誰でも一生に一度は見てみたいものの代表格といえば、やっぱりオーロラ!オーロラが見られる国はいくつもあり、カナダやフィンランド、ノルウェーと比べるとアイスランドは少しマイナーな場所ですが、実はオーロラ観測にとってもおすすめ!オーロラリピーターの筆者が、今回はアイスランドにフォーカスをして、オーロラをご紹介します。オーロラを綺麗に撮影するにはいくつかポイントがありますので、注意事項と合わせてこちらの記事を参考にしてくださいね。地球ってすごい!と神秘的な感動の景色が待っていますよ♡
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オーロラについて知ろう!
オーロラは太陽と地球からの贈りもの
オーロラは地球の極地で観測することができる発光現象ですが、実のところまだまだ発生メカニズムとしてはわかっていないことも多いのです。
一般的には、太陽が活発に活動することにより、地球に届くプラズマ粒子が、大気中の様々な原子や分子とぶつかり、衝突した際に原子や分子が発光することでオーロラの現象が起こるとされています。
オーロラの名前の由来
オーロラは神話に出てくるアウロラ(Aurora)という女神から名付けられていますが、その名付け親はガリレオ・ガリレイという説もあります。オーロラは神話の女神様なんですね。
オーロラは学名ではNorthern lights(ノーザンライツ)と呼ばれていますが、実はニュージーランドや南極などの南半球でも見ることができます。その場合にはSouthern Lights(サザンライツ)と呼ばれています。
オーロラが見られる場所は?
通常、オーロラは緯度60~70度、高度は100km以上の遥か上空で発生します。地球の磁極をぐるっと囲むように、ドーナツの形をした、オーロラが発生しやすい場所をオーロラベルトと呼びます。
このオーロラベルトの真下が観測しやすい場所で、アラスカのフェアバンクス、カナダのイエローナイフやホワイトホース、北欧諸国が該当しますが、今回紹介するアイスランドはなんと国全体がオーロラベルトの中に入っています!要は、アイスランド国内にいれば、わざわざ田舎や限定された場所に行かなくても、どこからでも見られるということになります。
アイスランドはオーロラ大国!
アイスランドをおすすめする最大の理由は、寒くない!
オーロラベルト直下の国々はオーロラシーズンの冬の夜は-20~-40℃の非常に寒い地域ばかりですので、ダウンコートの重ね着や、専用の防寒具のレンタルなど覚悟することを勧めます。カナダのイエローナイフでは何時間も真冬の外で待機する時にははまつ毛や鼻の中が凍りますし、マスカラをするとまつ毛が折れてしまうことがあるため、メイクはおすすめできません。
しかし、国の名前からは意外なことに、アイスランドでのオーロラ観測は真冬でも他の地域と比べるとそれほど寒くはなく、秋シーズンは最低気温1℃ほど、冬でも-2~-3℃くらいです。そのため、実はそんなに寒くないアイスランドでは冬のオーロラ観測がとってもしやすいのです!
アイスランドの中でもオーロラ観測に人気の地域
ブルーラグーン
世界最大の天然温泉として有名になったブルーラグーンでもオーロラ観測ができます。温泉に浸かりながらオーロラを見られるなんて最高の贅沢ですよね!
- ブルーラグーン
- アイスランド / 温泉
- 住所:Nordurljosavegur 9, 240 Grindavík,Iceland地図で見る
- 電話:420-8800
- Web:http://www.bluelagoon.com/
レイキャビク
アイスランドの首都です。国全体がオーロラベルト下にあるため、街にいてもオーロラを見ることができます。ただし、弱いオーロラですと街の明かりで見えずらいので、がっつり撮影するのであれば郊外に出た方が良いでしょう。運が良ければ街とオーロラを一緒に撮ることもできます。
- レイキャビク
- アイスランド / 町・ストリート
- 住所:Reykjavík,Island地図で見る
- Web:http://reykjavik.is/
クヴェラゲルジ
レイキャビクから30kmほど離れた場所です。雲が切れやすいという地形が影響し、オーロラ観測として絶好のポイントとして知られている地域です。
キルキュフェトル山
アイスランドを代表する山で、アイスランドの写真や絵ハガキなどでよく使われる絶景の山です。山と滝とオーロラを1枚におさめることができるため、オーロラ撮影のカメラマンに人気の場所となっています。アイスランドの西部に位置します。
まだまだたくさん
いくつかオーロラ観測地を挙げましたが、アイスランドでは国中どこにいてもオーロラ観測ができますのでご安心を!