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【ドイツ】鉄道ファン必見☆!フランクフルトで蒸気機関車に乗ろう!

取材・写真・文:

福岡在住

2019年11月18日更新

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写真:a s a

フランクフルトのマイン川沿いで、レトロな蒸気機関車に乗れる事をご存知ですか?限られた週末だけ運行している蒸気機関車に乗って、一味違うマイン川沿いの景色を楽しんでみませんか?

この記事の目次表示

フランクフルトを走る蒸気機関車とは

フランクフルト歴史鉄道/Historische Eisenbahn Frankfurt

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フランクフルト歴史鉄道(独:Historische Eisenbahn Frankfurt)とは、フランクフルトにある保存鉄道です。運営する協会は1978年に創設され、蒸気機関車等の歴史的価値のある鉄道を、動態として保存することを目的としています。1979年以降、週末を中心に運行を行っています。

基本的なルートは"Hafenbahn"と呼ばれ、観光地としても有名な"Eisener Steig(鉄の橋)"から、欧州中央銀行のあるOsthafen間を折り返し運行しています。

様々な特別運行

  • 写真:a s a参考:2019年特別運行スケジュール一覧

また手軽に楽しめるHafenbahn(マイン川沿いの運行)だけでなく、様々な特別運行も不定期に行われています。その多くは、フランクフルトから日帰りで行ける近郊都市でケルン、リューデスハイム、リンブルクなどへ向かう便。

例えば、クリスマスシーズンには、各地のクリスマスマーケット訪問を目的とした、いわゆる1day Trip運行も開催され、普通の高速列車にはない、レトロな雰囲気での旅を味わえます。(※特別運行の発着地は「フランクフルト南駅(Frankfurt Süd)」です。詳細は公式HPにてご確認ください。)

さっそく乗ってみよう!

乗り場

  • 写真:a s a
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今回ご紹介するのは、Hafenbahn(マイン川沿いの運行)です。乗り場はフランクフルトの観光名所のひとつでもある、"鉄の橋/Eisener Steg"のすぐ近く。市内中心地から徒歩10分ほどです。停留所は、市街地から鉄の橋に向かって右手にあります。普段は列車が走る場所ではないエリアなので、歴史鉄道が発着する際は、たくさんの人が集まり、その姿を写真におさめています。

鉄の橋
ドイツ / 建造物
住所:Mainkai, 60311 Frankfurt am Main, ドイツ地図で見る

乗車料金・スケジュール

  • 写真:a s a
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列車の乗車料金は、往復7€(約840円)所要時間はおよそ1時間程度となっています。筆者が訪れた際は、正午から16時までの間、1時間に1本の割合で運行されていました。

チケットは公式HPでの事前予約も可能ですが、当日乗り場にて乗務員から購入することも可能です。他都市への日帰り運行便は目的地によって料金・スケジュールが異なるので、詳細は公式HPのスケジュールをご確認ください。

レトロな車内

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歴史鉄道だけあり、車内はどこか懐かしさを感じるレトロな雰囲気。数両編成の車両ではありますが、全車両6席のコンパートメントタイプとなっており、コンパートメント内にはドイツ各地の写真が飾られています。

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ただし、全席自由席(早い者勝ち)なので、マイン川沿いの景色を楽しみたい方は、早めに行って窓側席を確保することをおすすめします!

小さな食堂車

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車内には小さな食堂車も連結しています。ここでは、ソーセージやスープなどの軽食から、スナック類やケーキの販売があります。もちろんビールやシャンパン、ジュースなどのお飲み物も販売されています。お土産品としてポストカードの販売もしており、筆者が乗車した際は、車内販売として翌年のカレンダーの販売も行われていました。

お子様連れも安心

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専用車両でベビーカーの預かりもああるので、小さなお子様連れにも安心。前述のように車内はコンパートメントとなっており、周りを気にせず家族で楽しめるのもひとつのポイントです。

この記事をかいたトラベルライターから一言

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フランクフルトのマイン川沿いは観光スポットの一つで、川沿いを歩いていると、「なんでこんなところに線路があるんだろう?」というような場所に線路が通っています。それほど、"列車が通りそうではないような場所"をこの歴史鉄道は運行します!不定期運航ではありますが、所要時間1時間程度で手軽にレトロな蒸気機関車体験を楽しめる、フランクフルトの一押しアクティビティです!☆(Asako! )

※1EUR=120円で換算しています。

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この記事を書いたトラベルライター

“きゅん”っと来るものが旅の原動力+*
福岡県出身。なんとなくでドイツ語を始め、初めての海外渡航でドイツへ行ってヨーロッパに感動!就職と同時に上京し、数年後に1年間ドイツ勤務。なんとなくから始まってどこか切っても切れない縁があるドイツが大好きです。基本的には列車旅行がメインです。きゅん!とした気持ちをきっかけに旅してます♪

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