何気なく見ているCMやドラマが、実は身近な場所で撮影されていたりするのです。現地を訪れてから、再度作品を見ると、新たな発見や驚きがあったりします。都内からも近く、気軽に訪れられる人気ロケ地にお出かけしてみませんか?
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【1】水戸市立西部図書館 [茨城県]
1992年に開館した西部図書館。設計者は、横浜赤レンガ倉庫2号館や大船渡(おおふなと)市民文化会館・市立図書館リアスホールを手がけた新居千秋(あらい ちあき)氏です。1993年には建築界の芥川賞といわれる「吉田五十八(いそや)賞」を受賞しました。
自然に囲まれた円形ドーム型の建物で、一周400mの回廊や近くにあるベンチは、ジョギングを楽しんだり読書をしたり、市民の憩いの場となっています。
内部は、中央が吹き抜けになっています。壁面がぐるりと囲むような書架となっていて、本に包まれているような落ち着いた雰囲気です。映画『図書館戦争』でロケ地となり、一躍有名になりましたが、その後も映画やテレビドラマのロケ地として人気があります。
『図書館戦争』『探偵が早すぎる』『同期のサクラ』『水曜日が消えた』など
- 水戸市立西部図書館
- 茨城 / 図書館 / 雨の日観光 / インスタ映え
- 住所:茨城県水戸市堀町2311−1地図で見る
- 電話:029-255-5651
- Web:https://www.library-mito.jp/facility/seibu.html
【2】牛久シャトー [茨城県]
6万㎡もの広大な敷地をもち、日本初の本格的ワイン醸造場として隆盛を極めた牛久シャトー。ここで製造されたワインは国内外から高く評価されていました。それは、勝海舟や板垣退助など、多くの著名人がここを訪れたことからもわかります。現在は、記念館とミュージアムにてワインの歴史などを紹介しています。ここを一躍有名にしたのは、学園ドラマのヒットで、今でもファンが訪れるほどです。
『花ざかりの君たちへ』、『この世界の片隅に』やCMなど
- 牛久シャトー
- 茨城 / 建造物 / 女子旅 / 穴場観光スポット / インスタ映え / 観光名所 / 歴史的建造物
- 住所:茨城県牛久市中央3-20-1地図で見る
- 電話:029-873-3151
- Web:https://www.oenon.jp/ushiku-chateau/
【3】旧上岡小学校 [茨城県]
2001年に閉校となった旧上岡(きゅううわおか)小学校。木造平屋の校舎や、古い窓ガラスなど、ノスタルジックな佇まいが特徴です。旧茨城県内の小学校校舎としては水海道小学校玄関に次いで古く、現地保存されているものでは県内最古の校舎。国の登録有形文化財にも指定されています。
アニメ映画『ガールズ&パンツアー劇場版』の舞台になったことから、聖地巡礼として若者が多く訪れるようになっているそうです。見学は、土曜、日曜、祝日に限られ、無料で校舎内の見学もできます。
『おひさま』『花子とアン』『ひよっこ』、オリンパスやアースノーマットのCMなど
【4】茨城県三の丸庁舎 [茨城県]
昭和5年に建設された近世ゴシック建築様式の建物は、旧県庁本庁舎でした。現在、県庁は笠原町に新庁舎が建ち、三の丸庁舎は、パスポートセンターや生涯学習センターなどの施設として利用されています。レンガ貼りの外観が重厚な印象で、茨城県に残る明治以降の洋風建築物では、最大の規模を誇っています。周囲に高い建物がないことも、ロケ地として人気のスポットです。
『ゼロの焦点』『クリーピー偽りの隣人』『帝一の國』『半落ち』『点と線』など
- 茨城県三の丸庁舎
- 茨城 / 建造物
- 住所:茨城県水戸市三の丸1-5-38地図で見る
- 電話:029-226-5171
- Web:https://www.pref.ibaraki.jp/index.html
【5】茨城県近代美術館 [茨城県]
梅で名高い偕楽園(かいらくえん)からも近く、市民の憩いの場である千波湖畔(せんばこはん)に建つ美術館です。国内外の近代&現代美術作品を約4千点収蔵しており、2018年10月には開館30周年を迎えました。
