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文豪ゲーテが生まれた家【ゲーテハウス】
「レーマー広場」から西へ歩いて7分ほど、大通りから少し奥まった住宅街に、ゲーテ が生まれ育った家【Goethe Haus ゲーテハウス】があります。
「ゲーテ」といえば、小説『若きウェルテルの悩み』や詩劇『ファウスト』などで世界的に知られているドイツきっての文豪。また文豪であるだけではなく、劇作家、自然科学者、さらには政治家や法律家でもあったことも有名です。
そのゲーテが生まれたのがここ。裕福な家庭に生まれ、16歳で大学に行くまではこの家で育ったそうです。戦時中に火災に遭い、建物自体は再建されたものですが、中の書籍や家具は戦時中は避難させていたらしく、展示されているものは本物とのこと。女の子が憧れそうな部屋がたくさん!
ゲーテのお父さんが収集した約2,000もの法律関係の書籍が収蔵された書斎(写真左)や、ゲーテのお母さんやコック、メイドが使っていたというキッチン(写真右)は、なかなか見ごたえがあります。
- ゲーテハウス
- ドイツ / 建造物
- 住所:Goethe Haus, Großer Hirschgraben 23-25, 60311 Frankfurt am Main, ドイツ地図で見る
- Web:https://www.goethehaus-frankfurt.de/goethe-house
【Goetheplatz ゲーテ広場】&【Roßmarkt ロスマルクト】
ゲーテハウスから北のショッピングストリート「Zeil ツァイル」に向かう途中に【Goetheplatz ゲーテ広場】があります。そこにはどどーん!と ゲーテ像 が鎮座。
また、ゲーテ広場の隣には【Roßmarkt ロスマルクト】という広場もあり、そこには グーテンベルク記念碑 があります。グーテンベルクは、中世に初めて 活版印刷 を実用化した人。それまでは木版印刷しかなかった世界に一大変革を起こしたと言われています。
ユーロマークが写真スポット!【欧州中央銀行】
ゲーテハウスから5分も西へ歩けば、今度は高層ビルが立ち並ぶ摩天楼エリア、いわゆるビジネス街に入りますが、その中でも観光客で賑わっているのが【ユーロマーク】のある公園「Gallusanlage(ガルスアンラーゲ)」。
そのすぐ側にそびえ立っているのは【欧州中央銀行ビル】です。2014年に同じフランクフルト内のオステンド地区に本社は移転となりましたが、それまではここが本社でした。
- ガルスアンラーゲ公園
- ドイツ / 公園・動植物園
- 住所:Gallusanlage, 60329 Frankfurt am Main, ドイツ地図で見る
ヨーロッパ最大級のターミナル駅【フランクフルト中央駅】
フランクフルト観光エリアの一番西にあるのが【Frankfurt am Main Hauptbahnhof フランクフルト中央駅】。ヨーロッパ交通の主要ハブであり、ドイツの中で最も利用者の多いターミナル駅として知られています。個人旅行でフランクフルトを訪れる方も、空港からは 長距離高速列車ICE に乗り、この駅に降り立つことになります。
売店、コンビニ、ドラッグストア、カフェ、お土産売り場など様々な店舗が入っているという点では日本の主要駅でも見かけられますが、やはり歴史を感じる建物全体の雰囲気は、日本と全然違う!特に電車に乗る目的がなくても、見に訪れる価値はあります。
また、利用者数も多いので、この駅の周囲にはビジネスマンに嬉しいお手頃価格のホテルもたくさん。もちろん多くの観光客も利用しています。
- フランクフルト中央駅
- ドイツ / 駅・空港・ターミナル
- 住所:Am Hauptbahnhof, 60329 Frankfurt am Main地図で見る
北には【アルテ・オーパー(旧オペラ座)】やショッピングストリート【ツァイル】
「大聖堂←→フランクフルト中央駅」の東西ラインから少し北には、歩行者天国のショッピングストリート【Zail ツァイル】が東西に走っており、ストリートの西端には【Alte Oper Frankfurt アルテ・オーパー(旧オペラ座)】があります。
【アルテ・オーパー】はパリのオペラ座をモデルに1880年に建てられました。第二次世界大戦の空爆で一度は廃墟となってしまいましたが、市民の寄付などによって1981年に再建されたそうです。
なお、現在はアルテ・オーパーではオペラが上演されないのが残念…コンサートやイベント会場として利用されています。筆者が訪れたときはミュージカルの「劇団四季 CAT'S」が上演されていました。
- 旧オペラ座(アルテ・オーパー)
- ドイツ / 建造物
- 住所:Opernplatz 1, 60313 Frankfurt am Main, ドイツ地図で見る