チェンマイにはたくさんの日本料理店があります。大型チェーンのレストランや、日本人経営のお店もあり、和食が恋しくなっても困ることはありません。今回は、タイ人オーナーがこだわりを持って経営する、おいしい和食屋さんを3店ご紹介します。
この記事の目次表示
【1】家族愛あふれるアットホームなお店「ミイウのカツ」
まずご紹介するのは、チェンマイで人気のおしゃれスポット、ニマンヘミンエリアにあるとんかつ屋さんです。オーナーの娘さん、「ミイウ」ちゃんの名前が店名につけられています。
店内の壁には、日本の街並みとともにオーナー夫婦とミイウちゃんの絵も描かれていて、オーナーの家族愛が感じられます。ミイウちゃんも学校帰りにはお店のお手伝いをしています。ミイウちゃんはなんと英語がペラペラ!外国人のお客さんにも物おじせずオーダーを受けたり、料理を運んだりしています。
筆者のおすすめは、かつ丼です。お肉の厚み、パン粉の細かさ、たれの甘味といった細部まで、日本のかつ丼そのものです。また、タイでは生卵は食べないので、卵にしっかり火を通したかつ丼が出されるお店が多いのですが、ミイウのカツのかつ丼の卵は半熟です。
「トンカツラバー(恋人)セット」は、大きくてボリュームたっぷり!他の日本料理店のメニューにはなかなかない、メンチカツもジューシーでおいしいです。オーナーは、定期的に日本を訪れて、本場の味を確かめているようです。
タイ人に大人気のカツカレーは、具が溶け込んだスパイシーなカレーがとんかつに馴染んで、とてもおいしいです。
【2】じっくり煮込んだ本格カレー「パパカレー」
「パパカレー」は、ニマンヘミンエリアから、市内に向かう途中の入り組んだ住宅地にあります。少し分かりにくい場所にありますが、ここのカレーの味を求めてたくさんのお客さんが訪れ、店内はいつも満席です。
店内は日本風のカウンター席のみ。壁や窓際の飾り付けから、オーナーの日本愛を感じます。上の看板のメニューから選んでオーダーします。日本語の表記もあるので、オーダーしやすいです。
カレーは、家庭の味というよりは、スパイスたっぷりなカレー専門店の味です。上に乗せられた揚げ野菜がアクセントになっています。オーナーは日本でも修行した経験があるそうで、タイでは珍しく頑固な職人気質。その分オーナーのこだわりを感じる、とても美味しいカレーが味わえます。
店内は席数が少なく、待たなければならないことも多いです。ランチタイムを外して行くことをお勧めします。
- パパカレー
- チェンマイ / カレー / ランチ
- 住所:14 Sirorot Rd 5, Tambon Su Thep, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200 タイ地図で見る
- Web:https://www.facebook.com/papacurry/
【3】新鮮な魚を味わうならココ!「三鳥」
チェンマイは海から遠く離れているため、なかなか新鮮なシーフードを味わうことができません。チェンマイの寿司店では、解凍したサーモンやマグロのお寿司がメインになっている事が多いです。
旧市街のお堀の北側にある「三鳥」は、新鮮な魚がいただける事で有名です。お店の営業日は、土曜日から火曜日のランチまで。なぜかと言うと、毎週火曜日の閉店後、オーナーは約700キロ離れたバンコク近郊の海まで、約10時間運転して魚を仕入れに行くからなんです!
海に到着したらほぼ眠らずに、漁船に乗って漁にも出るのだそう。店内には、オーナーが捕って来た魚の写真がたくさん飾られています。
ほぼ眠らずに金曜日にチェンマイに帰ったらすぐに仕込み。付け合わせの浅漬けや煮物なども、オーナーの手作りで、翌週に持ち越すことはありません。サーモン、マグロは提供せず、タイの海で捕れた魚のみを使って、寿司や刺身が提供されます。土曜日のランチには、捕りたての新鮮な魚を味わうため、開店前に客が並ぶこともあります。
しかも、ランチのさしみ定食と焼き魚定食(焼き魚は月、火のみ)は、100バーツ(約330円)と驚きの安さ!オーナーは日本語を話すことができ、温かい人柄で、とても居心地が良いお店です。
- 三鳥
- チェンマイ / 寿司 / ランチ / 和食
- 住所:248/16 Manee Nopparat Rd, Tambon Si Phum, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200地図で見る
- 電話:087 023 8898
- Web:https://www.facebook.com/pagessuntori/
この記事を書いたトラベルライターから一言
タイ人オーナーのこだわりが詰まった、日本料理店はいかがでしたか?どのお店からも日本への愛が感じられ、情熱を持って日本味を追及されていました。チェンマイで日本料理が恋しくなったら、ぜひ頑張っている小さなお店を訪れて、応援してほしいと思います。(瀬奈)