冬の北海道はお楽しみが目白押し!1月下旬頃から2月をピークに、3月いっぱいまで楽しめるイベントやイルミネーション、ライトアップなどが道内各地で開催されています。なかでも代表的存在の「さっぽろ雪まつり」「旭川冬まつり」「千歳・支笏湖氷涛まつり」「層雲峡温泉氷瀑まつり」の4大イベントは開催期間が被っている時期があり、すべてを制覇することも夢ではありません!完全制覇はかなりの猛者向けですが、せっかくなので1つ2つ覗いてみませんか?完全制覇した筆者からのワンポイントアドバイス付きでご紹介します!
この記事の目次表示
①さっぽろ雪まつり
国内外から多くの観光客が訪れる国際的なイベントにまで成長した「さっぽろ雪まつり」。迫力ある大雪像が楽しめる大通会場、氷の芸術が美しいすすきの会場、雪遊びができるつどーむ会場の3つの会場で開催されており、2017年度の来場者数は264.3万人にも上りました。
お正月が明ける頃から準備は始まります。5トントラック5,500台分もの雪が札幌近郊から運び入れられ、ボランティアや自衛隊の協力によって大迫力の雪像は作られていきます。
もっとも来場者数の多い大通会場は、昼と夜で雪像の表情がまったく異なります。近年ではライトアップのみならず、雪像をスクリーンにしたプロジェクションマッピングを導入することにより、音と映像による幻想的な演出が人気を集めています。
大通1丁目から12丁目まで、国際色豊かな雪像はもちろんジャンプ台にスケートリンクまでが用意されています。各会場の詳細はこちらから確認してください。
6丁目会場にある「食の広場」もお楽しみの1つです。北海道各地から激ウマグルメが集まって来ているので、体を温めるためにもぜひ立ち寄ってみてください。
すすきの会場では美しい氷の彫刻に目を奪われます。氷であることが信じられないほどの精巧さ。ライトアップされた撮影スポットなども用意されているので、すすきのグルメを堪能した後に見学に行くと良いでしょう。
つどーむ会場は氷のすべり台やスノーラフト、チューブスライダーなど、大人から子供まで雪と身近にふれあうことができる遊びの会場です。童心に帰って思い切り楽しんでください。
ワンポイントアドバイス
昼と夜、どちらの表情も楽しんで欲しい大通会場は一方通行です。人の流れに逆らわないよう気をつけてください。また人の重みで踏み固められた雪は気温が上がってくると大変滑りやすくなります。場所によっては砂が撒いてあるので、その上を歩くと良いでしょう。
会場は12丁目まであるので、会場全体に行き渡る迷子の呼び出しはできません。会場として仕切りがあるわけでもないので、道路を渡ってしまえばどこまでも行けてしまいます。迷子にはくれぐれもご注意ください。同行者とはぐれてしまった場合はテレビ塔の方を向きながら何が見えているかをお互い伝え合うと居場所がわかりやすいと思います。
時間に余裕があるようならテレビ塔からの夜景鑑賞もおすすめです!
- さっぽろ雪まつり
- 札幌 / イベント・祭り / デート
- 住所:北海道札幌市中央区大通西4丁目地図で見る
- 電話:011-281-6400(さっぽろ雪まつり実行委員会)
- Web:http://www.snowfes.com/
②旭川冬まつり
極寒の旭川におよそ100万人もの観光客が訪れる「旭川冬まつり」。毎年テーマを決めて大雪像が造られます。その大きさはなんと世界一!過去には2度もギネス認定されています。近年の雪像もギネス記録に迫るまさに世界最大級の雪像となっています。
「さっぽろ雪まつり」の雪像が精巧で国際的な建造物が多いのに対し、「旭川冬まつり」の雪像は動物などをモチーフにした親しみやすいものが多いように感じます。全国的に有名になった旭山動物園のある旭川ならではと言えるかも知れません。
巨大な雪像の前で行われるステージパフォーマンスも「旭川冬まつり」の見どころの1つです。毎年誰もが知っている有名なお笑い芸人さんなどが訪れ、会場を沸かせてくれています。過去には「安心してください、履いてますよ!」でおなじみの「とにかく明るい安村」さんが極寒の旭川にパンツ一丁で表れ、会場を盛り上げてくれました。
オープニングとフィナーレを飾る大雪像から花開く打ち上げ花火は最大の見どころです。夜空を彩る迫力ある花火の美しさと大雪像の共演にきっと魅せられることでしょう。
夜のお楽しみばかりではありません。旭川のシンボル的存在の旭橋河畔を会場にしているので広い敷地を有効に使って、氷のすべり台やスノーラフティングを楽しむこともできます。
30店舗以上が出店している冬マルシェも見逃せません。あったかグルメが揃っているのでぜひ体の内側から温まってください。
平和通買物公園(へいわどおりかいものこうえん)会場では氷彫刻世界大会が行われています。国内で唯一実施されている公式国際大会で、40時間の制限時間の間に作品を仕上げないといけません。個人戦と団体戦があり、国内および海外から集まった競技参加者の作品は見応えがあります。
ワンポイントアドバイス
札幌より寒さの厳しい旭川。ときには気温がマイナス20度近くまで下がることがあります。天気予報のチェックと防寒対策をしっかり行ってください。特に帽子、手袋、耳当て、靴下の2重履きなど、体の末端を温めるようにするのがポイントです。
アクセス
新千歳空港から札幌駅まではJR快速エアポート、札幌駅からは特急カムイまたは特急ライラックに乗り換えて約2時間半で到着します。JR旭川駅からはシャトルバスが運行しているので、レンタカーを借りなくても気軽に行くことができます。道中は駅弁片手に電車の旅を楽しんでください!
- 旭川冬まつり
- 旭川市 / イベント・祭り
- 住所:旭川市常盤通3丁目 旭橋河畔会場ほか地図で見る
- 電話:0166-25-7168
- Web:http://www1.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/kanko...