「ギリシャ料理をイスラエルの家庭料理に落とし込む」というコンセプトで愛される、イスラエルにあるギリシャ料理のレストラン「Greco」。ヘルツリーヤ/Herzliya店より、その魅力を紹介します!
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「Greco」とは
「Greco」は正真正銘ギリシャ料理のレストランですが、「ギリシャ料理をイスラエルの家庭料理に落とし込む」という興味深いコンセプトがあります。
そもそもイスラエルとギリシャは共に地中海に面しており、地理的な条件が似ているため、料理も似ています。イスラエル料理とギリシャ料理の親和性を意識すると、特に興味深いレストランです。
なお、「Greco」はイスラエル国内に2店舗(テルアビブ/Tel Aviv、ヘルツリーヤ/Herzliya)あり、今回はヘルツリーヤ/Herzliya店をご紹介します。
洗礼された店内の様子
店内は広々としており、自然光が明るく清潔感のある雰囲気です。インテリアも青が映えるデザインなっており、ある意味、本場ギリシャよりギリシャの雰囲気が味わえます。
バーカウンター
ウーゾ、メタクサ、アラクといった、中東やギリシャのリキュールのボトルがずらりと並んでおり、目でも楽しめます。
グループ席
筆者は週末のお昼に来店したのですが、家族連れや大人数グループでの客の姿もちらほら見受けられました。
「Greco」のメニュー
白に青文字というデザインで、英語、ギリシャ語、ヘブライ語で説明があります。読みやすいです。
ドリンク
ビールは「MYTHOS(ギリシャのビール)」「GOLDSTAR(イスラエルのビール)」「MACCABEE(イスラエルのビール)」の3種類から選べます。
このように、お店独自のデザインの容器でサーブされます。価格は3種類とも同じで、以下の通りです。
- 250ml:26シェケル(780円)
- 500ml:38シェケル(1,140円)
- 1L:58シェケル(1,740円)
おつまみ
ピクルス
カレー風味のピクルスで、イスラエルのレストラン(イスラム系の中東料理屋など)でよく見ます。
オリーブ
地中海料理屋の定番おつまみです。なお、これらのおつまみはお通しとして提供されます。
前菜
サガナキ(Saganaki)
サガナキはチーズを油で焼いた料理で、ギリシャ料理の前菜の王道メニューです。
「Greco」ではパン粉をまぶして軽く揚げてあり、トマトソースの上に卵を落として焼く料理シャクシューカに使われるような、中東風のパプリカ入りトマトソースと一緒に提供されていました。
こちらは「サガナキ」と紹介しつつ、サガナキでもシャクシューカでもありませんが、1つの料理として理にかなっている一品でした。
- 44シェケル/1,320円
ズッキーニのフライ
ズッキーニやナスのフライはイスラエルにもよくあるのですが、「Greco」ではヨーグルトで作られたギリシャのディップソースのザジキ(Tzatziki)と一緒に食べます。
- 38シェケル/1,140円
メイン
ムサカ(Moussaka)
ムサカは牛肉のミンチをナスで挟んでマッシュポテトで覆ってオーブンで焼いたギリシャの家庭料理です。日本で言うカレーのようなポジションの料理です。文句なしの美味しさです(ムサカはそもそも、お店や地方によって味付けが違います)。
- 78シェケル/2,340円
ギロス(Gyros)
ギロス(Gyros)はギリシャを代表する料理です。簡単に説明をすると、ギリシャのケバブです。ギリシャのザジキと、イスラエルで定番のゴマのペーストのソース「タヒーニ(Tahini)」の両方をつけて味わいます。どちらで食べても、違和感のない一品です。
- 68シェケル/2,040円
- グレコ(ヘルツリーヤ店)
- イスラエル / 洋食・西洋料理
- 住所:Greco, Aba Even 9, Herzliya地図で見る
- 電話:072-372-7579
- Web:http://www.greco.co.il/
※記事内のイスラエル通貨シェケルから日本円への換算は、1シェケル=30円で計算しています