フィンランド
フィンランド観光
「森と湖の国」はサンタクロースとムーミンの故郷

町でオーロラ観測できる冬のフィンランド・サーリセルカと小さな教会

取材・写真・文:

神奈川在住
訪問エリア:16ヶ国

2017年12月27日更新

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写真:まきまき

雪と氷の世界である冬のラップランド。中でも代表的なのはフィンランドの北部の町「サーリセルカ」です。ここは神秘の冬を感じられる素晴らしい場所であり、厳冬期に多くの観光客が訪れています。そんなサーリセルカの町の様子と、ひっそりと佇む小さな教会をご紹介します。サーリセルカでは町からオーロラ観測ができるため、運が良ければ宇宙に広がる光のカーテンに遭遇できるかもしれません。

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神秘の世界ラップランドとは

  • 写真:まきまき

北緯66度33分より北側の地域を北極圏といいますが、さらにノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアを含むこの辺り一帯のことを、ラップランドと呼んでいます。厳密には北極線が境目ではないようですが、大まかにはスカンディナヴィア半島北部からコラ半島までのエリアを指しています。

夏は一日中太陽が沈まない白夜となり、美しい自然が顔を出すので、ハイキングなどを楽しむ人々が多いようです。一方冬は太陽の昇らない極夜といった状態で、辺りは厚い雪と氷に覆われます。そしてときには夜空にオーロラがうごめく、神秘の世界が広がっています。

ラップランドの町サーリセルカ

  • 写真:まきまき

ラップランドにある町といえば、フィンランド北部のサーリセルカです。冬は一面白銀の世界で、周囲は森に囲まれています。規模は徒歩20〜30分で一周できてしまうほどの大きさで、人口はわずか350人しかいません。とても静かではありますが、ローカルな田舎町というよりはリゾート地であるため、多くの観光客が訪れています。

通常どの地域でもベストシーズンと言われるのは、雨が少なく暖かい時期であることがほとんどですが、サーリセルカはそれとは逆で、厳しい冬である12月から2月の期間にたくさんの人がやって来るそうです。施設はメイン通りを中心に、ホテルやレストランが並んでいるほかスキー場も隣接しています。

サーリセルカの町の様子

  • 写真:まきまき
  • 写真:まきまき

町にはいくつかのギフトショップがあり、サンタクロースやトナカイの置き物、キャンドルやランタンなどのクリスマスグッズが置かれています。筆者が訪れたのはクリスマスが過ぎた1月末でしたが、決して時期遅れな雰囲気ではなく、真っ白な雪とともにリアルなムードを楽しむことができました。

また店頭でランタンを灯していることも多く、冷たい雪の中に灯る小さな炎からは、優しい温りが感じられます。

  • 写真:まきまき

スーパーマーケット「Saariselän Kuukkeli Oy」は、食品売り場のほかホームセンターにもなっていて、ここでほとんどの生活用品を調達することができます。ムーミンのお茶やカップなど、かわいいグッズも置いてあるので、お土産として買い物するのもいいでしょう。

  • 写真:まきまき

それにしてもサンタクロースは、雪深いラップランドがよく似合います。実はサーリセルカの森の奥にはサンタクロースの家があり、ときどき町にも買い物をしにやって来るという、そんなイメージさえ膨らんでしまいます。ちなみに森の中には野生のトナカイがいるそうで、スキー場などでひょっこりと遭遇するのも珍しくないようです。

Saariselän Kuukkeli Oy
フィンランド / スーパーマーケット
住所:Saariseläntie 1, 99830 Saariselkä, Finland地図で見る

サーリセルカの小さな教会

装飾の少ない教会内のシンプルな様子

  • 写真:まきまき

町の片隅には小さな教会「Saariselkä S:t Paulus kapell」が一軒あり、中はガランとした空間にイスを並べただけの、とてもシンプルなインテリアです。祭壇はステンドグラスではなく透明のガラス張りになっていて、正面にはこんもりと雪のかぶった木々の姿が見えています。

それはまるで森の妖精たちが、こちらを覗き込んでいるような光景です。派手な装飾がないところはかえって個性的に感じられ、サーリセルカらしい素朴な雰囲気が味わえるでしょう。

サーリセルカの教会でオーロラ待ちができる

  • 写真:まきまき

明かりの少ないサーリセルカでは、夜は町からオーロラ観測をすることができ、教会の脇辺りがちょうど観測に適した場所となっています。ですが冬は常に氷点下ふた桁の気温なため、いつ発生するかわからないオーロラを、野外でずっと待っているのは決してかんたんなことではありません。

だけどこの教会は、そんなオーロラ待ちの人たちのために深夜も開放してくれているそうです。室内で発生待ちができるのであれば、とても手軽でありがたいですね。ただ教会の窓から夜空が見えるわけではないので、ときどき外にチェックしに行くのを忘れないようにしてください。

オーロラ観測に関しては、もちろん現地ツアーに参加するなどして、建物のない湖や丘に行ければよりベストではありますが、予算の都合でそれができない場合でも、サーリセルカならば見られるチャンスは訪れるということです。

もしもオーロラに遭遇できなくても、残念がることはありません。ラップランドの昼の短かさや星座の位置などから、きっと普段とは違う角度から宇宙を感じられると思います。そして特別な出来事がなくても旅はすでに素晴らしく、小さな出会いのひとつひとつが豊かさを与え続けてくれるでしょう。

Saariselkä S:t Paulus kapell
フィンランド / 社寺・教会
住所:99830 Saariselkä, Finland地図で見る

サーリセルカの行き方

  • 写真:まきまき

フィンランド北部の町、サーリセルカの最寄りの空港はイヴァロ空港です。イヴァロ空港は日本からの直行便がないため、ヘルシンキからフィンランド国内線に乗り換えるのが一般的です。到着後はサーリセルカ行きのバスが空港の目の前から出ています。空港の規模はとても小さいので、バス停を探して迷うことはないでしょう。

それからサンタクロース村があることで有名な町「ロヴァニエミ」から、バスでサーリセルカに向かうのもおすすめです。所要時間は約3時間半〜4時間ほどかかりますが、バスでの移動は旅の経験を深めてくれるので、是非利用してみてはいかがでしょうか。その際にはフィンランドを走るバス会社「Matkahuloto」で、時間や料金などの詳細を確認してみてください。

サーリセルカ
フィンランド / 町・ストリート
住所:Saariselkä Finland地図で見る

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※この記事は2017年12月26日に公開した情報です。
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この記事を書いたトラベルライター

トラベルフォトグラファー
カメラを片手に一人旅をしています。行ったことのある場所を再び訪れても、旅にはふたつとして同じ経験はなく、世界はミラクルの連続です。感動からハプニングまで、様々な出会いの中にたくさんの面白さがあり、出発してから帰るまですべての場所が目的地ですね。

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