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【マウントバーノン】アメリカ初代大統領ワシントンの邸宅

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:18ヶ国

2019年1月11日更新

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写真:まき子

1ドル札にも描かれているアメリカ初代大統領「ジョージ・ワシントン」は、政治家・軍人として有名ですが、実は農業が大好きなおじさんだったんです。そんな彼の邸宅がバージニア州の田舎にあり、今では多くの観光客が訪れる名所に。ワシントンD.C.からもアクセスが良いので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

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アメリカ初代大統領【ジョージ・ワシントン George Washington】ってどんな人?

今のご時世でも、アメリカの大統領は何かと世間を騒がせますが、そんなアメリカの初代大統領が【ジョージ・ワシントン George Washington】

  • 写真:まき子

アメリカの首都「ワシントンD.C.」の名前の由来になった人でもあり、1ドル札にも描かれている、アメリカでは知らない人はいない歴史的にとても大きな役割を果たした「偉人」です。

日本でもそうですが、「偉人」として後世に渡って語り継がれる方は、何か1つだけ秀でているのではなく、様々な才能があり、その実績を残していますよね。ジョージ・ワシントン も、そんな人だったのだと思います。

大統領になる前までが激動の人生!

今は70歳でもピンピン元気な方はたくさんいますし、トランプさんも71歳で大統領になりました。でもワシントンが生きていた18世紀はもっと寿命は短かったと思います。

なのに、その時代にワシントンが初代大統領になったのは 57歳。しかも「初代」という重責!そんな信頼を集めたのは、大統領になるまでに多くの実績があったからです。その最たるのが「アメリカ独立戦争」だったのではないでしょうか。

早く引退したかったけど・・・

アメリカが独立するまで軍人&政治家として皆んなを導き、疲れたワシントンは「戦争が終わったら引退して自宅で静かに暮らしたい」と言っていましたが、そうはいかず。

ワシントンの実績の影響はとても大きく、周囲の後押しにより大統領選挙に出ることになり、なんと 選挙人投票率100% で初代大統領に選出されたとか。

しかも、「アメリカ大統領の1任期は4年」というのは当初から今まで変わりませんが、ワシントンが しょっぱなから2期、すなわち8年も大統領を務めることになり、それが今でも2期がMAXという慣例になっているようです。

このような経歴を見ると「軍人」「政治家」というイメージが強いのですが、他にも様々な顔を持っています。測量の技術があり、自分の邸宅の農業(プランテーション)を営み、妻マーサを愛し、マーサと一緒にプランテーションを営む人たち(当時は黒人奴隷)も大切にし…そして遺言により奴隷は解放したとか。

そんなワシントンの邸宅が【マウントバーノン Mount Vernon】です。

  • 写真:まき子

表の顔では激動の時代を生きていたワシントン。ですが、きっとこの自宅で癒されていたんだろうなぁ…と思えるような、のんびりとした自然豊かな邸宅です。

当時の雰囲気が楽しめる【マウントバーノン Mount Vernon】

  • 写真:まき子

今では【マウントバーノン Mount Vernon】は、ジョージ・ワシントンが生きていた時代の象徴的なプランテーション、そして貴重な遺産として保護されており、一般公開もされています。

  • 写真:まき子

まずはチケットを売っている建物「Ford Orientation Center」へ行きましょう。マップや、いろんな情報を得ることができます。ちなみに、WEBから購入 すると割引サービスもありますヨ。

  • 写真:まき子
  • 写真:まき子

入場料は年齢によって異なり、様々なツアーに参加するかしないかでも金額が変わります。筆者は一番ベーシックな 「Admission」を購入。大人(12〜61歳)で $20 = 約2,600円 ですが、中はとにかく広い!いろんな楽しみ方ができます。

Adimissonチケットで見学できるのは、主に4つ。

  • 1.邸宅内
  • 2.ポトマック川を見渡せる庭
  • 3.ワシントンと妻マーサのお墓
  • 4.プランテーションが行われていた場所

こう書くと、とても時間がかかるのかな?と思われるかもしれませんが、十分に堪能しても半日で楽しめると思います。

1.【邸宅内】の見学は必見!

  • 写真:まき子

【マウントバーノン Mount Vernon】に来たら、まずは邸宅内の見学に行きましょう!

  • 写真:まき子

20人ほどが1組みになり、ツアーガイドが付いて案内してくれるので、繁忙期は入場まで少し並ぶかもしれません。

  • 写真:まき子

案内は英語のみですが、ガイドさんにお願いすれば日本語の解説パンフレットも貰えますので、気軽に聞いてみてくださいネ。

ちなみにガイドさんは「先生」みたいな方ばかりです。キリ!っとしていて、統率も素晴らしい。ダラダラして統率が乱れると、スパ!っと注意されるのでお気をつけください(笑)。

邸宅内の写真撮影は禁止

残念ながら写真は撮れないので言葉のみでの紹介になりますが、現在では14の部屋が公開されています。大広間、中央ホール、様々な様式の客室、ダイニングルーム、ワシントンが息を引き取った寝室、書斎、キッチン…などなど、とても見応えがあります。

2.【ポトマック川】を見渡せるのどかな庭

  • 写真:まき子

邸宅内の見学の最後は、邸宅の真裏にあるベランダ。

  • 写真:まき子

ここから外は自由に散策できますし、写真もOK。このベランダからの景色がまたステキなのです。椅子も用意されていて、まった〜り景色を眺めて過ごせます。

  • 写真:まき子

景色の先にあるのは ポトマック川 。庭から見渡せるこ光景を、ワシントンは生涯愛したとか。

芝生から川に沿って続く道を進むと ポトマック川 の川岸まで行くことができます。

  • 写真:まき子

船着場もあり、ここは実際に3月〜10月の間でワシントンD.C.発着の ボートクルーズ に使われています。Spirit Cruise という会社が運営しており、マウントバーノンの入場料を含めてだいたい$50(約6,500円)前後。日によって料金は変わるので、興味のある方は HP をご確認ください。

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この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
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