ひがし茶屋街や倉敷美観地区、花見小路通などをはじめとする日本の風情あるレトロな街並みを、トリップノートの10万人を超えるトラベラー会員(2025年2月時点)が実際に行っている順に、人気ランキングでご紹介します。
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1位:ひがし茶屋街(石川)
出典:tripnote.jpphoto by swfbikpreさん
金沢にある三つの茶屋街のひとつ。石畳に沿って殻格子のお茶屋さんが並ぶ風情のある通りで、江戸時代の面影をいまに伝えます。茶屋を利用したカフェや、金沢土産の定番である金箔や伝統工芸のお店が並び、とくに週末には多くの観光客で賑わいます。
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「ひがし茶屋街休憩館」では無料で町家を見学でき、またトイレもあるので休憩に立ち寄るにもおすすめです。
2位:倉敷美観地区(岡山)
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倉敷は江戸時代に代官所が置かれ天領地として栄えた商業の町。その時代の面影を今にのこすのが「倉敷美観地区」です。塗屋造りの町家や白壁土蔵造りの建物が並び、まるで江戸時代にタイムスリップしたような散策が楽しめます。
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現在は観光地化されており、レストランやカフェ、美術館、お土産屋さん、宿泊施設などが並び、またデニム発祥の地にちなんだ「デニムストリート」も見どころ。
3位:白川郷合掌造り集落(岐阜)
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「白川郷合掌造り集落」は、1995年に世界遺産に登録された合掌造り集落です。江戸時代末期から明治時代末期に建てられたものがほとんどで、大小あわせて100棟あまりの合掌造りの建物が並び、今なお実際に生活が行われています。
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白川郷の観光シーズンである夏には特に多くの人が訪れますが、一面雪景色になる冬の景色もおすすめです。1月中旬~2月中旬の間はライトアップを行う日もあり、銀世界に浮かぶあかりが、まるでおとぎの国のようと人気を呼んでいます。
4位:八坂通(京都)
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京都を訪れたらぜひ歩きたいのが「八坂通」です。「八坂の塔」にいたる参道で、細い石畳の道に沿って連なる町家が情緒たっぷり。
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とくに八坂通から眺める八坂の塔が、京都らしい風情を感じる絶景だと言われています。
5位:花見小路通(京都)
祇園の中心部を通る、祇園エリアのメインストリート。約1kmに渡って続く石畳の道沿いには、古くからのお茶屋さんや飲食店が軒を連ね、夜はお座敷へと急ぐ舞妓さん、芸妓さんの姿を見られることも。
灯篭の灯りでライトアップされた夜の花見小路通は昼とは違った趣があり、通りを散策するだけでも楽しめます。
6位:二寧坂(京都)
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産寧坂よりさらに北にあり、高台寺のあたりへ続くゆるやかな石畳の坂道。京都らしい風情を感じるこの通りは、京都観光のマストスポット!
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道の両側には老舗から新しいお店まで注目のショップが並んでおり、とくに2017年にオープンしたスターバックスは日本家屋を利用したもので、畳の席があることなどが話題となりました。
7位:飛騨高山さんまち通り(岐阜)
飛騨高山を代表する町並みが、高山市の上一之町〜上三之町あたりをさす「さんまち」です。古い建物が立ち並ぶ美しい通りには人力車も走り、まるでタイムスリップしたかのような気分に。
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情緒を味わいながら、飛騨牛のにぎり寿司、肉まん、みたらし団子などの食べ歩きも楽しく、また町家を利用した雑貨店やカフェも並びます。
8位:産寧坂(京都)
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清水寺の参道の一部で、豊臣秀吉の妻である北政所が使っていたと伝えられています。折れ曲がった石畳や石段の両側には昔ながらの建物が連なる、京都らしい風情を感じる通りで、二寧坂とともに京都市の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。お土産屋さんや和菓子屋さん、カフェなどの飲食店も並び、京都観光で歩いておきたい通りの一つです。
9位:大内宿(福島)
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その昔、会津若松と日光今井市を結ぶ「会津西街道」の宿場町として栄えた場所。昭和56(1981年)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されてから、年間120万人もの観光客が訪れる人気の観光地となりました。
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かつての賑わいを感じさせる街並みが残っており、40棟ほどの茅葺き屋根が並ぶ光景は、まさに江戸時代。箸の代わりに1本のねぎを使って食べる、名物の「高遠そば」もぜひお試しを。
10位:伊香保温泉 石段街(群馬)
