エルサレム近郊のアラブ系イスラエル人が住むアラブ人の町、アブゴッシュ(Abu Ghosh)。そんなアブゴッシュにあるアラブ・中東料理の名店「Abu Gosh」を紹介します!
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アラブ人の町・アブゴッシュ(Abu Ghosh)
- 出典:en.wikipedia.orgPhoto by Moataz1997
アブゴッシュ(Abu Ghosh)はアラブ系イスラエル人が住む人口約7,000人ほどの町です。テルアビブとエルサレムをつなぐ高速道路(Highway 1)沿い、エルサレムから約10km西の場所に位置します。
過去にはイスラエルのアラブ人とユダヤ人の諍(いさか)いを紹介する文脈で紹介されることもありましたが、実際には土曜日(ユダヤ教徒が強制的に休まなければならない安息日)にランチをする場所などに人気の町でもあります。
レストラン「Abu Gosh」について
そんなアブゴッシュ(Abu Ghosh)で人気のレストランが、これまた町と同じ名前の「Abu Gosh」です(綴りは数パターンあります)。
「Abu Gosh」は、フムス(Hummus)やグリル肉を得意としたアラブ料理のレストランです。
「Abu Gosh」の様子
外観
「Abu Ghosh」の町は山の中にあるような状況のため、レストランの 「Abu Gosh」も坂の上にそびえるように立っています。エントランスの階段を上って入店します。
内装
内装は歴史ある洋館のような趣で、外観からは想像できない空間が広がっています。ショーケースにはアラブ人の代表的な嗜好品である水タバコのパイプなどが展示されています。
「Abu Gosh」のメニュー
メニューは英語とヘブライ語で書かれており、品数も整理されていて非常に見やすいメニューです。なお、店員さんは観光客にも慣れているようで、英語で問題なく意思疎通ができます。
前菜
突き出し:ピタパン&ピクルス
席に着くや否や、中東料理の定番であるピタパンとピクルスが提供されました。これらは、イスラエルの定番の味という感じです。
ピタパンとは円形のパンで、中東地域や地中海沿岸地域などでよく食べられるパンです。 インドのナンにも似ています。
ファラフェル
こちら中東名物のおかずであるファラフェル(Falafel)です。ファラフェルはひよこ豆やそら豆をすり潰して香辛料などを混ぜて揚げた料理で、日本のコロッケに似ています。
アラブ人にとってもイスラエル人にとってもソウルフードと言える一品で、クセになる美味しさです。
- 15シェケル/450円
フムス(Hummus)
フムス(Hummus)はひよこ豆のペーストで、イスラエルなどの中東地域で食べられる定番メニューです。イスラエルには、ほとんどのお店のメニューにフムスがあります。
- 25シェケル/750円
メイン
チキングリル(Chicken Skewers)
長い鉄の串に突き刺して焼かれた鶏肉で、スパイスと炭の匂いが香ばしいです。どことなくカレーに近い風味がしますが、辛くはありませんでした。
- 62シェケル/1,860円
ラムグリル(Ground Lamb Skewers)
こちらはハンバーグ状になったラム肉のグリルです。香辛料ハーブが何とも独特な風味で、つくねを思い出すような味です。
- 62シェケル/1,860円
- アブゴッシュ
- イスラエル / 中東料理
- 住所:65, Abu Ghosh地図で見る
- Web:https://www.rol.co.il/sites/abu-gush/
※記事内のイスラエル通貨シェケルから日本円への換算は、1シェケル=30円で計算しています。