鳥取砂丘に観光で訪れた多くの方が登られる、正面入口の階段から馬の背までを往復する「馬の背コース」。サラサラの熱い砂や馬の背頂上からの絶景など様々な見どころがありますが、実はこのコースは広大な鳥取砂丘のほんの一部でしかありません。広い鳥取砂丘は入った入口が異なるだけでも全然違う景色を楽しめ、ちょっと別のコースを歩いてみるだけで新たな発見がたくさんあります!今回は、そんな鳥取砂丘の魅力をより満喫できる「鳥取砂丘横断」と言われるベストコースをご紹介します!
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「鳥取砂丘横断」とは?
今回ご紹介する「鳥取砂丘横断」とは、国指定天然記念物である鳥取砂丘内を東から西へと横断していくコースです。
ネットなどではよく「鳥取砂丘横断」という文字を目にするのですが、その詳細コースは不明なことが多いです。
というのも、146.2haにも及ぶ広大な鳥取砂丘内は目印になるようなものがほぼなく、道などもないため、各々の大体の感覚で横断していくため、コースを明記するのは難しいからかと思われます。
そんな「鳥取砂丘横断」のコースですが、ザックリとしたコースの道順はあります。何を目印にコースをとっていけばいいか、これから詳しくご紹介していきます!
ますは「鳥取砂丘ビジターセンター」へ!
鳥取砂丘に関することでなにか知りたい!と思ったら、まずは「鳥取砂丘ビジターセンター」を訪れてみましょう!
鳥取砂丘正面入口のすぐ横にある入館無料の施設で、開館時間内でしたらいつでも利用することができます。
館内には、鳥取砂丘内の詳細マップや見どころマップなどがあるほか、受付には鳥取砂丘の専門家が常にいらっしゃり、質問に答えてくれます。
鳥取砂丘横断のコースについて直接聞くこともできるので、マップだけでは不安と思われる方は出発前にこちらで詳しく聞いてみて下さいね!
- 山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター
- 鳥取 / 観光案内所・ビジターセンター / 雨の日観光
- 住所:鳥取県鳥取市福部町湯山2164-971地図で見る
- 電話:0857-22-0021
- Web:https://www.sakyu-vc.com/
鳥取砂丘横断のコース紹介
今回ご紹介するコースは、「鳥取砂丘横断」といわれるコースのなかでも特に見どころが豊富でウォーカーにも人気のコースです。
東から西へと、端から端を横断するコースであれば「鳥取砂丘横断」となるのですが、今回は鳥取砂丘ビジターセンターで教えて頂いたベストコースをご紹介します!
コース詳細は下記の通りです。
(※片道約2km、歩行時間はだいたい1時間くらいです)
砂丘内にはこれといった目印はありませんが、もし自身の居場所が判らなくなったり、どの方角に進めばいいか悩んだ際には、少し高いところに登ってみると周囲の景色が見えるのですぐに把握できるかと思います。
また、砂丘内には100m間隔で杭が立てられており、杭の上には番地と共に砂丘全体のマップが書かれていて、いま自分がどのあたりにいるのかを把握することができます。
どのコースが正解ということはなく、自分の好きな方向を選んで東から西へと横断してもらえれば問題ありませんが、あらかじめ見たいポイントなどが決まっている方は杭を参考にしてみて下さいね!
では、さっそく鳥取砂丘横断へと出かけましょう!
鳥取砂丘横断の見どころ紹介
①スタート地点
今回のコースのスタート地点は、観光で訪れた方がよく利用されるメインの正面入口ではなく、鳥取砂丘ビジターセンターが建つ駐車場内の隅にある入口から入っていきます。
少し判りづらい場所ですが、ジオコムスステーションの前を通り過ぎて駐車場を進んでいくと、隅にコンクリートの建物があります。
そのすぐ前が入口です。
ここから砂丘へと入り、まずは馬の背を目指して歩いていきましょう!
- ジオコムス鳥取砂丘ステーション
- 鳥取 / レンタカー
- 住所:鳥取県鳥取市福部町湯山砂丘2164-661 (鳥取砂丘パークサービスセンター内)地図で見る
- 電話:080-5612-7549
- Web:https://chizu-sekiyu.com/geocoms/
②第1風紋ポイント
スタート地点から馬の背までの道のりの途中に、1つめの風紋ポイントがあります。
風紋は乾いた砂に毎秒5~10mの風が吹くと見られる砂丘独特の風景で、その美しさはまさに風が作りだす芸術です。
観光客で人気の正面から馬の背を登っていくコースでは、人通りが多いため砂が乱れてなかなか見ることができませんが、このポイントでは高い確率で風紋を見ることができるのでチェックしてみて下さいね!
③馬の背
風紋ポイントを過ぎたら馬の背へと登っていきましょう!
頂上は正面から登ったときと同じ頂上に出ますが、横から登ってみるとまた違った角度で馬の背を見ることができ、新鮮です。
尾根伝いに登っていくと、目の前には誰もいなく、しばし静かな時を楽しめます。
標高約46mの馬の背頂上に到着したら、見晴らしのいい景色が広がります。
砂丘と日本海のコントラストや、美しい浜辺を楽しみながらそのまま尾根伝いを歩いていきましょう。