伊香保温泉のシンボルである「石段街」。伊香保神社までつづく石段は、その数365段にものぼります。石段の両脇には温泉宿やお土産店、遊戯場、足湯、日帰り温泉などがひしめき合い、温泉情緒をたっぷりと感じながらそぞろ歩きが楽しめます。
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石段の途中に刻まれた、文豪・与謝野晶子の詩や十二支を描いた石も注目です。
11位:一番街の蔵造りの町並み(埼玉)
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川越観光のメインストリート。”小江戸”と称される川越ですが、実はこれらの蔵造りの建物は明治時代に建てられたもの。明治26年(1893年)に起きた川越大火で川越の町の3分の2が焼けてしまい、火に負けない強い建物をと蔵造りが採用されました。
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大火を免れた江戸時代建築の大沢家住宅や、川越市蔵造り資料館、古い洋館が素敵な埼玉りそな銀行など見どころが多く、また飲食店やお土産店も並びます。
12位:にし茶屋街(石川)
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金沢の三大茶屋街のひとつ。ひがし茶屋街、主計町茶屋街からは離れた場所にあり、規模は小さいながら、最も多くの芸妓さんがいる茶屋街です。出格子が風情ある茶屋様式の建物が軒を連ね、今なお料亭や芸妓置屋があります。
出典:tripnote.jpphoto by はせべさん
夜には格子戸の奥から聞こえてくる三味線の音色が心地よく、しっとりとした金沢の夜を演出してくれます。また金沢土産に人気の店舗も軒を連ねるので、お土産さがしに訪れてみては。
13位:先斗町(京都)
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先斗町はコテコテの京都という感じで整備された、いかにも京都といった雰囲気の先斗町通りを指します。趣があって、ここを歩くこと自体が観光アクティビティであり、常に観光客であふれています。
お茶屋遊びができるエリアは京都に五つ(五花街)あって、先斗町はそのひとつです。舞妓さんや芸妓さんが歌や舞踊などを練習・発表する場所である「先斗町・歌舞練場」もあり、観光名所となっています。
14位:銀山温泉(山形)
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山形県尾花沢市にある「銀山温泉」は、大正ロマンの風情が薫る温泉街。こじんまりとした温泉街ですが、レトロな洋風木造多層の旅館が軒をつらね、夜にはガス灯が街を幻想的に灯します。
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国民的ドラマ『おしん』の舞台としても知られるほか、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の湯屋のモデルになっているのではないかとも言われています。
15位:長町武家屋敷跡(石川)
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かつて加賀藩士が住んでいた屋敷跡で、現在も市民生活が営まれています。石畳の道沿いにつづく黄土色の土塀や用水、武士窓のある長屋門など、藩政時代の面影がのこる風情のある町並みは、ぶらりと歩くだけでも楽しめますが、せっかくなら一般公開している屋敷の見学もいかがでしょうか。また金沢土産におすすめの、人気の和菓子店もありますよ。
16位:ならまち(奈良)
奈良市の近鉄奈良駅の南に広がる奈良町(ならまち)界隈は、伝統的町並みが残るエリア。細く入り組んだ路地に歴史ある木造家屋が並び、近年は古い建物をいかしたカフェなども増えています。
そのほか資料館や酒蔵、雑貨店、神社などが点在し、現在は奈良市有数の観光スポットになっています。
17位:菓子屋横丁(埼玉)
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「一番街の蔵造りの町並み」からすぐの、石畳沿いに20軒ほどのお菓子屋さん、駄菓子屋さんが並ぶ素朴な通りです。子供の頃に戻ったような気分で散策できますよ。
数あるお店の中でも人気は「稲葉屋本舗」。職人歴40年の2代目が、先代から伝わる製法を守り芋菓子などを製造・販売しています。菓子屋横丁に香る懐かしい匂いは、”かおり風景100選”に選ばれています。
18位:主計町茶屋街(石川)
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金沢にある三つの茶屋街のひとつ。最もよく知られている「ひがし茶屋街」にも近く、浅野川沿いにあるのが特徴的で、川沿いの木々と街灯がよりいっそう風情のある景観を作りだしています。
出典:tripnote.jp
浅野川沿いは料亭が建ち並びますが、裏道のほうへ入れば狭い路地や、”くらがり坂”と呼ばれる趣を感じるエリアに出会えます。この”くらがり坂”は尾張町の旦那衆が人目を避けて主計町に通うために通ったとされる坂。くらがり坂に対し”あかり坂”と呼ばれる坂もあります。
19位:清水坂(京都)
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かつての平安京の南大通にあたる「松原通り」の一部で、東大路通との交差点付近から清水寺へと至る約1kmの参詣道を指します。清水寺までの通り沿いには、民工芸品や和雑貨、陶磁器、京都のお土産を扱うお店のほか、飲食店、喫茶店など約30店舗が軒を連ね、お土産選びや散策なども楽しめるエリアです。
20位:ねねの道(京都)
高台寺横のねねの道には美しい石畳があり、多くの人力車が走っています。そしてこちらのねねの道から、京都の小路らしい石塀小路へ行く事が出来るんです。
