鶴岡市がある山形県庄内地方は、実は食の宝庫。美味しいフレンチレストランもたくさんあるんです。今回はそのうちの1店、「パリサンク」をご紹介します。
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なぜ鶴岡にフレンチの名店?
鶴岡市のある山形県庄内地方は、食材が豊富なことで有名。海があるので魚介類が豊富です。また四季がはっきりしており、1年のうちで大きな寒暖差があるため、美味しい農作物も多く採れます。
古くは北前船の往来により各地から多様な食文化がもたらされたことや、郷土料理も豊富ということから、近年では鶴岡は「食」を前面に出して町おこしをしています。産業にスポットを当てた新しい認定制度であるユネスコの「創造都市ネットワーク 食文化部門」に日本で初めて認められたのも、この鶴岡市です。
「パリサンク」は鶴岡市中心街にある 気さくなフレンチレストラン
今回ご紹介するパリサンクは、鶴岡駅から徒歩8分のところにある、約30席ほどの比較的小さなフレンチレストランです。1998年5月にオープン。
オーナーシェフの伊野瀬幸夫さんは、東京自由が丘のフレンチレストランや酒田市の有名店「ル・ポットフー」などで修行をしたのち、独立。開店当初から庄内浜で水揚げされる魚貝類をメインにした料理を提供してきました。
店内はとても落ち着いた雰囲気、だけれども気取りすぎず、肩の力を抜いておいしいものをいただくことができます。
ランチはとってもお得
今回はランチにお邪魔し、2,300円のコースランチをお願いしました。コースランチは、前菜・スープ・メイン・パンまたはライス・デザート・コーヒーが含まれる、ちょっとリッチなコースです。
前菜
前菜は日によって変わるようですが、この日は一つのお皿の上に、キッシュ・えびのエスカベッシュ・鴨のロースト バルサミコソース添え・そしてヒラメの「洋風刺身」が乗った盛り合わせでした。おいしいものを少しずつ食べたい、という女子にはぴったりの一皿。
特にオススメはヒラメの「洋風刺身」。庄内浜で揚がった旬の魚を使ったもので、この洋風刺身はオープン当時から変わらないメニューだそうです。
スープ
スープはクリームコーンスープ・かぼちゃスープ・海老と白ガニのクリームスープから1種類選べます。今回は海老と白ガニのクリームスープをオーダー。
運ばれてきた瞬間に海老とカニの香ばしいかおりが鼻を楽しませます。口の中に入れると、濃厚な味!この1杯のスープで、かなりの満足感が得られます。
パンもとてもおいしい!
スープが来る前に運ばれてきたこのパン。表面はパリパリで中はしっとりもっちり。パンだけを食べ進めそうになるくらいおいしいですよ。
メイン
メインは魚料理・山形牛の赤ワイン煮・庄内豚のトマト風煮込み・ビーフストロガノフ・ギュロース肉のステーキ(コース料金に300円プラス)から1品選びます。今回は山形牛の赤ワイン煮をオーダー。
運ばれてきた瞬間、つやつやとした山形牛そして野菜のソテーの彩りの美しさにびっくりです。山形牛の方にナイフとフォークを入れると…いや、ナイフとフォークは必要ないくらいの柔らかさ!
口に入れるととろけていきます。一口一口存分にあじわいつつも、あっという間にペロリと完食。山形牛そのものもおいしいのはもちろんのこと、心を込められて作られた一品だからこその味わいなのでしょう。
デザート
デザートもまた女子好みの一皿!一つのお皿にデザートが4品も乗っています。この日は、木イチゴのシャーベット、抹茶のテリーヌ、マンゴーのムース、紅茶のシフォンケーキ。
木イチゴのシャーベットは、とてもさっぱりしたお味。抹茶のテリーヌは反対にとても濃厚。マンゴーのムースは軽やかなトロピカルな味。紅茶のシフォンケーキはご丁寧にシフォンケーキの間にクリームまで挟まれていました。
ランチは計4種類のコースがあります
パリサンクのランチタイムは上記でご紹介したコースランチの他に、3種類のランチが選べます。
- セットランチ(1,650円):スープ・メイン・パンまたはライス・デザート・コーヒー
- ステーキランチ(2,200円):スープ・牛ロース肉のステーキ・パンまたはライス・デザート・コーヒー
- 米沢牛のコース(4,200円):前菜の盛り合わせ・海老と白ガニのクリームスープ・米沢牛のヒレステーキ・パンまたはライス・デザート・コーヒー
ディナーもコースが豊富
ディナーも2,500円からコースがあります。用途に応じてオーダーできるのが嬉しいですね。
最後に
鶴岡市のフレンチレストラン「パリサンク」をご紹介しました。人気のあるお店なので、ランチでも予約した方が良さそうです。旅行やお出かけの時に地元のものを使った、ちょっとおしゃれなものを食べたい時はぜひ、「パリサンク」を訪れてみてくださいね。