カナダ
カナダ観光
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ナイアガラ・パークウェイも楽しい!【ナイアガラ・オン・ザ・レイク】

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:18ヶ国

2018年4月3日更新

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写真:まき子

かつてイギリスvsアメリカの激しい戦場となった【ナイアガラ・オン・ザ・レイク】は、今では「カナダで最も美しい街」と言われるように。花が溢れる古き良きイギリス風の建物もステキで、美味しいアイスワインを作るワイナリーでは試飲も楽しめちゃいます。また「ナイアガラの滝」から川の流れに沿ってオン・ザ・レイクへ向かう「ナイアガラ・パークウェイ」にもたくさんの見所があります。

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【ナイアガラ・オン・ザ・レイク】とは?

  • 写真:まき子
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ナイアガラの滝から落ちた水が流れる「ナイアガラ川」は北へ北へと流れて行きます。川はこのずっと先にある五大湖の1つ「オンタリオ湖」に流れ込むのですが、その河口にあるのが【ナイアガラ・オン・ザ・レイク】。ちょっと長いですが、街の名前です。

  • 写真:まき子

とてもこぢんまりした街で、メインストリートである「Queen Street クイーン・ストリート」を端から端まで歩いても10分くらい。一番賑わっているのは 街のシンボルでもある時計台 の周辺です。この時計台は、第一次世界大戦で亡くなった人たちへの慰霊碑として建てられたとか。

  • 写真:まき子

街の通りには様々なレストランやカフェ、ブティックや雑貨屋さんが。街の規模に対して観光客が多く、特にオンシーズンには大賑わいです。

  • 写真:まき子

時計台の近くにはなぜかアイスクリーム屋さんがいっぱい!アイスクリームは1スクープでもたっぷりです。だいたいどのお店も$4.5CAD前後(約400円)です。

「厳しい条例」が「美しい景観」を保つ

  • 写真:まき子

街並みは、良い意味で年季のあるイギリス風の建物が立ち並び、花もとっても綺麗!散策するだけでも気持ちの良い街ですが、その裏には 厳しい条例 が。

レンタカーや自家用車で行く場合は問題ないのですが、大型バスの場合は街の手前で無料の小さなシャトルバスに乗り換えることになります。それはこの街が 一般のバスの乗り入れを禁止しているから。

“カナダで最も美しい街” と謳われていることもあって観光客が増加しましたが、排気ガスで花や草木を枯らしたくない、そして街の景観を乱したくないからだそうです。

また、他にも “チェーン店禁止” や “新築禁止” など、様々な条例があるとか。ですがそのような厳しい条例があるからこそ、この美しさを保つことができるのですね。

でも「なぜイギリス風の建物が?なぜ景観を保とうとしているんだろう?」と思いませんか?

イギリス植民地時代の首都、そしてアメリカ軍との戦争の激選区

かつてイギリスとフランスがカナダに入植していましたが(今でも カナダの公用語が「英語」と「フランス語」 なのもそんな歴史があるからです)、1763年にフランスが撤退し、イギリスが全植民地を統括することになりました。

その後、このエリアは「アッパー・カナダ」と呼ばれるイギリス植民地の1つの政体となり、その首都がまさにナイアガラ・オン・ザ・レイクの場所に置かれました。

しかし、このアッパー・カナダを狙っていたのがアメリカ。

アメリカも、もともとイギリスの植民地13州が1775年〜1783年までの間 アメリカ独立戦争 をして独立に至りましたが、その後もイギリスとは植民地の奪い合いで何かと小競り合いが。

そしてとうとう1812年に 米英戦争 がおこり、アッパー・カナダはこの戦争の主戦地となってしまいます。今ではとても綺麗な街並みなので想像ができませんが、当時は特に ナイアガラ・オン・ザ・レイクのエリアが激戦区で、アメリカ軍は街を徹底的に焼き尽くしたそうです。

余談ですが、この報復としてイギリス軍はワシントンD.C.を同じように焼き払い、戦後アメリカは黒焦げになった大統領官邸を真っ白に塗り直したことから「ホワイトハウス」と呼ばれるようになったとか。

もとい、ナイアガラ・オン・ザ・レイクは焼け野原にされましたが、イギリス軍はこの領土を死守!

すると、戦争直後に「ナイアガラの滝から近くにある、アメリカから死守した戦場の跡地」として人気の観光地となったそうです。今でも街のあちこちに米英戦争で名声を残したイギリス将軍の像を見かけることができます。

ナイアガラ・オン・ザ・レイク
カナダ
住所:5 Queen St, Niagara-on-the-Lake, ON L0S 1J0 カナダ地図で見る

甘〜くて高〜いアイスワイン

ナイアガラ・オン・ザ・レイクの名物といえば 「アイスワイン」。普通の赤や白のワインと異なり、とろ〜りと濃厚で甘いのが特徴のワインです。

日本にも甘いデザートワインはありますが「アイスワイン」を造ることはできません。

と言うのも、アイスワインが造れる国として世界的に認められているのは、ドイツ・オーストリア・カナダの3カ国だけ!だからナイアガラのお土産として人気があるのですね。

なぜアイスワインが有名?!

  • 写真:まき子

一般的にワイン造りに適する葡萄は 昼夜の寒暖差が激しいこと水はけが良いこと日照時間が長いこと が重要と言われていますが、ナイアガラはまさにそんな条件を満たしています。

でも、それだけでアイスワインは作れません。夜の間に葡萄が凍ることが重要 です。

ナイアガラでアイスワイン用に栽培されている葡萄は、通常の収穫時期にはあえて収穫せず、木に残したまま 凍ったり溶けたり を繰り返させることで水分を放出し、糖度を高めます。

そして、葡萄が凍っている真冬の一番寒い時間帯の明け方 = 人間の手によって溶けない時間に収穫した葡萄から、ぎゅっと数滴を搾り出す…だから希少価値の高いワインなのですね。

ナイアガラ・オン・ザ・レイクの周辺にはたくさんのワイナリーがあり、もちろんアイスワイン以外にもいろんな種類のワインが生産されています。各種ワインを試飲できるワイナリーもあるので、その1つをご紹介します。

まるでお城!「Château des Charmes シャトー・デ・シャルム」

  • 写真:まき子

「シャトー・デ・シャルム」はナイアガラ・オン・ザ・レイクの中心地から車で20分くらいの場所にあるのですが、到着するとその周辺の広々とした畑の大きさにびっくりするかもしれません。

  • 写真:まき子

そして試飲ができる建物も大きい!!

  • 写真:まき子

中に入るとまるでお城のようです。

  • 写真:まき子
  • 写真:まき子

ここでは様々なツアーがあるようですが、予約なしで簡単にワイナリーツアー&試飲できるのが「Winegrowing Discovery Tour」。料金は$15CAD(約1,300円)です。嬉しいのは 日本人スタッフが常駐していること。ツアーも試飲も日本人スタッフが対応してくれます。

もちろんアイスワインも試飲させてくれます。甘くてびっくり!また、値段を見てもびっくり!

たった375mlで$50CAD(約4,150円)です。かなり高いのですが、アイスワインの価格としては相場のようです。ゴクゴク飲むものではなく少しずつ…またアイスにかけたり、ウイスキーボンボンのような感じでチョコレートにかけたり…という使い方もオススメです。

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この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
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