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【2日目】
9:00 輪島の朝市
- 出典:www.flickr.com輪島朝市の様子(Photo by Centro Ohno)
輪島市といえば、輪島の朝市が有名です。輪島の朝市は平安時代から始まったという文献もあり、1000年以上も続いています。輪島朝市は通称「朝市通り」と呼ばれている約360mの商店街で毎朝行われており、賑わいを見せています。
朝市組合に加盟する個人・法人が出店しており、生鮮魚介類や加工海産物、草花、工芸・民芸品など地元で生産された食品や生活雑貨が販売されています。地元ならではの掘り出し物に出会え、人懐っこい性格の輪島の人々との会話を通じて、気持ちのよい交流もできる場でもあります。
- 休業中
- 輪島の朝市
- 輪島市 / ご当地グルメ・名物料理 / 市場・朝市 / 観光名所 / ツーリング
- 住所:石川県輪島市鳳至町地図で見る
- Web:http://asaichi.info/
10:00 白米千枚田
「日本の原風景」として親しまれ、日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定されている、奥能登を代表する観光スポットが白米千枚田です。
日本海に面する小さな棚田が海と重なることで、海の青と田の緑とのコントラストが描く絶景は、見物となっています。水田一面あたりの面積は約18平方メートルと狭小で、約4ヘクタールの範囲に1,004枚の棚田風景が広がります。季節や時間帯によって、様々な表情を見せる棚田の風景は絶景です。
見晴台から見る上からの眺めも格別ですが、ぜひ時間があれば棚田の方向へ階段を降り、遊歩道を歩いてみてください。海と同じ目線で田んぼが見られる風景は、とても美しいですよ。
- 白米千枚田
- 輪島市 / 自然・景勝地 / 観光名所 / 棚田 / ツーリング
- 住所:石川県輪島市白米町地図で見る
- 電話:0768-23-1146(輪島市交流政策部観光課)
- Web:https://wajima-senmaida.jp/
11:00 珠洲焼資料館
石川県珠洲市で作られる黒っぽい色が特徴の陶器。珠洲焼(すずやき)と言い、土器にも似た重厚な外観が特徴的ですが、実際には軽く、使い勝手が良い陶器となっています。もともと平安時代末期から室町時代後期に生産された焼き物で、現在では様々な作家が現代の生活にも合うような焼き物作りを能登半島で行っています。
釉薬を使わずに焼き上げる珠洲焼は、灰が自然釉の役割を果たし、灰黒色の落ち着いた美しさを醸し出します。使えば使うほど味わいが出てきます。
珠洲焼資料館は、40名以上の作り手によって生産された珠洲焼の作品を見て、購入できる直営店となっています。普段使いの器から観賞用の作品まで、珠洲焼の材質や技法はそのまま、作風の異なる、個性豊かな一品ものに出会えます。おちょこで能登の日本酒を飲めば、味の軽やかさとまろやかさの違いに驚くことでしょう。
- 珠洲市立珠洲焼資料館
- 珠洲市 / 博物館
- 住所:石川県珠洲市蛸島町1-2-563地図で見る
- 電話:0768-82-6200
- Web:https://www.city.suzu.lg.jp/suzuyaki/
12:00 見附島・恋路海岸
珠洲焼資料館から海沿いに南下していくと、見附島・恋路海岸エリアに行き着きます。海を左手に気持ちの良いドライブルートが続いており、まずは軍艦島と言われる見附島に立ち寄りましょう。高さ30m近くもある巨石は、かつて弘法大師が布教のために、佐渡から能登へと渡る際に発見したといわれいます。敷石が敷かれ、引き潮の時間帯には島の近くまで歩くことができます。
続いて、見附島から続く3.5kmの海岸線は、えんむすビーチと呼ばれ、恋路海岸へと行き着きます。海岸ビーチからやや沖合には弁天島があり、浅瀬に鳥居が設けられています。2人の男女の悲しい言い伝えから呼ばれるようになった「恋路」は、今では縁結びを願う人々に人気のスポットとなっています。
14:00 能登島
和倉温泉方面へと車を走らせると、能登島に到着します。周囲約70km、人口約3,000人が暮らす七尾湾に浮かぶ島で、本土とは車も通行できる橋「能登島大橋」と「ツインブリッジ」が架けられています。
