皆さまスーツケースのパッキングはお得意ですか?旅行は好きだけど準備は苦手!というかたにはわかりやすく、旅慣れたかたには納得していただけるよう、丁寧にその方法をご紹介していこうと思います。
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スーツケースの選び方
あなたはスーツケースに何を求めますか?ブランド?大きさや重さ?機能性や便利さ?使わないときにインテリアとしてお部屋に馴染む物?
気に入ったものが一番気分が盛り上がりますが、内部の構造や収納量、荷物の出し入れのしやすさはしっかりチェックしましょう。最後にお店で転がしてみて静かかどうかも確認してくださいね。実際の道ではお店よりも大きな音がすることを念頭に置いておきましょう。
ハードタイプとソフトタイプ、それぞれのデメリットは?
まず、ハードタイプかソフトタイプのどちらのスーツケースを購入するか考えましょう。解りやすくそれぞれのデメリットだけをまとめてみます。
ソフトタイプ:衝撃を受けやすく、破損の恐れがある・耐久性が劣る・デザイン性が低く、シールなどでアレンジしにくい・雨や水に塗れる・2輪タイプは垂直に走行できず小回りがきかない・布を切り裂かれて盗難の被害に遭ったという話もある
日本人はハードタイプで、外国人はソフトタイプを使っていることが多いように見受けられます。どちらにしてもスーツケースは年々進化していて、軽量化も進んでいますよ。
スーツケースの大きさはどう選ぶ?
スーツケースに詰める荷物は、旅行の前後で減る物と増える物がありますので、旅行のシーンを考えてスーツケースの大きさを考える必要があります。
増える物:お土産
2~3日程度の旅行が多いようでしたら、機内持ち込みできるサイズ(3辺の合計が115cm以内、ただし座席数100席未満の機種では更に厳格な規定になります)にこだわるのがオススメ。飛行機に乗る場合、目的地に到着した後もターンテーブルで荷物を待つ必要がないことが大きなメリットで、ロストバゲージの心配もありません。タクシーなどにもスムーズに乗れます。
そのほかのサイズであれば、駅の300円コインロッカーに入るくらいの大きさ(35ℓ程度以内)にするのも一つのアイデア。旅先の駅に荷物を預けて、宿泊先へのチェックインまで観光できるのがメリットです。このサイズより大きいコインロッカーは、探すのも大変なうえ先客で埋まってしまっていることがあります。
スーツケースの他に、思いがけず帰りの荷物(主にお土産)が増えた時のために、スーツケースのハンドルに掛けられるタイプのサブバッグを揃えておくと便利ですよ。
お気に入りのスーツケースには、ベルト・バゲッジタグ・シールなどを付けて、ご自分らしくアレンジを楽しんでくださいね。
パッキング方法
それでは、いよいよパッキングの方法をご紹介していきます。できるだけコンパクトにまとめ、スーツケースに対し荷物の容量はおよそ70%以内に収まるようにすると、帰りにお土産が増えても安心♪収納したものが解りやすく、荷崩れしないようなパッキングを心掛けてくださいね。
ハードタイプのスーツケース
まずは、ベルトを外に出してから収納していきましょう。スーツケースの内側にキャリーバーが通っているデザインのものは、スーツケース内部に凸凹があって収納しにくいですが、その凹凸の幅に合うポーチや衣類などを置き、平らになるようにすると良いでしょう。
底面(ハンドルがついて内面が凸凹しているほう:右半分)と蓋面(ハンドルがなくフラットなほう:左半分)に大きく分け、更にそれぞれの面の下側と上側に分けて、どこに何をパッキングすれば良いかをご説明していきます。
底面下側に入れるもの
まずは、一番重たいものをこちらに入れましょう。重い洋服・折り畳み傘・靴・本やガイドブックなどです。
底面上側に入れるもの
貴重品や壊れやすい物はこちらに入れましょう。洋服・アクセサリーや眼鏡ケース・充電器・医薬品などです。
蓋面下側に入れるもの
底面下側に対して、二番目に重たいものはこちらへ入れましょう。例えば、化粧ポーチ・下着類・サブバッグなどです。
蓋面上側に入れるもの
こちらには一番軽い物が適しています。シワになりやすい洋服・帽子・ストールなどです。
その他のアドバイス
中仕切りには、無くしやすい物や薄い物(鍵・クリアーファイル・エコバッグ・ビニール袋類)を入れておきましょう。
もし荷物が半分のスペースに収まりそうなら、底面に全部入れてしまいましょう。
ハードタイプのスーツケースの場合、底面を下にして蓋側を持ち上げて開ける構造になっています。中仕切りは蓋側に付いているので、そうしておくことで蓋側の荷物がガサッと落ちて散乱することを防げます。逆側を開けなように注意してくださいね。
ソフトタイプのスーツケース
下側に重い物、上には軽い物を。また、持った時に身体に近いほうに重い物を詰めましょう。この順序を逆にしてしまうと、スーツケースが自立せずに倒れてしまうことがあります。
割れ物などは、衣類で包み込むようにパッキングすると良いです。ソフトタイプのスーツケースでは特に、ギュウギュウに荷物を詰め込むとお土産に買ったお菓子が入った箱などが潰れてしまいますので、無理に詰め込まずにサブバッグなどに移すようにしてくださいね。