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湧水を「お水取り」してお土産に
御手洗池の湧水は、お持ち帰りできます。鹿島神宮の公式ホームページでもお水取り可能なことが掲載されています。山水のため、必ず煮沸してから飲用する必要があるそうです。
お水取りの場所は、御手洗池の背後です。こんこんと湧き出る水は非常に冷たく、透明感バツグンです。柄杓やロート(じょうご)も用意されていますので、活用しながら水を汲みます。
あらかじめ空のペットボトルなどを用意しておくと便利です。忘れてしまった方向けに、先ほどご紹介した湧水茶屋でも、お水取り専用のペットボトル(500ml~/100円~)を販売しています。
筆者も2リットル分のお水取りをしました。湧水は滑らかな舌触りで雑味がなく、水道水とは全く違うことを体感できます。注意点としては、煮沸してから飲むため、汲んだ量より減ることです!ぜひ減る分を考えて、お水取りの量を調整してみて下さい。
合わせて見学したい御手洗公園
御手洗池の目の前には、小さな公園(御手洗公園)があります。綺麗に整備された空間で、あずまややベンチに腰掛けて、ゆったり休憩することができます。ザリガニや鳥など、生き物観察も可能です。
御手洗公園がある辺りは、かつて鹿島神宮参拝の起点であったと言われています。そのため、平成16年に崇敬者から鳥居の奉納があったそうです。ただ、東日本大震災で鳥居が壊れてしまったため、令和2年には新しい鳥居が建ち、現在に至ります。
- 鹿島神宮園地 御手洗公園
- 茨城 / 公園
- 住所:茨城県鹿嶋市宮中 2306-1地図で見る
- 電話:0299-82-1209
- Web:http://kashimajingu.jp/guidance/%E5%A2%83%E5%86%85...
駐車場情報
鹿島神宮の敷地は東京ドーム15個分と広いため、駐車場の場所によって、参拝経路が大きく変わります。この記事でご紹介した、御手洗池、湧水茶屋、御手洗公園、を優先的に(あるいはこれだけ)見学されたい場合は、「御手洗駐車場(鹿嶋市宮下1-6-15先)」を利用しましょう。
「御手洗駐車場」は、御手洗公園のすぐ隣に用意されていて、無料で利用可能です。鹿島神宮の本殿までは距離がありますが、御手洗池までなら最も近い駐車場です。トイレもあります。
その他の駐車場情報については、鹿島神宮公式ホームページ内にてご確認下さい。
この記事を書いたトラベルライターから一言
鹿島神宮境内には、鹿が多数飼われています。この鹿たちはご祭神のお使いだそうで、神鹿(しんろく)と呼ばれています。筆者が夏の暑い日に参拝した際は、鹿さんたちのためにスプリンクラーが設置されていました。水浴びを気持ちよさそうにする鹿さんたちが可愛いです。とはいえ、立派な角を生やし、堂々と歩く姿を見ると、ただの可愛い鹿さんではなく神の使いなんだなあと感じます。(菊地早秋)