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【9】ペルガモン博物館(ベルリン)
ベルリン市内にあるペルガモン博物館は、ヘレニズム文化の芸術品を集めた博物館です。実物を現地から運んでそのまま展示することをテーマとしており、博物館の名前ともなった「ペルガモン(アナトリア地方の古代都市)の大祭壇」や、バビロニア王国の「イシュタール門」、エーゲ海の古代都市・ミレトゥスにあった「市場の門」など、すべて現地にあったままの姿で移設された展示が目玉。
ベルリンにいながらにして、ヘレニズム遺跡の中にたたずむことができる希少な施設です。オーディオガイドは日本語もあり、丁寧な解説が楽しめます。
【10】ブランデンブルク門(ベルリン)
ブランデンブルク門は1791年に建築された門で、ベルリンのランドマークとして認知されています(高さ26m、幅65.5m、奥行き11m)。ドイツで製造されるユーロ硬貨にも刻まれており、ベルリンの観光に欠かせないスポットの一つです。
ブランデンブルク門の正面に面している部分はパリ広場と呼ばれており、その両脇をフランス大使館とアメリカ大使館が囲むような立地となっています。近くにはスタバもあるため常に旅行者で賑わっています。
- ブランデンブルク門
- ドイツ / 建造物
- 住所:Pariser Platz, 10117 Berlin地図で見る
- Web:https://www.berlin.de/sehenswuerdigkeiten/3560266-...
【11】ハイデルベルク城(ハイデルベルク)
- 出典:tripnote.jp
ハイデルベルク城は、ノイシュバンシュタイン城、ホーエンツォレルン城と並んで「ドイツ三大名城」と言われています。19世紀以前から多くの詩人や画家、作家も魅了され、特にロマン主義のアーティストがたくさんここを訪れていたそうです。
ハイデルベルク城の面白い点は、建設は1200年初期から始まり、三十年戦争によって砲撃される1600年初期まで、すなわち400年近くに渡り城主が替わるたびに増設されたということ。その間、時代それぞれの背景を写した様々な建築様式が取り入れられており、ロマネスク様式、ゴシック様式、ルネサンス様式と多彩な建築の特徴が見られます。
城内には「Altan アルタン」と呼ばれるテラスがあり、ここからはネッカー川やネッカー渓谷、そして一面赤い屋根の旧市街が一望でき、とても素晴らしい景色に感動しますよ!
【12】ヴィース教会(シュタインガーデン)
- 出典:tripnote.jp
ヴィース教会は、ロマンティック街道にある「シュタインガーデン (Steingaden) 」という町の外れ、周りには何もない広々とした牧場の大草原の中にポツンと建っています。
教会内部の素晴らしく細やかな装飾には目を見張るものがあります。特徴的なのは、白をベースとした色使いと複雑な曲線を使ったロココ調の美術様式。ロココの装飾から導かれるように天井を見上げると、目に入るのが、なんとも素晴らしい天井画!フレスコ画で、最後の晩餐やキリスト復活が描かれています。これらの装飾や天井画が評価され、1983年にユネスコ世界遺産に認定されました。
そしてこの教会で特に有名なのは「鞭打たれるキリスト像」。近くの町の教会に保存されていたキリストが血を流す姿があまりに生々しいとのことで、ずっと裏で保存されていたのを哀れに思ったある農婦が像を譲り受け、毎日熱心にお祈りを捧げ続けました。するとキリスト像が、涙を流すという奇跡が起こったそうです。
その噂は瞬く間に広がり、礼拝者が絶えなくなり、農婦夫妻は像を小さな礼拝堂に移しました。そして18世紀後半、ドイツ宗教建築の第一人者である、ツィンマーマン兄弟の手により、ヴィース教会が建設されたといういきさつがあります。
- ヴィースの巡礼教会
- ドイツ / 社寺・教会 / 観光名所 / 教会
- 住所:Wies 12, 86989 Steingaden地図で見る
- 電話:8862-93293-0
- Web:http://wieskirche.de/
【13】リンダーホーフ城(オーバーアマガウ)
ドイツ南部バイエルン州にあるリンダーホーフ城は、三大名城に数えられるノイシュヴァンシュタイン城と同じく、バイエルン王「ルートヴィヒ2世」の命により建設されたもので、唯一王の存命中に完成した城です。ルートヴィヒ2世は、ヴェルサイユ宮殿を模したルネサンス様式のこの城に実際に住まい、城内ガイドツアーでは当時の王の暮らしぶりも垣間見ることができます。
城自体はとても小さいものの、敷地内の庭園は美しく整備され、小高い丘状になった展望広場から見下ろす城は美しく見ごたえがあります。庭園は夏場しか開放されていないため、観光には夏がおすすめ。また城の裏手には、人工の洞窟「ヴィーナスの洞窟」があり、こちらも必見です。ルートヴィヒ2世が傾倒していたワーグナーの楽曲が流れる洞窟は、ファンタジックかつ少し不気味な世界観であふれています。
【14】ホーエンツォレルン城(ヘッヒンゲン)
- 出典:tripnote.jp
ドイツ三大名城であり三大美城と呼ばれるお城の一つ。山の上に佇み、雲海をまとった幻想的な姿は、まさに天空の城そのものです。ベスト眺望スポットのZellerhorn Gripfelから眺めるお城の美しさは、雲海が無くても十分すぎるほど幻想的。また毎年第一、第二アドベント(12月の1,2週目の週末)には、Königlicher Weihnachtsmarktといわれるクリスマスマーケットが城内で開催されます。
- ホーエンツォレルン城
- ドイツ / 建造物
- 住所:72379 Burg Hohenzollern地図で見る
- 電話:07471 2428
- Web:https://www.burg-hohenzollern.com/
【15】アウグストゥスブルク城(ブリュール)
ケルン近くのブリュール駅前にあるお城。18世紀に当時のケルン大司教であるクレメンス・アウグストが、天才建築家バルタザール・ノイマンに設計させた贅を尽くしたロココ調の宮殿で、世界遺産にも登録されています。城内に入るにはガイドツアーに参加が必須で内部は撮影禁止になっていますが、入ってすぐの「階段室」の美しさには圧倒されるでしょう。
- アウグストゥスブルク城
- ドイツ / 建造物
- 住所:Max-Ernst-Allee, 50321 Bruhl, North Rhine-Westphalia, Germany地図で見る