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3.【ワシントンと妻マーサのお墓】も必見!
邸宅とポトマック川の間、フルーツガーデン(Fruit Garden & Nursery)のすぐ近くには、ジョージ・ワシントン と、その妻 マーサ のお墓があります。
偉人たる2人のお墓なので、ここは次から次へと観光客が訪れます。また、4〜10月は毎日10:00から献花式が行われているそうです。タイミングが合う方はぜひ時間に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
また、要所要所にいるガイドさんが、観光客の質問にいろいろ応えてくれます。
この旗は、ワシントンが活躍した「アメリカ独立戦争」時のもの。この戦争でイギリスから独立したのは13州、だから当初の旗には星が13個だったそうです。これが今の星条旗の原型となるのですね。
4.これぞ典型的な【プランテーション】
邸宅の周囲にはたくさんの農園があり、今でも丁寧に手入れがされています。これらの農園は、いわゆる プランテーション 。農園に関する様々な施設も保存されています。
もともと、この【マウントバーノン】は、ジョージ・ワシントンのおじいさんが、イギリスから移住して1674年から住んでいたんだそう。プランテーションはその頃から始まっていました。
要するに、ジョージ・ワシントンは、大農園の一家に生まれたわけなのですが、仲良くなる黒人奴隷たちの姿を目の前に、やがて「解放してあげたい」という気持ちが募ったのでしょうね。
教科書で「プランテーションといえば黒人奴隷」なんて学ぶと、あまり良い印象はありませんが、実際に「奴隷の部屋」を見てみると、「豪邸」からはかけ離れた環境だったかもしれないですが、今でいう民宿みたいな感じ?!彼らも安心した生活が送れていたのではないかな、と思います。
でも、ジョージ・ワシントン自身、奴隷を解放したいと思っても、妻マーサが所有していた奴隷の関係などがあり、生前はそれが叶わず。遺言で「全ての奴隷を解放するように」と言い残したそうです。
今では、あちこちに豚や羊がのんびり過ごしています。かつて、ジョージ・ワシントンが生きた頃もこんな感じだったのでしょうか。
その他にも見所はいろいろあります
上記に紹介した4つのポイント以外にも、お花畑、野菜畑、馬小屋、燻製小屋、小さい牧場など様々な見所があります。
最初にチケットを購入する「Ford Orientation Center」でMAPはもらえますが、事前予習をしたい方は、ぜひ ホームページのMAP もご覧ください。
また、「Ford Orientation Center」近くには レストラン もありますヨ!
アクセスについて
車で来る観光客がほどんどですが、公共交通機関を使って来ることもできますし、先ほどご紹介したクルーズで来ることもできます。
地下鉄&バスでのアクセス方法
ワシントンD.C.の中心を走っている地下鉄「Metro」の「Yellow Line」に乗って「Huntington Station(終点)」まで行きます。そこで市バス「Fairfax Connector bus #101」に乗り換えれば、20分ほどで到着します。
旅程を【アレクサンドリア Alexandria】とセットで組んでみてはいかが?
マウントバーノンは見所はたくさんありますが、丸1日過ごせるか?というと、ちょっと微妙。プランテーションを散策しても3時間もあれば十分に回れます。
そこで筆者オススメの1日プランは、プラス【アレクサンドリア Alexandria】。
ワシントンD.C.とマウントバーノンの中間にあり、「オールドタウン」と呼ばれる【アレクサンドリア】という街には、美味しいレストランもたくさんあり、ここもまた見所がいっぱいあります。地下鉄でのアクセスも良いので、ぜひ考慮に入れてみてくださいね。
最後に・・・
ワシントンD.C.は、アメリカ独立戦争後に作られた新しい街。でもその周辺には歴史がいっぱい詰まった、見所あるスポットがたくさんあります。マウントバーノンもアレキサンドリアもその1つ。ぜひワシントンD.C.から足を伸ばして、のどかな田舎風景をお楽しみください♪
- マウントバーノン
- アメリカ / 建造物
- 住所:3200 Mount Vernon Memorial Highway Mount Vernon, Virginia 22121地図で見る
- Web:https://www.mountvernon.org