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ねねの道にある店舗の中を通るちょっと不思議な道に入ってみましょう。ここを通過していいのかちょっと不安になってしまいますが、どんどん突き進むと石と木の塀に囲まれた素敵な石塀小路に出ます。
21位:萩城下町(山口)
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萩藩の拠点だった町。1604年に毛利輝元が萩城を築いてから、260年の間にわたり城下町として栄えました。現在でも江戸時代につくられた街路や武家屋敷、町屋が多く残っており、古地図で歩けると言われています。
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城跡・旧上級武家地・旧町人地の3地区は、2015年7月に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界遺産に登録されました。
22位:五箇山 菅沼合掌造り集落(富山)
出典:tripnote.jpphoto by くんぬんさん
庄川沿いにたたずむ、9棟の合掌造りの家屋が並ぶ小さな集落で、世界遺産に登録された合掌造り集落のひとつ。一部の家屋は、五箇山の歴史や伝統を伝える五箇山民俗館、そして喫茶店やお土産屋さんとして開放されています。
出典:tripnote.jpphoto by みにっこさん
毎冬、雪が積もった合掌造りの家屋をライトアップする期間限定のイベントを開催しており、その幻想的な光景が人気を集めています。
23位:五箇山 相倉合掌造り集落(富山)
出典:tripnote.jpphoto by くんぬんさん
世界遺産に登録された合掌造り集落のひとつ。まわりを山に囲まれた相倉合掌造り集落に残る合掌造りの家屋は23棟で、田んぼや石垣などともに、どこか懐かしい日本の原風景を見せてくれています。
出典:tripnote.jpphoto by くんぬんさん
合掌造りの宿やお土産店、お食事どころがあり、小さな集落ながらも観光地化されています。
23位:角館町武家屋敷通り(秋田)
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「みちのくの小京都」とも言われる角館を象徴する通り。「角館歴史村・青柳家」や「石黒家」をはじめとする、黒塀に囲まれた歴史あるお屋敷が立ち並んでいます。
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一帯は桜の名所としても知られ、4月下旬〜5月初旬にかけての開花時期には、枝垂れ桜のピンクで通りが華やかに彩られます。また秋の紅葉の名所でもあり、黄や赤に色づいたモミジやイチョウと黒塀のコントラストは見事です。
25位:佐原(千葉)
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千葉北東部の香取市にある水郷の町。町を流れる小野川沿いや香取街道には、江戸時代の面影を残す町並みが今も残っており、江戸時代にタイムスリップした気分に。
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佐原は伊能忠敬が住んでいた町としても有名で、現在も残る伊能忠敬が30年ほどを過ごした母屋と店舗は、伊能忠敬旧宅として国指定史跡となっています。
26位:馬籠宿(岐阜)
出典:tripnote.jpphoto by 永ちゃんさん
中山道43番目の宿場。文豪・島崎藤村の故郷としても知られており、生家跡にたつ記念館には、作品原稿などの資料が展示されています。
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石畳が敷かれた坂に沿うように宿や飲食店が並ぶ馬籠宿では、ぬれおかきの食べ歩きも定番!そのほか、古い建物を利用したカフェや雑貨店など、散策が楽しい。
27位:奈良井宿(長野)
出典:tripnote.jpphoto by kaTasiさん
かつて中山道を歩く多くの旅人で栄えた、旧中山道随一の宿場町。約1kmにわたって、江戸時代や明治時代の建築物が立ち並び、当時の面影を色濃く残します。この風情ある町並みは、NHK連続テレビ小説『おひさま』の撮影にも使われました。
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また奈良井宿の特徴的な建築様式であり、二階が少しせり出した「出梁(だしばり)造り」の建物も必見です。
28位:法善寺横丁(大阪)
出典:tripnote.jpphoto by ;Dさん
道頓堀から歩いて2~3分の場所にある法善寺横丁。昭和の小説で映画にもなった『夫婦善哉』の舞台です。東西に延びた80mほどの路地に、高級割烹からカジュアルなお好み焼き屋まで、飲食店がびっしり。横丁に灯りが灯りはじめるとノスタルジックな雰囲気が漂い、その頃から多くの人でにぎわいだします。
その一角にあるのが「水掛不動さん」と呼ばれる西向不動明王。商売繁盛、夫婦円満、恋愛成就にご利益があるとされています。
法善寺横丁の東の入り口には3代目桂春団治氏、西の入り口には藤山寛美氏の手による「法善寺横丁」と書かれた看板が掲げられています。
29位:石塀小路(京都)
出典:tripnote.jpphoto by nanchitteさん
高台寺通り(ねねの道)へ通り抜けることができる小道。石畳に沿って町屋が連なる街並みがなんとも京都情緒を漂わせ、ドラマや映画のロケ地としても使用されます。
明治末期から大正初期にかけてつくられたこの通りは、かつてはお茶屋さんが多くありましたが、現在は旅館や京料理のお店、喫茶店などが軒を連ねています。
※本記事のランキングは、トリップノートのアプリでトラベラー会員が登録した「行ったスポット」のデータ(2025年2月時点)を元に算出しています。