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パッキングのコツ
衣類のパッキング
旅行では、動きやすくリラックスできる衣類が良いですね。コーディネートしやすく洗練されたシルエットの物をいくつか揃えておきましょう。
一番オススメしたい素材がポリエステル。軽くてシワになりにくく丈夫です。洗濯しても乾きやすいですよ。次にナイロンやアクリルがオススメ。ワンピースもオススメアイテムです。かさばらないし、レギンスとパーカーを合わせるとカジュアルになり、1枚で着るとドレスアップもできます。
このほか、ストールはオシャレで寒さ対策にもなります。春夏はガーゼやリネン、秋冬はパシュミナやカシミヤ素材のものを1枚は持っておいて、気温の変化に応じてコーディネートを楽しみましょう。
オススメできないのがデニム・コットン・麻・シルク・レザー。これらはシワになりやすかったり、乾きにくかったり。素材によって重い物もあります。ウール素材のスカートやバックル付きの本革ベルトも意外と重いです。かさばったり重かったりするアイテムは、着て行くと良いでしょう。
また、ジャケット類はハンガーにかけて収納しましょう。それが難しい場合は、中仕切りに沿わせるようなイメージで収納するとおさまりが良いです。どちらにしても宿泊先に付いたらすぐにスーツケースから出して、吊るすようにすればシワになりにくいです。
衣類は、お店で販売されている畳み方をイメージして、できるだけ同じ大きさに畳みましょう。メッシュ状の洗濯ネットにまとめて入れ、冬の洋服や下着類などかさばる物は圧縮袋を利用するのも一つの方法です。
シワにならない衣類は、クルクル丸めて詰めるとスペースを有効に使えます。そのため、衣類はまとめて収納しようと思わなくても大丈夫。旅先でオシャレを楽しんだあとは、帰りには荷物の緩衝材や梱包としても活躍してもらえます。
ベルトは丸めず、側面全体にはわすように詰め込むのもポイントです。
アクセサリーのパッキング
アクセサリーは、アクセサリーケースに入れるのが一番良いですが、お持ちでなければチャック付き透明袋が便利です。チェーンを少し袋の口から出してから閉めると、絡みません。ピアスなどはコットンに包んでからピルケースに入れる方法もありますよ。
貴重な物ですので、これらを巾着やポーチにしっかりまとめておきましょう。
液体やスプレー缶のパッキング
1つのアイテムごとに、ラップを間にはさんで蓋をすると液漏れしないので安心です。これらをまとめてジップロックに入れておきましょう。
入れ子式のパッキング(省スペースにするためのマトリョーシカ法)
荷物の中に荷物を詰めていきましょう。例えば大きな鞄の中に小さな鞄を、靴の中に靴下を、箱の隙間に小物を入れる、などできる限り空間をなくすようにという視点で収納してください。
隙間の利用
旅行前に、気になる隙間があれば、梱包用エアーマットやクッションシートを詰めておきましょう。帰りに割れ物を購入した時に必要な時があります。必要なければ捨ててきましょう。また帰りは、宿泊先で読み終わった新聞紙を丸めて詰めておくのも良いですね。
持っておくと便利な物
養生ガムテープが何かと便利に使えます。厚紙や段ボールに少し巻き付けていくか、残り少なくなったものを右側の写真のように押しつぶして板状にして持って行きましょう。簡単に手で切られて防水性もありますので、パッキングの時に役立ちますし、電球の灯りをトーンダウンしたい時や、スーツケースの修理、洋服のすそがほつれたときや、埃取りなどにも使えますよ。
使い捨てスリッパ・ポケッタブルシューズ・ビーチサンダルも、スペースに余裕があれば持って行きましょう。ルームシューズの代わりにしたり、飛行機や車で履いたりできますよ。
その他、パンフレットなどを留めるためのゼムクリップやダブルクリップ・輪ゴム・各サイズのビニール袋やジップロック・マスキングテープ・クリアファイル・延長コードなどもスペースに余裕があればぜひ。
パッキングの最後にすること
閉める直前に、必ずスーツケースから荷物がはみ出ていないかチェックしましょう。特に四隅には注意してくださいね。
荷物を詰めた後にスーツケースを一旦閉めて立てて転がすと、上のほうに隙間ができます。諦めていた荷物が入ることもありますので、特に帰りのお土産が入りきらない時に一度試してみてくださいね。それでも入りきらない時は、自分用のお土産の箱で必要ない物を捨てるという方法もあります。
旅先でスーツケースを開ける前にすること
余談ではありますが、特に海外旅行の時に覚えておいていただきたい事があります。それはスーツケースを開ける前に、宿泊するお部屋をチェックすること!
荷物を出してから、お部屋に不具合があって別の部屋に移動するとなった場合に、荷物をパッキングし直すのは大変です。ですので、次の箇所のチェックを済ませてからスーツケースを開けるようにしてくださいね。
- ドアと窓の鍵や開け閉めの確認
- 電気やカーテンなど不具合がないか
- トイレ・お風呂・洗面所など水回り(水が出るかどうか・水圧)
- 空調(動くかどうか・音の大きさ、匂いなどがないか)
- セーフティボックスが使えるかどうか
- テレビがつくか
- 電話が使えるか
この記事を書いたトラベルライターから一言
いかがでしたか?役立ちそうなアイデアはありましたか?
高校の修学旅行で初めてスーツケースに荷物をパッキングすることになった姪に、その方法を聞かれたことがきっかけで記事にしようと思い立ちました。ビデオ通話で説明していくうちに、「あぁ~楽しくなってきた!」と言う姪の可愛いこと♡ 持っていくものリストを作って、スーツケースの周りに集めてみたものの、どうやってパッキングすれば良いのか解らないと無駄に時間が過ぎていくばかり。でもコツがわかれば準備段階から既に楽しい時間が始まります。
「完璧!」と言い切ってパッキングを終え、安心してスーツケースを閉められますように!そして素敵な旅行になりますように♪(まき)