デンマークの首都コペンハーゲンには、ユニークな尖塔をもつ建築物が点在しています。デザイン大国ならではの美しく芸術的な建築物が多い街並みの中で、尖塔を探しながら街歩きを楽しんでみませんか?ちょっと変わったおすすめホテルも併せてご紹介します。
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デザイン大国の美しい建築物
デンマークは、北欧に分類されながらヨーロッパ大陸に位置しており、首都コペンハーゲンは、ヨーロッパ大陸の先の島に存在するという特異な街。デザイン大国と称される首都コペンハーゲンの建築物の美しさは、訪れる人を魅了します。
近代的な高層ビルのないこの街は、石造りや木造のまま、昔ながらの重厚感ある景観を保ち続けています。
カラフルな建築物が立ち並ぶニューハウン
尖塔をもつ建築物を探しに行く前に、まず立ち寄ってほしいのがニューハウン。コペンハーゲンの中でもひときわ色鮮やかさが目立ち、街の象徴として名高い地区です。
かつては、航海を終えた船乗員の集う、日本でいう居酒屋街でした。現在はカフェやレストランが運河に沿って立ち並び、地元の人々や観光客で賑わっています。
アマリエンボー宮殿を起点に、ユニークな尖塔をもつ建築を探訪
ニューハウンを訪れた後は、いよいよ尖塔をもつ建築探訪へ出かけましょう。コペンハーゲンのシンボル的スポット・アマリエンボー宮殿を起点に、個性的な尖塔をもつ建築物を探訪しながら、コペンハーゲンの街を歩いて散策してみます。
ニューハウンから北東へ歩くとすぐに見えてくるのが、コペンハーゲンを代表する冬の王宮アマリエンボー宮殿です。デンマーク語で「ボー」(borg)は「城」を意味します。 写真はこの広場の造営者、フレデリク5世の騎馬像です。
広場は八角形になっており、4つのロココ調の宮殿に囲まれています。女王の衛兵は毎日正午に交代するため、沢山の観光客が訪れます。
その真西にはフレデリクス教会があります。こちらの31mのドームは尖塔ではありませんが、スカンジナビアの中で最も大きく、ニューハウンの街歩きの目印的な存在です。大理石で作られたバロック様式のアーキテクチャのため、大理石教会ともいわれています。
ここから一番近い尖塔が、次に紹介する聖アルバン教会です。
①聖アルバン教会
フレデリクス教会から北東へ500メートルほどの場所にある、おとぎの国に出てきそうな可愛らしい教会が聖アルバン教会です。尖塔はシンプルですが、可愛らしいなかにも鋭さが宿っていますね!
近くには、上から見ると星の形をしているカステレット要塞や、アンデルセン童話で有名な人魚の像もあります。
②ローゼンボー離宮
聖アルバン教会から、来た道を引き返すかたちで南西へ向かうと、ローゼンボー離宮へとたどり着きます。ローゼンボーは小さなお城で、王室の夏の離宮として建てられました。
ローゼンボー離宮の周りは広い公園となっており、サッカーやバドミントンなどを楽しむ人々をはじめ、犬の散歩やジョギングなどをする地元の人々の憩いの場となっているようです。
③ストロイエのアートセンター
ローゼンボー離宮を後にして南へ向かうと、ストロイエとよばれるショッピングストリートに入ります。ここでは、アートセンターの尖塔を見ることができます。空に向かってそびえる青銅の装飾が美しいです。
スロトイエは世界最初の歩行者天国で、ショップやレストラン、カフェが立ち並びます。
ファストファッションや高級ブティックをはじめ、IllumsやGeorg Jensenなど北欧を代表する家具、食器、ジュエリーショップが軒を連ねています。立ち寄るお店が多すぎて、この通りを抜けるのにとても時間がかかる人もいるようです。
写真右は、ストロイエの中でも存在感のあるラウンドタワー。高さ34.8mの天体観測所として建てられたタワーです。冬場は星の観測ができますよ!
④コペンハーゲン市庁舎
ストロイエを西へ抜けると、コペンハーゲン市庁舎があります。
コペンハーゲンで一番高い105.6mの尖塔をもっています。条例によって、ここより高い建物は建てることができないそうです。尖塔まで上ると、市街を眼下に一望でき、とても眺めのよい場所となっています。
- コペンハーゲン市庁舎
- デンマーク / 建造物
- 住所:Rådhuspladsen 1 1599 København V地図で見る