたくさんありますが、実はソープやシャンプーを買って帰られる方も多...

【地図付き】完全ガイド!パレスチナ・ベツレヘムで本物のバンクシーアートを見る

近年世界で最も注目されてるアーティストと言っても過言ではない「バンクシー」。日本でも2020年3月15日からバンクシー展の開催が予定されており、その注目度は留ま...

現役アパレルマンの筆者が教える、ロンドンで必訪な古着屋3選!

世界でも有数のファッション都市として知られているロンドン。東京やニューヨークなどと並んで流行の発信地としても名高い場所ですが、実はロンドンは他のファッション先進...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります