青森
青森観光
自然景勝地を多く有する、日本一のりんご生産地

【青森】湯治場で人気!酸ヶ湯温泉エリアの観光スポット10選

取材・写真・文:

茨城在住
訪問エリア:45都道府県

2021年9月12日更新

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【5】東北大学植物園・八甲田山分園

一般の方も入園可能で、簡単な自然散策にぴったりの植物園。酸ヶ湯温泉から徒歩約3分で到着です。約30分程度あれば見学できます。2004年「東北大学理学研究科附属八甲田山植物実験所」を改称して発足した分園です。

  • 写真:Sosyu Kikuchi東北大学植物園・八甲田山分園

園内は植物との距離がとても近く、冒険心をくすぐる工夫がなされています。植物には小刻みにネームプレートが添付されていて、名前が分かるようになっています。八甲田山の高山植物約600種類があるそうです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi東北大学植物園・八甲田山分園
  • 写真:Sosyu Kikuchi東北大学植物園・八甲田山分園

順路の後半には流れのある川を渡るスリリングな短い橋もあって、全体的に飽きない散策路です。冬季(11/1~5/30)は閉鎖されます。

  • 写真:Sosyu Kikuchi東北大学植物園・八甲田山分園
東北大学植物園・八甲田山分園
青森 / 植物園
住所:青森県青森市大字荒川南荒川山1-1地図で見る
電話:022-795-6760
Web:https://web.tohoku.ac.jp/garden/hakkoda.html

【6】極楽沼

【5】でご紹介した「東北大学植物園・八甲田山分園」内にあるです。先にも紹介したとおり、八甲田山分園は、誰でも無料で入園可能。園内を1周するのに30分程度、お手軽な自然散策路です。

  • 写真:Sosyu Kikuchi東北大学植物園・八甲田山分園/極楽沼

極楽沼は、八甲田山分園の中間地点あたりで見学できます。木の板が敷いてあり、そこを歩いて沼の様子を見学します。植物園内では唯一視界の開けた場所となっています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi東北大学植物園・八甲田山分園/極楽沼
  • 写真:Sosyu Kikuchi東北大学植物園・八甲田山分園/極楽沼

沼には苔などの湿生植物が綺麗に生えています。八甲田山分園の紹介では極楽沼の写真が使われることが多く、順路中最もフォトジェニックなスポットです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi東北大学植物園・八甲田山分園/極楽沼
極楽沼
青森 / 自然・景勝地
住所:青森県青森市大字荒川南荒川山1-1地図で見る
電話:022-795-6760
Web:https://web.tohoku.ac.jp/garden/hakkoda.html

【7】まんじゅうふかし

温泉が流れる木のベンチに座って、お尻や体を温める東屋です。お尻をお饅頭に見たてたことから「まんじゅうふかし」と呼ばれるようになったのだとか。婦人病、冷え性、腰痛、痔などに効果があります。

  • 写真:Sosyu Kikuchiまんじゅうふかし

温泉は95度もあるそうで、実際木のベンチに腰掛けるとすぐさまお尻がぽかぽかしてきて、とても貴重な体験ができます。あまりにも居心地がよいので、自宅にも温泉ベンチが欲しいと思ってしまうくらいです。

  • 写真:Sosyu Kikuchiまんじゅうふかし
  • 写真:Sosyu Kikuchiまんじゅうふかし

まんじゅうふかしの目の前にはが流れていて、その音とお尻の温かさでリラックス効果抜群です。ベンチから多少漏れ出ている湯気はとても熱いので、小さいお子様などはご注意ください。冬季は積雪があると閉鎖されます。

  • 写真:Sosyu Kikuchiまんじゅうふかし
まんじゅうふかし
青森市 / その他温浴施設 / 女子旅 / 穴場デートスポット
住所:青森県青森市荒川 荒川字南荒川山国有林酸湯沢50地図で見る

【8】地獄沼

酸ヶ湯温泉から徒歩5分程度で到着します。地獄沼は別名「底なし沼」と言われています。沼は魚が生息できない強酸性で、約90度の熱湯が毎分2,700リットル湧き出ているそうです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi地獄沼

沼の色はエメラルドブルーでとても綺麗です。中心に行けば行くほど青さが増しています。約800年前、八甲田山の火山活動でこの地獄沼(火口湖)が形成されたとされています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi地獄沼
  • 写真:Sosyu Kikuchi地獄沼

同敷地内には世界的に有名な版画家・棟方志功(むなかたしこう)の作品があります。昔酸ヶ湯温泉に鹿内仙人と呼ばれる山案内人がいて、湯治客の世話をよくしてあげたそうです。鹿内仙人と親しかった棟方氏は、石碑の文字を書いてその功績をたたえたそうです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi地獄沼
地獄沼
青森市 / 自然・景勝地 / 紅葉
住所:青森県青森市荒川字南荒川山国有林内地図で見る
Web:http://www.aptinet.jp/Detail_display_00000095.html

【9】三十三観音

地獄沼の隣にあるスポット。八甲田のすべての生き物の安全を願うために、当時の酸ヶ湯温泉経営者らが提唱し、賛同されたお客様と共同で付近の石を彫って造った三十三体です。

  • 写真:Sosyu Kikuchi三十三観音

風化によって現在は三十体程度になっていますが、現在でも、お盆になると酸ヶ湯温泉の従業員が供養をしているそうです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi三十三観音

同敷地内には、火山現象跡地もあります。火山活動に伴う水蒸気、硫化水素、亜硫酸ガスなどの噴出が見られ、火山性ガスの影響を受けて地面が裸になっています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi火山現象跡地
三十三観音
青森 / その他スポット
住所:青森県青森市荒川字南荒川山国有林内地図で見る

【10】睡蓮沼

酸ヶ湯温泉から約4キロ離れた場所にある景勝地です。酸ヶ湯温泉からは車でアクセスします。

  • 写真:Sosyu Kikuchi睡蓮沼

スイレン科のエゾヒツジグサが自生していることから、睡蓮沼と呼ばれています。八甲田山中に数多く点在する湿原のうち、眺望がひときわ雄大なことで有名です。

  • 写真:Sosyu Kikuchi睡蓮沼
  • 写真:Sosyu Kikuchi睡蓮沼

敷地内には見学に便利なデッキが整備されています。筆者が訪問した際には、可愛らしい水鳥の親子が遊泳している様子を見ることができました。沼と山岳の絶景スポットです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi睡蓮沼
睡蓮沼
青森 / 自然・景勝地 / 紅葉
住所:青森県十和田市法量谷地端地図で見る
電話:0176-72-2311

この記事を書いたトラベルライターから一言

  • 写真:Sosyu Kikuchi

酸ヶ湯温泉のお食事処・鬼面庵で食べた蕎麦プリンが美味しすぎたので、もう一度魅力を書いておきます。一般的なプリンは本体に甘さが付いていて、かつその上にカラメルやシロップがかかっていると思います。その点、蕎麦プリンは本体に甘みがなくまるでお豆腐のようなイメージで、別添えの蕎麦蜜で甘みを調整できるのが面白かったです。ちなみに蕎麦蜜とは蕎麦の花から採れるハチミツのことで、ミネラルが豊富です。むっちりトロっとした上品な蕎麦プリン、何度もおすすめします。(菊地早秋)

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この記事を書いたトラベルライター

大自然に魅せられて
江ノ島出身、現在は霞ヶ浦湖畔で暮らしています。自然に触れる旅が好きで、これまで国内45県、海外13か国を訪問。地域に根付く食と文化を探るのも楽しみの一つです。

▶よくある執筆ネタ
・湧き水、ネイチャースポット
・焼き芋、食文化、町の飲食店

▶Awards
・H30.10 環境保全茨城県民会議主催「いばらき自然環境フォトコンテスト」部門賞
・H31.01 羽田空港主催「私の旅する日本語2018」大塚製薬賞
・R01.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2019上半期」審査員特別賞
・R03.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2021上半期」SNSシェアトップ賞

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