カナダ
カナダ観光
スケールの大きい自然や美しい自然を感じられる国

昼も夜も楽しめる、観測率抜群のイエローナイフ「オーロラビレッジ」で冬のカナダを満喫しよう!

取材・写真・文:

神奈川在住
訪問エリア:19ヶ国

2016年10月21日更新

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写真:まきまき

死ぬまでに一度は見たい景色のひとつ、オーロラ。カナダの北部にあるイエローナイフは、オーロラ発生率が高く、鑑賞にはもってこいのスポットです。中でもオーロラ鑑賞施設「オーロラビレッジ」では、あらゆる設備が整っているため、夜間の発生待ちや氷点下の真冬でも安心です。昼間は自然の中でアクティビティを楽しむことができ、夜とは違った雰囲気を満喫できるでしょう。オーロラは季節を問わず発生しますが、夜が長く、空気の澄んだ冬のオーロラビレッジをご紹介します。

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抜群のオーロラ発生率

  • 写真:まきまき

北極を中心にドーナツ型に現れる光の帯をオーロラベルトといい、イエローナイフはその真下に位置する地域です。つまりオーロラから最も近い場所ということですね。自然現象であるオーロラに遭遇するには運が必要ですが、イエローナイフは3日も滞在すれば一度は観れると言われるほどで、その発生率はかなりのものです。

充実したオーロラビレッジ施設内

暖かくオーロラ待ちができるティーピー

  • 写真:まきまき

オーロラビレッジには「ティーピー」というテントがあり、中はストーブの火でとても暖かです。テント内はイスとテーブルが並んでいて、スペース的にも窮屈さはありません。ホットドリンクを飲みながら待機することができるので、しばらく星空を眺めたあと、ティーピーに戻ってくつろぐのもいいでしょう。旅人同士の会話が弾む場でもあり、出会った人はみんな親切に接してくれます。

氷点下でも寒くないオーロラこたつ

施設内は展望の良い場所がいくつか用意されています。その中のひとつに「オーロラこたつ」という、首から下をすっぽり覆うヒーター付きのベンチがあります。これなら寒さが苦手な方でも大丈夫。なんと360度回転しリクライニング機能まで付いていて、自由に向きを変えることができるのです。タイミングが良ければこたつの中からオーロラ鑑賞できるかもしれません。(要予約)

便利なギフトショップ

ギフトショップではカメラの三脚をレンタルできたり、オーロラ撮影の仕方を教えてくれたりします。アクティビティの受け付けもでき、氷点下で本当にバナナで釘が打てるのかなど、ちょっと変わった実験もやっているようなので、時間があったら覗いてみてはいかがでしょうか。手作りドリームキャッチャーのワークショップを行うときもあるようです。天候が優れない日でも時間をもてあまさずに過ごせますね。

夜空に舞う光のカーテン

  • 写真:まきまきイエローナイフ、オーロラビレッジから観測したレベル3のオーロラ

夜空を見上げていると、ぼんやり雲のようなものが見えてきます。オーロラの光はとても繊細なため、レベルが低いと雲との見分けがつきません。そんなときは写真を撮ってみてください。カメラは肉眼では認識できない光を捉えるので、緑や赤に染まっていればそれは間違いなく本物のオーロラです。

イエローナイフの空にはこのような光がうようよしています。つまりオーロラだらけということですね。しばらく見ていると光のカーテンが動き出し、空一面に広がります。気まぐれなオーロラは数分で消えてしまうこともあれば、長くうねり続けることもあるので、くれぐれも見逃さないように光との出会いを楽しんでください。

オーロラビレッジでの鑑賞は冬季は22時頃から開始され、約2時間半の自由行動となります。出現をもっと待ちたいという場合は90分の延長が可能です。(有料)

極寒地ならではのアクティビティ

迫力の犬ぞり体験

  • 写真:まきまき

昼間のオーロラビレッジでは、いくつかのアクティビティが用意されています。中でもたくさんの犬達に引かれて雪の中を滑走する「犬ぞり」は、大人気のアクティビティです。迫力満点のスピード感がたまりません。犬ぞり師と息をぴったり合わせながら力強く走る犬達の姿など、極寒地ならではの様子が伺えます。

氷の上を走るスノーモービル

  • 写真:まきまき

ティーピーの目の前は湖ですが、冬は全面凍結しているため広場のようになっています。そこをスノーモービルで走り回ることができ、真っ白な世界を駈けぬける体験は、普段はできない贅沢さがありますね。運転に自信がない方でも、ガイドさんがいるので安心です。

かんじきを履いて森散歩

  • 写真:まきまき

カナダ先住民のガイドで森の中を散歩する「かんじき体験」は、徒歩でなければ観れない景色に出会えます。他のアクティビティのような派手さはありませんが、イエローナイフの冬の自然をじっくり感じることができるでしょう。途中かんじきをソリのようにして、坂道を滑り降りる場所があります。静かな森で雪だらけになりながら、童心にかえった気分になれるかもしれません。

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この記事を書いたトラベルライター

トラベルフォトグラファー
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