島内には、のとじま水族館や能登島ガラス工房といった子供から大人までが楽しめる体験施設もあるほか、道の駅「能登島」は、この島で作られるガラス製品や地域の食材などを購入できるお土産・休憩スポットとなっています。海岸線を走りつつ、島内ドライブの一休みにぴったりの場所です。
- 能登島
- 七尾市 / 島・離島
- 住所:石川県七尾市能登島町地図で見る
- Web:http://www.notojima.org/
15:00 和倉温泉
開湯1200年という歴史ある温泉で、日本でも珍しい「海の温泉」として知られる和倉温泉。もともと、一羽のシラサギが七尾湾の沖合で傷を癒しているのを発見した漁師夫婦によって、温泉が湧き出ていることがわかりました。明治時代にも万国鉱泉博覧会で賞を得るなど、古くから海外にも名を轟かせた名湯です。
和倉温泉の源泉は80度以上と高温で、泉質はナトリウム・カルシウムー塩化物泉となっており、リウマチ、痛風、神経痛、貧血、虚弱児童、慢性婦人疾患、アトピーなどに効果があるとされています。温泉水は塩っぱく、磯の香りを楽しみながらの温泉となります。
- 和倉温泉
- 七尾市 / 温泉地 / 女子旅
- 住所:石川県七尾市和倉町地図で見る
- 電話:0767-62-1555(和倉温泉観光協会•和倉温泉旅館協同組合)
- Web:http://www.wakura.or.jp/
温泉旅館「多田屋」・外湯施設「総湯」
和倉温泉の源泉を使用した温泉を持つ旅館が20か所以上あり、七尾湾の風景を楽しみつつ、地元の食材に舌鼓を打ちながら素晴らしい滞在ができます。中でも多田屋では、七尾湾に面したお部屋・温泉を楽しみながら、比較的リーズナブルに滞在することができるのでオススメです。
和倉温泉で宿泊をしない場合には、和倉温泉唯一の外湯施設である総湯で源泉100%の温泉をお楽しみください。
- 多田屋
- 七尾市 / ホテル / 温泉旅館
- 料金(目安):5,400円〜80,000円
- 宿泊時間:15:00〜10:00
- 住所:石川県七尾市奥原町3-29地図で見る
- Web:https://tadaya.net/
- 和倉温泉総湯
- 七尾市 / 日帰り温泉 / ツーリング
- 住所:石川県七尾市和倉町ワ5-1地図で見る
- 電話:0767-62-2221
- Web:http://www.wakura.co.jp/
パティスリーLE MUSEE DE H(ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ)和倉店
国内外の数々の賞に輝き、石川県出身の有名パティシエである辻口博啓氏が監修したお店LE MUSEE DE H(ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ)に立ち寄ってみましょう。和倉温泉郷の一角にあり、七尾湾に面したお店は、「素材とアート、そしておもてなしをコラボレーションさせる」ことをコンセプトとしたパティスリー兼カフェ兼辻口博啓美術館となっています。
ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュで辻口氏が徹底的にこだわったのが、能登や金沢の地元の素材をお菓子作りに使うことです。例えば、 揚げ浜塩田方式で精製される「珠洲の揚げ浜天然塩」や低タンパク・高アミノ酸の「輪島産発芽玄米」などが挙げられます。
目にも美しい技巧を凝らし、素材の旨みや特徴を引き出した工夫でいっぱいのスイーツ、ぜひ試してみませんか?
- 休業中
2024年1月に発生した能登半島地震の影響により、当面の間休業予定
- 辻口博啓美術館 ル ミュゼ ドゥ アッシュ
- 七尾市 / 穴場観光スポット / カフェ・喫茶店 / 美術館 / スイーツ / ケーキ
- 住所:石川県七尾市和倉町ワ65−1地図で見る
- 電話:0767-62-4000
- Web:http://le-musee-de-h.jp/shops/index.html
まとめ
いかがでしたか?
金沢まで車で1時間半弱なので、2日目は金沢市内へ戻っても良いですし、さらに車で足を伸ばして石川県南部の加賀温泉郷に滞在してもいいでしょう。山代温泉、山中温泉、片山津温泉、粟津温泉など、異なる泉質の温泉を楽しめますよ。