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幕末会津藩士が眠る「阿弥陀寺」とレトロな街「七日町」周辺散策【福島県】

取材・写真・文:

神奈川在住

2018年12月12日更新

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福島県会津若松市の阿弥陀寺は、幕末の戊辰戦争で戦った会津藩士が埋葬された寺。新選組の斎藤一の墓もあり、会津で史跡を巡るならぜひ訪ねたい歴史スポットです。その阿弥陀寺がある七日町通り周辺はレトロな町並みで、散策が楽しいスポットでもあります。この記事では、阿弥陀寺と、寺がある七日町周辺で特におすすめのスポットを紹介します。

この記事の目次表示

鶴ヶ城の遺構や新選組斎藤一の墓もある「阿弥陀寺」

  • 写真:haya

阿弥陀寺は、JR只見線「七日町駅」のすぐ近くにあり、まちなか周遊バスを利用する場合には、「七日町駅前」というバス停が最寄りとなります。

幕末に戦地となった会津では多くの死者が出ましたが、長い期間きちんとした埋葬できない状態が続き、ようやく埋葬地として許可がおりた寺は2つ。その1つがこの阿弥陀寺で、多数の遺体が埋葬されました。ちなみに、もう1つの寺である長命寺は、阿弥陀寺から南へ徒歩10分ほどの場所にあります。

幕末会津藩の人々が葬られた墓

  • 写真:haya

阿弥陀寺の門を入ってすぐ左手にあるのが「明治戊辰戦役殉難者墓」です。幕末の戦争で亡くなった人々の遺体を埋葬するために穴が掘られましたが、遺体がその容量を超える数だったため、塚のように盛り上がった形になったといわれています。

会津藩と運命をともにした新選組斎藤一の墓

  • 写真:haya

その先に、「藤田五郎(斎藤一)の墓」があります。新選組のメンバーだった斎藤一は、土方歳三が率いる新選組が会津を離れて北海道へ移動するときも、会津に残って戦いました。戊辰戦争後を生きのびて東京に移住し、警察官などの職に就いた後に72歳で亡くなりましたが、本人の遺言により会津のこの寺へ墓が作られたそうです。

鶴ヶ城から移築された「御三階」

  • 写真:haya

阿弥陀寺の本堂の横には、鶴ヶ城から移築された「御三階」があります。明治時代に鶴ヶ城が取り壊されたときに城の本丸から移築された建物で、阿弥陀寺が幕末の戦争で焼失した後は、長い間、本堂として利用されてきたそうです。江戸時代の鶴ヶ城の遺構として、唯一の建物になります。

会津藩で戦った人々が葬られた阿弥陀寺に鶴ヶ城の遺構が残ったのも、何かの縁かもしれません。幕末の歴史に興味がある人なら、白虎隊が最期を遂げた飯盛山や、会津のメインスポットともいえる鶴ヶ城とともに、ぜひ訪ねたい史跡です。

阿弥陀寺
福島 / 社寺・教会
住所:福島県会津若松市七日町4-20地図で見る
Web:https://www.aizukanko.com/spot/226

七日町周辺を散策

  • 写真:haya
  • 写真:haya

阿弥陀寺のある七日町は、江戸時代には主要な街道が何本も通る城下の玄関口として栄えた町で、昭和30年ごろまで繁華街として賑わっていました。現在の七日町通りと周辺の町には、江戸時代からの老舗や伝統工芸品の店、大正浪漫の雰囲気を感じられるレトロな建物などがあり、散策を楽しめる町となっています。

見どころはたくさんありますが、ここでは特におすすめのスポットをご紹介します。

七日町通り
福島 / 町・ストリート
住所:福島県会津若松市七日町地図で見る

レトロ駅舎には駅カフェも「七日町駅」

  • 写真:haya
  • 写真:haya

七日町駅は、洋館のような外観の駅舎です。会津のアンテナショップにもなっている「駅カフェ」では、水出しコーヒーなどを味わうことができます。

駅café(七日町駅)
福島 / カフェ・喫茶店
住所:福島県会津若松市七日町5-1地図で見る

訪ねて楽しい老舗酒蔵「末廣酒造 嘉永蔵」

  • 写真:haya

日本酒の酒蔵が多い会津若松市の中でも、特に訪ねて楽しめる酒蔵としておすすめなのが「末廣(すえひろ)酒造 嘉永蔵」。予約不要で酒蔵を見学することができ(団体は要予約)、カフェも併設されているなど、お酒が飲めない人でも楽しめますよ。営業は17時までですが、酒蔵内の案内は16時の集合が最終となっています。

末廣酒造 嘉永蔵
福島 / 工場・施設見学 / ドリンク
住所:福島県会津若松市日新町12-38地図で見る
電話:0242-27-0002
Web:http://www.sake-suehiro.jp/kurakoubou/kurakoubou.h...

野口英世が学生時代を過ごした「野口英世青春館・會津壹番館」

  • 写真:haya

千円札に描かれており、日本人なら誰もが知っている細菌学者・野口英世。会津若松の会陽医院で不自由だった左手の手術を受けた後に医療を志し、学校を卒業後は書生として会陽医院に入門し、青春時代を会津で過ごしました。

その会陽医院の建物が現在も残っており、1階は喫茶店の「會津壹番館」、2階は資料が展示されている「野口英世青春館」となっています。

會津壹番館
福島 / カフェ・喫茶店
住所:福島県会津若松市中町4-18地図で見る
電話:0242-27-3750
Web:http://www.uyou.gr.jp/aizu-ichibankan/
野口英世青春館
福島 / 博物館・美術館
住所:福島県会津若松市中町4-18地図で見る
電話:0242-27-3750

史跡めぐりだけでなく街歩きも楽しめる会津七日町

幕末会津藩の歴史や野口英世の足跡を訪ねる旅をしながら、ノスタルジックな街歩きも楽しめる七日町。今回紹介したスポットの他にも、さまざまなお店や建物があります。ぜひ訪ねてみてください。

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※この記事は2018年12月11日に公開した情報です。
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