シドニー
シドニー観光
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シドニーに行ったら外せない!オススメの美術館と併設カフェ3選

取材・写真・文:

オーストラリア在住
訪問エリア:28ヶ国

2018年4月24日更新

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写真:Mayumi Iwasaki

シドニーには大小さまざまな美術館や博物館がありますが、それぞれコンセプトが異なるので、展示物や展示手法などに違った趣があります。またそれぞれに併設されているカフェがどれも素晴らしいので、今回はシティにある美術館・博物館とそこに併設されているオススメのカフェを3つご紹介したいと思います。

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【1】ART GALLERY OF NEW SOUTH WALES(ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館)

  • 写真:Mayumi Iwasaki

シドニーCBD(ビジネス中心区)の東側に位置する広大な公園・THE DOMAIN(ザ・ドメイン)。その一角にあるニュー・サウス・ウェールズ州立美術館は、1871年にオープンしたオーストラリアでも最大規模の州立美術館です。

オーストラリア最大規模の美術館

  • 写真:Mayumi Iwasaki

公園の緑道を抜けると突如として歴史を感じさせる荘厳な外観が現れます。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

内部は旧館と新館で構成されていて、中央のホールは天井のトップライトの光が入ってとても開放的。オーストラリアの公営美術館は入場料が無料なので、常設展に関しては無料で鑑賞することができるんですよ。

アボリジナル・アートがオススメ

常設展である19世紀以前のヨーロッパ絵画や彫刻、オーストラリアン・アーティストによる美術作品も素晴らしいですが、特に筆者のオススメは国内最大の収蔵数であるアボリジナル・アートです。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

独特のドット・ペインティング(点描画)で描かれた絵画は、近くで見るよりも引いて全体をゆったりと眺めたいもの。広々とした明るい館内に展示されているので存分に堪能できます。

  • 写真:Mayumi Iwasakiちょうど夏休みの子供向けワークショップ中でした

またシーズンごとに面白い特別展も開催しています。こちらは有料になりますが、現在(2017年12月)は2018年2月18日(日)まで「レンブラントとオランダ美術の黄金期展」を開催していているのでそちらもオススメです。

日本人建築家・SANAAによる拡張案

またニュー・サウス・ウェールズ州立美術館では、世界で有名な日本人建築家ユニット・SANAAによる施設の拡張工事が2017年12月現在進行中です。2021年の美術館設立150年記念に向けて竣工予定ですが、ここシドニーで日本人建築家の設計した大規模公共建築物が建つのは誇らしくもあり、完成を見るのが今から楽しみです。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

こちらは、ロイヤル・ボタニック・ガーデンのすぐ脇、観光スポットとしてもお馴染みのミセス・マッコーリーズ・ポイントに向かう道の途中にあります。シティから歩いて行ける距離ですので、マッコーリーズ・ポイントに行かれる際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館
シドニー / 美術館
住所:Art Gallery Rd, Sydney NSW 2000地図で見る
電話:02 9225 1700
Web:https://www.artgallery.nsw.gov.au/

【2】MUSEUM OF CONTEMPORARY ART(オーストラリア現代美術館)

  • 写真:Mayumi Iwasaki

MUSEUM OF CONTEMPORARY ART(オーストラリア現代美術館 / 通称MCA)はサーキュラー・キーにある現代アート専門の美術館です。ロックスやオペラハウス、ハーバー・ブリッジのような主要観光スポットからも近く、ハーバー・サイドという絶好のロケーションにあります。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

シティ・レールのサーキュラーキー駅から海沿いをハーバーブリッジ方面に歩いて行くと、左側に見えてくる白・黒・グレーのボックスを重ねたようなモダンな建物が目印です。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

館内から外を見るとシドニー湾が切り取られたように見えて、室内の暗さと海の青さの対比が美しいです。

現代アートに特化した美術館

元々海軍の施設だった左側の旧館が1991年に美術館としてオープンし、約20年後の2012年に右側の新館が増築されました。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