ロダンやルノワールの作品の他、横山大観(よこやま たいかん)、佐伯祐三ら、茨城県ゆかりの作品も多く展示されています。映画『図書館戦争THE LAST MISSION』では、県芸術祭の会場という設定で実名登場しています。
『図書館戦争THE LAST MISSION』『きんぴか』『螻蛄(けら)』など
- 茨城県近代美術館
- 茨城 / 美術館 / 穴場観光スポット
- 住所:茨城県水戸市千波町東久保666-1地図で見る
- 電話:029-243-5111
- Web:http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
【6】茨城県庁 [茨城県]
県内で一番高い建物と言われる茨城県庁。閉庁の土日祝日でも開いていて、無料で絶景やカフェタイムを楽しめるのが、25階にある展望ロビーです。天井から足元までガラス張りで開放感抜群。ここに併設されているカフェは、紅茶専門の人気店で、アフタヌーンティーやランチ、ディナーも楽しめます。ショップも併設されているので、お土産を購入することも可能です。
「県庁の別の顔」と言っても過言ではないほど、ロケ地としても大人気で、TVドラマでは『白い巨塔』、『医龍』。映画では『検察側の罪人』、『アルキメデスの大戦』など、撮影された作品名をざっと並べただけでも、人気作品が目白押し。
テレビ番組の仮面ライダーシリーズでも、ロケ地としてかなりの頻度で使用されているそうです。2階には、ロケで使用された映画のポスターなどが展示されているので、のぞいてみてください。
『検察側の罪人』『アルキメデスの大戦』『県庁の星』『交渉人 真下正義』『白い巨塔』『医龍』など
- 茨城県庁
- 茨城 / 展望・景観 / 夜景 / 展望台
- 住所:茨城県水戸市笠原町978番6地図で見る
- 電話:029-301-2387
- Web:https://www.pref.ibaraki.jp/
【7】宇宙航空研究開発機構 筑波宇宙センター[茨城県]
1972年、宇宙開発の中枢センターとして開設されたのが、JAXA筑波宇宙センター。筑波研究学園都市の一画にあり、広大な敷地には、H-IIロケットが展示されているロケット広場や、展示館「スペースドーム」、ミュージアムショップや企画展が開かれる「プラネットキューブ」などがあります。
100万分の1スケールの美しい地球や、実物大の人工衛星など、ここでしか見られない貴重な展示品を間近で楽しむことができます。JAXAだからこそ撮影できるリアルな世界が映画『宇宙兄弟』では存分に描かれていました。
『宇宙兄弟』『下町ロケット』『仮面ライダーフォーゼ』など
- 宇宙航空研究開発機構 筑波宇宙センター
- 茨城 / 博物館 / 観光名所 / インスタ映え
- 住所:茨城県つくば市千現2−1−1地図で見る
- 電話:029-868-5000
- Web:http://www.jaxa.jp/about/centers/tksc/
【8】筑波海軍航空隊記念館 [茨城県]
2013年に公開された映画『永遠の0』のロケ地として注目を集めました。1934年に霞ヶ浦(かすみがうら)航空隊の分遣隊として開設された隊は、1938年に独立し、筑波海軍航空隊となります。海軍の練習航空隊として戦闘機などの操縦訓練が行われていましたが、戦況の悪化により、所属パイロットが神風特攻隊として出撃した歴史があります。
一時は、取り壊しが決定していた旧海軍司令部庁舎でしたが、2018年6月からは市営の記念館へ運営を移行し、隣接する展示棟も開設されました。戦闘機や戦艦の模型・機体の一部、航空隊員の遺品などが展示されており、涙なくしては見られないような物も。
『永遠の0』『海賊とよばれた男』『アルキメデスの大戦』『テセウスの船』など
- 筑波海軍航空隊記念館
- 茨城 / 博物館
- 住所:茨城県笠間市旭町654地図で見る
- 電話:0296-73-5777
- Web:https://p-ibaraki.com/