【京都】秀吉ゆかりの神社「豊国神社」「新日吉神宮」を参拝！

この記事の目次表示

• 「豊国神社」について
•    基礎知識
•    歴史
•    境内の見どころ
•       ひょうたん型の絵馬
•       宝物館
• 「新日吉神宮」について
•    基礎知識
•    歴史
•    境内のみどころ
•       狛猿
•       境内社
• アクセス
•    「豊国神社」へのアクセス
•    「新日吉神宮」へのアクセス
• まとめ

「豊国神社」について

基礎知識

• 写真：nakatani豊国神社鳥居

「豊国神社（とよくにじんじゃ）」は京都府京都市東山区にある神社で、豊臣秀吉を御祭神としています。境内には宝物館もあり、秀吉の関係資料なども展示されています。

歴史

1599年、秀吉の遺体が京都東山の阿弥陀ヶ峰山頂に埋葬された際、山の中腹に秀吉を祀る神社が創建されました。その神社が「豊国神社」のはじまりと言われています。しかし、直後の1615年に豊臣家が滅亡し、徳川の命令で神社は没収され朽ち果ててしまいます。

時は過ぎ1868年、明治天皇が秀吉を再評価。1880年に現在の位置に「豊国神社」の社殿が再建されました。

境内の見どころ

ひょうたん型の絵馬

• 写真：nakatani豊国神社絵馬

拝殿前にはひょうたんの形をした絵馬が所狭しと掛けられています。これは、秀吉の馬印（うまじるし-武将が自らの場所を明らかにするために馬前に立てる旗のこと）が千成ひょうたんだったことが由来です。

宝物館

1925年に建立された鉄筋コンクリート構造の建物です。中には秀吉が使用していたとされる武具などをはじめ、桃山時代の様々な資料や作品が展示されています。

「新日吉神宮」について

基礎知識

• 写真：nakatani新日吉神宮

「新日吉神宮（いまひえじんぐう）」は京都府京都市東山区にある神社で、後白河天皇などを御祭神としています。境内社として「豊国神社（ほうこくじんじゃ）」が鎮座しており、こちらも豊臣秀吉と関係のあるお社とされています。

歴史

歴史は豊国（とよくに）神社より古く1160年から。後白河上皇が御所の鎮守社として創建したのがはじまりと言われています。その後は様々な場所を転々としながら、最終的に1897年に現在の位置に鎮座しました。

秀吉との関連性は、 徳川の命令で豊国（とよくに）神社が没収された後、場所を転々としていた「新日吉神宮」がそこに至る参道の上に居座るように移ってきて鎮座したという点と、 1640年に勧請を受けて「豊国（ほうこく）神社」を創建した際、別の寺院で隠れて保管されていた旧豊国（とよくに）神社の御神体も一緒に祀られたという点が挙げられます。

境内のみどころ

狛猿

• 写真：nakatani新日吉神宮 ご神猿

狛猿（まさる）は新日吉神宮の狛犬のような存在で、阿形（あがた）と吽形（うんがた）があります。阿形は全ての源を象徴する口を開けた狛猿で、吽形は全ての終末を象徴する口を閉じた狛猿です。

境内社

• 写真：nakatani豊国神社･愛宕秋葉神社
• 写真：nakatani飛梅天満宮

先述の「豊国神社（ほうこくじんじゃ・樹下社）」が境内社にあたります。他にも「愛宕・秋葉神社」というお社と「飛梅天満宮」というお社がこの境内社にあたります。特に「飛梅天満宮」は菅原道真とともに遺愛の梅の霊を祀るというとても珍しいタイプのお社です。

アクセス

「豊国神社」へのアクセス

• 京阪電車 「七条駅」 から　徒歩9分
• 「京都駅」 から　バス8分+徒歩5分（最寄りバス停「博物館三十三間堂前」）

「新日吉神宮」へのアクセス

• 京阪電車 「七条駅」 から　徒歩13分
• 「京都駅」 から　バス10分+徒歩6分（最寄りバス停「東山七条」）

まとめ

「豊国（とよくに）神社」「新日吉神宮」はいかがでしたか？色々な歴史が絡み合っているためそれぞれの関係性が複雑で分かりにくいですが、単純に言うとどちらも豊臣秀吉と関係があって、それぞれ近い位置にあるという神社です。京都東山を訪れる際はぜひ、豊臣秀吉の歴史が眠る2つの神社に参拝してみてください。