ここMCAも公営の美術館なので、常設展に関しては無料で鑑賞することができます。写真撮影も、フラッシュ無しであればOK。ポップな展示も多いためか、皆写真を撮ってSNSにシェアしたりしていて、かなり身近にアートに触れている印象を受けます。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

常設展は作品数も多くないので、時間を取らずに鑑賞することができます。サーキュラーキー側と裏のロックス側どちらからも入れて通り抜け可能です。入場は無料ですし、サーキュラー・キーやロックスにお越しの際は是非、MCAにを訪れてみてはいかがでしょうか。

オーストラリア現代美術館
シドニー / 博物館・美術館 / 美術館
住所:140 George St, The Rocks NSW 2000地図で見る
電話:02 9245 2400
Web:https://www.mca.com.au/

【3】AUSTRALIAN MUSEUM(オーストラリア博物館)

  • 写真:Mayumi Iwasaki

HYDE PARK(ハイド・パーク)の脇にそびえ立つAUSTRALIAN MUSEUM(オーストラリア博物館)は1827年設立されたオーストラリア最古の博物館で(2017年で190年目です!)、オーストラリアの自然科学と文化遺産の膨大なコレクションを展示しています。

オーストラリア最古の博物館

南太平洋に囲まれた広大な島国であるオーストラリアには、壮大な自然と独特の生態系を持つ動物が生息しているため、オーストラリアならではのユニークな野生動物、自然史、恐竜やアボリジナル文化などの展示が楽しめます。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

この博物館は入場するには入場料が要ります。筆者が訪れた際は特別展示の入場料$20(約¥1,725)を支払って入場したので常設展など全ての展示を観ることができましたが、常設展示のみでしたら通常は$15(約¥1,295)で入場できますよ。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

館内は1840年代当時の本館と、新館がガラスのホールで繋がれています。オーストラリアは地震が無いためか、既存の古い建物を残して新しいものと融合している空間がとても多いです。

因みに今回ご紹介しているニュー・サウス・ウェールズ美術館やMCAも古い歴史的建造物と新しい建物が新旧共存しています。

ユニークな常設展

自然科学にフォーカスしているので、オーストラリアならではのユニークな展示が多いです。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

こちらのLONG GALLERYにはオーストラリアの固有種の動物や先住民であるアボリジナルの生活の様子などが展示されています。歴史を感じる三層に繋がった吹き抜けは、まるでQVBSTRAND ARCADEのようです。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

こちらは恐竜の常設展。日本ではちょっと考えられませんが、「T.REX AUTOPSY」というティラノサウルスの検視解剖というコーナーがあります。2017年9月までは実際に係の人が子供達の前でティラノサウルスの模型を解体して、内臓を取り出していくというイベントがありました。かなりシュールで攻めてるイベントですよね。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

やはり自然科学専門なだけあって子供連れが多い印象があります。休み期間は子供向けのイベントが頻繁に開催されていますので、オーストラリア最古の博物館にお子様連れで一度足を運んでみてはいかがですか?

オーストラリア博物館
シドニー / 博物館・美術館 / 博物館
住所:1 William Street, Sydney, NSW 2010地図で見る
電話:02 9320 6000
Web:https://australianmuseum.net.au/

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この記事を書いたトラベルライター

シドニー在住 / 建築好きフォトグラファー&ライター
東京生まれ、子供時代をメキシコやイギリスで過ごした後、現在は都市と自然が隣接するマルチカルチュラルな街、オーストラリア・シドニー在住。
元「建築士&インテリアデザイナー」で、現在は「フォトグラファー&ライター」のmayumiです。

旅が大好きで、訪れた国は北米やアジア、ヨーロッパなど合わせて28ヶ国60都市以上。

専門のインテリアや建築、アートなど、デザインインスピレーションを刺激するものを始め、在住者だからこそお伝えできるシドニーのライフスタイル、美味しいもの、素敵なお店やフォトジェニックな風景などをご紹介します。
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