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【銀座】一幕800円も!当日券で気軽に歌舞伎デビュー!

取材・写真・文:

トラベルライター

2018年9月26日更新

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写真:トラベルライター

みなさんは歌舞伎を観たことがありますか?「チケットが高い」「内容が難しそう」「なんとなく敷居が高い」そんなイメージで、なかなか踏み出せない人もいるのでは?今回は、誰でも気軽に歌舞伎デビューができる「一幕見席」についてご紹介します!

この記事の目次表示

仕事帰りや予定の合間にも。気軽に歌舞伎デビューしよう!

「歌舞伎」といえば、芝居・踊り・音楽の3要素で観るものを楽しませる日本の伝統芸能です。400年以上の歴史のなかで、各時代の観客の趣味・嗜好を反映し、磨き上げられてきました。

長い歴史があるだけに「敷居が高そう・難しそう」というイメージを持たれがちですが、実は堅苦しい決まりごとはなく、だれでも気軽に観に行くことができるものなのです。

  • 写真:トラベルライター迫力ある歌舞伎座の外観。東銀座駅直結!

今回は、東京は銀座にある歌舞伎座の「一幕見席(ひとまくみせき)」をご紹介します。一幕見席とは、公演されている演目の好きな幕だけを選んで観ることで、だいたいが1,000円~2,000円ほどで鑑賞できてしまいます。映画を観に行くような感覚で、気軽に歌舞伎デビューをしてみませんか?

「一幕見席」の鑑賞方法

一幕見席は「歌舞伎を観てみたいけど、初心者で何もわからない!」という人におすすめの鑑賞方法です。歌舞伎の一幕は30分~1時間くらいなので、チケットさえ手に入れられれば、予定の合間にもさくっと観ることができます。席は、4階の自由席。整理番号順に入場し、好きな席へ座っていくという鑑賞スタイルです。

1.まずはチケットの販売開始時間をチェック!

一幕見席は、それぞれの公演ごとにチケットの販売開始時間が設定されています。ですので、歌舞伎座へ行く前に、まずは「現在なんの演目が上演されているのか」「何時からチケットが販売されるのか」をチェックし、自分の観たい幕の公演時間に合わせて行くようにしましょう。

ちなみに、販売開始時間のどれくらい前から並べばいいかというと、これは公演によってまちまちです。筆者が観に行った幕は大変人気のある公演だったため、1時間前に到着してもすでに人が並んでいました。チケットが売り切れることももちろんあります。

注意しておきたいのは、チケットを手に入れられたとしても、人が多いと「立見席」になってしまう可能性があるということ。入場は整理番号順となりますので、立ち見をしたくないという人は、時間に余裕をもって行くに越したことはありません!

一幕見席の上演時間は、歌舞伎公式サイトの「歌舞伎美人(かぶきびと)」で月初めに発表される「幕見席のご案内」というページから確認することができるので、そこからチェックしてみてください。サイト内で「幕見席のご案内」と検索するか、それぞれの「公演詳細」のページからも確認できます。ページ例はこちらを参照ください。

2.いざ歌舞伎座へ!

  • 写真:トラベルライター歌舞伎座地下には大きな提灯が。

歌舞伎座へのアクセスは、東京メトロ日比谷線・都営浅草線の「東銀座駅」を利用するのが便利です。3番出口から歌舞伎座の地下に直結していますので、雨の日でも濡れずに行けるところがいいですよね。

ちなみに地下の広場にはお土産もたくさん売っているので、上演時間まで見て回るのも楽しいですよ。

3.列に並んでいる間に公演の概要をチェック

  • 写真:トラベルライター一幕見席の説明文

一幕見席のチケット売場は、歌舞伎座1階の正面玄関・左側にあります。チケットを買うときは、その左側に列が続くイメージです。並んでいる間は係りの人が近くにいて、一幕見席に関する説明をしてくれます。そのとき、写真のような案内状もわたしてくれるので、初めての人はよく読んで待つようにしましょう。

一幕見席チケットは、「一人につき1枚&一幕につき1枚のみ」購入するのが基本です。ですが、歌舞伎は第1部・第2部…というように、部で分かれています。同じ部の中の連続した幕なら、観たい幕のチケットをまとめて購入することも可能です。

その場合は、部の一幕目のチケット販売時間に合わせて並ぶようにしましょう。ストーリーとしては、部内すべての幕を買った方がより楽しめると思うので、通しで買うのはおすすめですよ。わからないことがあれば、近くにいる係りの人に質問しましょう!

4.窓口でチケットを手に入れよう

  • 写真:トラベルライター一幕見席の切符売り場

チケット販売開始時間になると、徐々に列が動き始めます。そして、ついに窓口へ到着!ここでお金を手渡し、チケットをもらいましょう。

  • 写真:トラベルライターチケットには入場番号が記載されています。

チケットには、開演時間と整理番号が書かれています。チケットに書かれた開演時間の20分前までに、歌舞伎座4階のロビーに集まるようにしましょう。

  • 写真:トラベルライターここが一幕見席の入り口です。

4階ロビーへは正面玄関ではなく、写真にある「一幕見席入口」から行きます。チケット売場裏手の「幕見用エレベーター」で歌舞伎座4階まで上がってください。時間になったら係りの人が整理番号の案内をしてくれます。

5.より楽しく歌舞伎を観るには?

もちろんそのままでも歌舞伎は楽しめますが、初めて歌舞伎を観る方が歌舞伎を鑑賞する際に持っていたら便利なものは以下の4つです。

筋書

まず「筋書」は、上演される公演の内容がまとめられたプログラムです。見どころや俳優さんをチェックしてから観ると、より歌舞伎の世界を楽しめると思います。筋書は4階ロビーで購入が可能です。

イヤホンガイド

2つ目は「イヤホンガイド」。これは鑑賞中にイヤホンをすると、公演のタイミングに合わせて歌舞伎の決まりごとや、ストーリーなどを解説してくれるガイドです。こちらも4階のロビーで貸し出しを行っています(公演終了時に返します)。料金は500円に、保証金1,000円。保証金は返却時に返ってきます。

オペラグラス

3つ目は「オペラグラス」。一幕見席は4階なので、俳優さんの表情までハッキリ見たいという人には少し遠く感じると思います。そんなときは、オペラグラスを持っていくのがおすすめです(歌舞伎座でも販売はしているそうです)。

飲食物

最後は「飲食物」。実は歌舞伎座は、幕の合間の休憩中などに座席で飲食が可能です。軽食やおやつを持ち込むのもいいし、歌舞伎座でお弁当を買って幕の間に食べれば、より雰囲気を楽しめるかもしれません。

ぜひ、あなたなりの楽しみ方を見つけてみてくださいね。

一幕見席で歌舞伎をたしなむ

いかがでしたか?筆者も一幕見席で歌舞伎デビューしましたが、初めて観る歌舞伎は美しく、独特の決まりごとも新鮮で面白く、より歌舞伎の世界を見てみたいと思いました。

歌舞伎を観たいけれど、なかなかデビューする勇気のない人は、ぜひ一幕見席から始めてみてください!

歌舞伎座
銀座・有楽町・築地 / エンターテイメント / 観光名所
住所:東京都中央区銀座四丁目12-15地図で見る
電話:03-3545-6800
Web:http://www.kabuki-za.co.jp/

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