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マイン川、そして南北をつなぐ橋
マイン川の南北をつなぐ橋はいくつかあり、中でも「Eiserner Steg 鉄の橋」や「Alte Brücke(アルテ橋)」からの景色は “The フランクフルト”としての光景としても有名です。
マイン川の河岸はどこからでもアクセスしやすいのでぜひ訪れてみてください。緑豊かな公園が両岸に広がっていて、地元の方が犬の散歩をしていたりランニングしていたり…まったりとした時間が流れています。
また橋を渡るのは歩いて10分もかかりません。北から南へ渡ると、そこは【ザクセンハウゼン地区】となります。
ザクセンハウゼンで【Apfelwein(りんご酒)】を飲もう!
ドイツの名物はビールやソーセージだけではありません。とっても広〜いドイツでは名物の特徴も各所によって違います。フランクフルトで名物といえば、【Apfelwein(りんご酒)】!!北側の観光地にも 「りんご酒」 が飲めるお店はあるかもしれませんが、どうせなら、地元の居酒屋で地元の人と一緒に楽しみながら飲んでみませんか?!
マイン川の南にある【Sachsenhausen Frankfurt ザクセンハウゼン地区】には、地元の人たちがお昼からワイワイ楽しんでいる居酒屋がたくさん立ち並んでいて、伝統的なドイツ料理の店やりんご酒が飲める居酒屋が多く集まる場所としても知られています。
【Zum Gemalten Haus】で郷土料理とともに「りんご酒」
「りんご酒」を求めて筆者が訪れたのは、【Zum Gemalten Haus】。入口は狭いのですが、奥に入るととっても広〜い!
まだランチタイムですが、すでに“出来上がっている”地元の人たちがいっぱい!この雰囲気、飲兵衛にとってはとても居心地が良いです(笑)。
早速 「Apfelwein(りんご酒)」をオーダー。このサイズで2€(260円)ほど…安い!!
それにしても何と言ったらいいのでしょうか、この味…蜜の無いリンゴ、糖分のないリンゴを、そのままアルコールにしたドライな感じ?!“まずい” というワケでは決して無いのですが、“慣れない不思議な味” という感覚。しかし面白いことに飲んでいるうちに慣れてくると、クイクイいけちゃいます。
料理もフランクフルトの名物 Rippchen(リップヒェン) を頼んでみると、これまたビックリ!!ででーーん!!と大きな骨付き豚肉の塊がやってきました!
リップヒェンとは 豚あばらの塩漬け のこと。見た目のボリュームはすごいですが、実際につまんでみると、塩加減がいい感じに効いていて、りんご酒を飲みながら箸が進んでしまいます。しかも、これで8€(1,000円)ほど。
ソーセージ もいろいろ種類があり、単品で1つ4.8€(600円)ですが、ものすごい太い!フォークがおもちゃに見える太さです。また、何気に料理に添えてある ザワークラウト も絶品。
店員さんは最初はぶっきらぼうに感じるかもしれませんが、それが “地元のお店” たるスタイル。こちらが歩み寄ればとても親切にもてなしてくれます。もちろんドイツ語がわからなくてもOK!英語のメニューがあったり、英語でも分からなかったらジェスチャーで聞けば色々教えてくれますヨ。
- Zum Gemalten Haus
- ドイツ / 洋食・西洋料理
- 住所:Schweizer Str. 67, 60594 Frankfurt am Main, ドイツ地図で見る
- Web:http://www.zumgemaltenhaus.de
【シュテーデル美術館】などミュージアムがいっぱいの「博物館通り」
フランクフルトの中心にある「Untermainbrücke ウンターマイン橋」を北から南に渡ると、すぐに【Schaumainkai シャウマンカイ通り】=「博物館通り」 が河に沿って東西にあります。その名の通り、この周辺にはミュージアムがいっぱい!
中でも大人気なのは【Städelmuseum シュテーデル美術館】です。
フランクフルトの銀行家「シュテーデル」が集めたコレクションが元だそうですが、その絵画の豊富さはとても素晴らしいです!
ボッティチェリ、レンブラント、フェルメール、モネ、セザンヌ、ピカソ、などかなり見ごたえあり!もちろん写真は、フラッシュをたかなければ撮ってもOKです。
- シュテーデル美術館
- ドイツ / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:Schaumainkai 63, 60596 Frankfurt am Main, ドイツ地図で見る
- Web:https://www.staedelmuseum.de/de
最後に
今回は初めての方、フランクフルトを満遍なく楽しみたい方にわかりやすいよう「東 → 西 → 北 → 南」の順でご紹介しましたが、フランクフルトの歩き方は、ホテルの所在地や「どんなことをしたいか?」によっても色々アレンジができると思います。ぜひ皆様のより楽しい旅の参考にしていただければと思います。
※記事内のユーロから日本円への換算は1ユーロ=約130円で計算しています