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【ロンリープラネット】『地球の歩き方』派にもオススメな4つの理由!

取材・写真・文:

埼玉在住

2018年8月10日更新

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写真:ある通訳案内士

あなたはどのガイドブックを使っていますか? 『地球の歩き方』? 『ことりっぷ』? それともスマホで調べれば十分? それぞれ好みをお持ちでしょう。この記事では、英語圏でベストセラーのガイドブック『ロンリープラネット』がオススメな4つの理由をご紹介します!

この記事の目次表示

【1】複数の国のガイドブックが地域ごとに1冊になっているものも

  • 写真:ある通訳案内士ASEAN全10カ国を共に旅した相棒

『ロンリープラネット』は、全体的に合理的な性格です。その特徴の一つとして、「複数の国のガイドブックが地域ごとに1冊になっている」ことが挙げられます。

どういうことかというと、「東南アジア」や「南米」、「アラビア半島」などの地域の国々のガイドブックが、一冊にまとまっているのです(それぞれ1カ国ごとの『ロンリープラネット』もあります)。筆者は上記三冊を使って旅しましたが、これらとは付き合いも長く、バックパック旅の苦楽を共にした分、相棒のように感じています!

  • 写真:ある通訳案内士南米のロンリープラネットの装丁は、南米らしい色使い

筆者も好きな、日本のバックパッカーのバイブル的存在である『地球の歩き方』にも、地域ごとのガイドブックがあります。しかし、東南アジアのものは薄くて情報量が少なかったり、南米のものは二冊に分かれたりしています。そのため、『ロンリープラネット』の方が、筆者の好みには合っています。(どちらが優れているという話ではありませんが。)

1カ国しか行かないよ!という場合でも、今度は他の国に行くかもしれません。パラパラめくっていると、他の国にも興味が湧いてきます。そうなることを考えて地域ごとの『ロンリープラネット』を買っておくと、他のガイドブックを買い増すお金も手間も省けますね!

【2】情報量が多い

  • 写真:ある通訳案内士インドという国の奥深さを物語るような圧倒的存在感

インドの『ロンリープラネット』の場合、なんと1,200ページほどの情報量を誇ります! インドだけではなく、アメリカや中国など、面積の大きな国は見所も多くなりますものね。

ちなみに、インド版の『地球の歩き方』の場合、600ページほどです。もちろん、初インド1週間の旅などでは、『地球の歩き方』の方がコンパクトに有名な見所がまとまっているのでオススメですが、インドを半年かけて1周したい!というプロ級のバックパッカーの場合、『ロンリープラネット』ほど適したガイドブックはないでしょう。

実際、半年のモデルコースの記載もありますし、1週間で特定の地域をじっくり見て回るモデルコースなども記載されています。

また、ページ数だけが情報量を測る尺度ではありません。『ロンリープラネット』の場合、写真は本当に見所のものだけあり、ほとんどが文字情報です。最初はとっつきづらいかもしれませんが、観光地から移動手段、宿泊場所やレストランまで、有名どころから穴場までしっかり網羅されています! 

文化についてや旅の注意事項など、役立つコラムも豊富です。しかも、全てロンリープラネットの著者たちが、実際に足を運んで得た一次情報なので、最新版を参照する限り、書かれていることと違うことはほぼないでしょう。

Kindle版もあるので、重い本を持ち歩きたくないという方にもオススメです。

【3】英語で書かれている

  • 写真:ある通訳案内士手元にあるロンリープラネット。日本よりインドで買う方が安い!

英語で書かれていることのどこが長所?と思われるかもしれませんね。筆者が思う理由は3つあります。1つ目は、現地の人と意思疎通がしやすいこと。もちろん、『地球の歩き方』には豊富な写真がありますし、固有名詞はアルファベット表記もあるので、これでも十分です。

ただ、詳しい説明を現地の人に読んでもらう際は、日本語で書かれていると厳しいですよね。そんなときは、ロンリープラネットを持ってて良かった!と感じるでしょう。

ちなみにですが、画像にある、筆者のインドの『ロンリープラネット』は、ラオスでバスを待っているときに、スコットランドからインド経由で旅してきたバックパッカーにもらったものです。ボロボロですが、貴重な思い出の品となっています。

2つ目は、英語の勉強になること。『ロンリープラネット』の文章は、言い回しが面白い分、単語やイディオムが難しかったりするのですが、慣れてくると、文章の大意くらいは段々わかってきます。 旅しながら英語の勉強もできて一石二鳥ですね!

3つ目は、日本人だとバレないこと。なんじゃそりゃ?って思われるかもしれませんが、意外と便利だったりもします。

想像してみてください。有名な観光地には悪い人もいます。豊かな国・日本から来る日本人は押しに弱い、と思っている人もいます。そういう悪い人の前に、『地球の歩き方』を持って周りをキョロキョロ見ている旅人がいたら、絶好のカモというわけです。ところが、『ロンリープラネット』を持って黙って歩いていれば、まず日本人だと確信を持たれることはないです。

東南アジアやインドでは、たまに片言の日本語でしつこくついて来る人がいたので、筆者は、日本人じゃないフリをしてやり過ごしました。しつこい客引きに閉口している方は、ぜひ『ロンリープラネット』を使って日本人じゃないフリをしてみてください(笑)

また、どうしても英語は苦手!という方には、和訳されている『ロンリープラネット』も一部あります。日本語で『ロンリープラネット』を試してみたい方にはオススメです。

【4】日本を違う角度から見られる

日本はメジャーな観光地です。ということは、もちろん、日本版の『ロンリープラネット』もあります! そこには定番観光地だけでなく、日本人からしたら「え、ここって有名だったの?」と言いたくなるような場所が、人気観光地として紹介されていることもあります。筆者のように通訳案内士であったり、旅行業界に携わっている方は、チェックしておくと、新しいビジネスチャンスがあるかもしれませんね。

もちろん、一般の旅行好きの方も、「今まであまり聞いたことはなかった訪日外国人に有名な場所」に行ってみると、面白いのではないかと思います!

そして、スポット情報に加えて読んでみていただきたいのが、冒頭・巻末だけでなく随所にもあるコラム。英語圏の人は日本のことをこう見ているんだなあ、ということが垣間見えます。日本版の『ロンリープラネット』で、一人でもプチ異文化交流できますね!

終わりに

英語圏でベストセラーの『ロンリープラネット』がオススメな理由は、いかがだったでしょうか? 新しいガイドブックを相棒として旅に出ると、今までとは違った旅に出会えるかもしれませんね!

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この記事を書いたトラベルライター

インドでIT企業に勤めていたバックパッカー
タイのバンコク留学や、インドのチェンナイ駐在を経験した通訳案内士登録者です。
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