ドイツといえば、美味しいビールとソーセージ!ドイツの地ビールは種類が豊富で、1,000種類以上もあると言われています。中でも南ドイツはビールの醸造が盛んなエリアで、毎年秋には、ミュンヘンで「オクトーバーフェスト」が開催されることでも有名です。今回は、そんなミュンヘンで超有名なビアホール「ボブロイハウス(Hofbräuhaus)」をご紹介します。
この記事の目次表示
ビールは栄養価が高い!? ドイツでは一般的な朝食メニュー
ドイツでは、ビールはもともと修道士が断食中に飲む栄養価の高い飲み物として利用されていました。「ビール純粋令」という法律があり、ビールの原料には、大麦・ホップ・水しか使えないと決められています。そのため、無添加で健康的な飲み物と考えらえており、朝食と一緒に飲むドリンクとしても一般的です。
それに対して、日本のビールは麦芽とホップの比率が3分の2以上であれば、「ビール」と名称づけることができます。そのため、副材料にコーンスターチや糖類などが含まれていることが多いです。ドイツビールは、日本のビールと比較すると、スッキリとしていて飲みやすいビールとなっています。
ホフブロイハウスとは?
「ホフブロイ=宮廷の醸造所」という意味です。
1589年にヴィッテルスバッハ家のために作られた歴史あるビアホール、かつ、ミュンヘンに来る観光客の多くが訪れる超有名なビアホールでもあります。
大人気ビアホールとあって、店内はとても広いです。1階がビアホール、2階がレストラン、3階が有料のショーフロアとなっていて、全館で3,000人を収容できます。
店内の装飾も美しく、美術館かの様です。
ホフブロイハウスは、朝一が狙いめ!
大人気ビアホールのため、店内は連日満席状態です。夜は特に活気があり、ビアホールらしい陽気な雰囲気です。ただし、夜の混み合ったホフブロイハウスは、初めての方には少しハードルが高いかもしれません。
①連日満員!相席は当たり前!
②大人気のため予約が取りづらい
③席は自分達で確保する
④ウェイターが捕まりにくい
⑤オーダーの後出てくるまで時間がかかる
1階だけでも1,000席以上ある店内では、ウェイターを捕まえるのも一苦労。オーダーすらなかなかできないこともしばしばです。そこで狙いめなのは、朝一開店直後の時間帯です。
夜は満席の店内ですが、開店と同時に入店するとこの様な感じです。ウェイターもすぐに捕まりますし、席もゆったりと座れます。
ホフブロイハウスの王道ビールメニュー
何も言わずにオーダーすると、「マス」と言われる1リットルのジョッキが出てきます。ハーフサイズもありますので、オーダーの際に希望のサイズを伝える様にしましょう。
①ホフブロイ・ドュンケル(Hofbräu Dunkel)
創業時からある歴史ある黒ビールです。スパイシーですがクセがなく飲みやすいです。
②ホフブロイ・オリジナル(Hofbräu Original)
定番のオリジナルのラガービールです。喉越しがよくとても飲みやすいビールです。
③ミュンヘナー・ヴァイス(Münchner Weisse)
香り豊かな白ビールです。ビールが苦手な方でも飲みやすいです。
④ラドラー(Radler)
こちらは、女性にも人気のビールカクテルです。ラガービールとレモネードを混ぜていて、フレッシュで飲みやすいです。
朝食の定番、白ソーセージとプレッツェル
ミュンヘンでは、ビールと一緒に白ソーセージとプレッツェルを食べるのが朝食の定番です。どちらも塩辛く、ビールがすすみます。
ヴァイスヴルスト(Weißwurst)
仔牛の肉にパセリなどの香辛料が混ぜられた白いソーセージです。皮は食べられますが、現地では皮を剥いて食べるのが一般的で、南ドイツの朝食の一般的なメニューです。ソーセージは、甘いマスタードを付けていただきます。1ポーションでもボリュームがあります。午前中しか取り扱わないお店がほとんどなのでご注意を!
プレッツェル(Brezel)
プレッツェルは、結び目の形が特徴的なドイツ発祥の焼き菓子。モチモチとした独特の歯ごたえがあり、塩味の効いたボリュームのあるパンの様な主食です。白ソーセージと一緒に食べるのが一般的ですが、とても大きいのでシェアして食べるのがおすすめ。
オリジナルグッズも充実
店の入り口には、スーベニアショップもあります。オリジナルのグッズが多数販売されています。
オリジナルジョッキやテディベアは、お土産としても旅の記念としても最適です。
- ホフブロイハウス
- ドイツ / 洋食・西洋料理
- 住所:Platzl 9 80331 München地図で見る
- Web:https://www.hofbraeuhaus.de/en/welcome.html
この記事を書いたトラベルライターから一言
今回は、ミュンヘンの大人気ビアホールの特徴と、おすすめポイントをご紹介しました。限られた旅の時間を有意義に使うためにも時間は有効に使いたいものです。素晴らしいビアホールですが、連日満員なだけに、オーダーやお料理のサーブなどに時間がかかります。
特にお会計には時間がかかりがちです。最後のオーダーをウェイターが持ってきた際にチェックが欲しいと伝えるとスムーズです。他にも南ドイツには素晴らしいビアホールが多数あります。ドイツ旅行の際は、ビアホールを体験してはいかがでしょうか。