この記事の目次表示
スミソニアンで最古!【国立自然史博物館 National Museum of National History】
スミソンの遺言通りに、スミソニアン協会が初めて創立したミュージアムが【国立自然史博物館 National Museum of National History】。ここのテーマはズバリ「地球」。
これまで研究されてきた自然界のコレクション数は、スミソニアンの博物館の中でもダントツに多い 1億2,600万点 というから驚きです。そんな莫大な数の展示の中でも、押さえるべき3つの展示はコチラ!
1:ロタンダのアフリカゾウ
- 出典:tripnote.jp
入口を入ってすぐのロタンダは1F〜3Fが吹き抜けになっており、巨大なアフリカゾウ の剥製がとんでもない存在感。1955年に捕獲されたもので、これまで捕獲されたゾウの中では最大だそうです。そこから見渡せる建物内の雰囲気も良く、写真映えすること間違いなしです。
2:恐竜の化石
- 出典:tripnote.jp
化石の展示は、太古の植物や生物などあらゆるものがありますが、中でもやはり一番人気が高いのは 恐竜の化石!人類の歴史はまだ1億年も経っていませんが、恐竜は突然の絶滅まで 1億4,000万年 ものあいだ、地球に君臨していた生物です。
見応えがあるのは、超巨大な骨格の復元。下から見上げても迫力ありますし、中階から見下ろすこともできますヨ。
3:宝石コーナー
- 出典:tripnote.jp
2Fにある宝石コーナーには色とりどりの鉱物や宝石がありますが、中でも注目すべきは、ブルーダイヤの「Hope Diamond ホープダイヤモンド」。有名な映画『タイタニック』にも引用されており、いつも大勢の人が集まっています。現在は 45.52カラット ですが、17世紀に見つけられた時は 112.18カラット もあったんだそう!
余談ですが、「Hope ホープ」という名称は「希望」という意味ではなく、1830年から長く所有していたイングランドの「ホープ家」に由来します。“ホープの呪い” という都市伝説のようなものがありますが、ホープ家もこのダイヤを所有してからホープの死、そして破産という運命をたどりました。
スミソナイトも見つけてみよう!
- 出典:tripnote.jp
もし余裕があれば、冒頭にご紹介した、スミソンが発見した鉱物「Smithonite スミソナイト」も見つけてみてくださいネ。上記写真の中央少し左上にある、少し灰色がかったエメラルドグリーンの鉱石です。
【国立自然史博物館 National Museum of National History】についての詳細の記事もぜひチェックしてみてくださいね。
- 国立自然史博物館
- アメリカ / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:10th St. & Constitution Ave. NW, Washington, DC 20560地図で見る
- Web:http://naturalhistory.si.edu/
ワシントンD.C.で一番見応えのある美術館【ナショナル・ギャラリー National Gallery of Art】
ワシントンD.C.にはたくさんの美術館がありますが、一番人気がある美術館は、スミソニアンにある広大な建物の【ナショナル・ギャラリー National Gallery of Art】。
- 出典:tripnote.jp
収蔵しているコレクションは、約 11万6,000点 というからそのスケールの大きさが伺えます。しかも、これらは国が購入費用は出しておらず、全て個人からの寄贈や、寄付金で購入したものというからスゴイ!
ちなみに、ナショナル・ギャラリーはスミソニアンにありながら、実はスミソニアン協会には属していないんです。運営組織が違うからなのですが、他のミュージアムと同様、無料 で観賞できます。
西館が一番おすすめ
本館である「西館」、新館である「東館」、そして外には「彫刻庭園」があり、全部巡るには相当時間がかかるので、限定するとしたら「西館」がオススメです。
- 出典:tripnote.jp
中でも イタリア絵画 は素晴らしいものがあります「Ginevra de' Bemch(ジネブラ・デ・ビンチの肖像)」は、「モナ・リザ」で有名な「レオナルド・ダ・ビンチ」の、ヨーロッパ以外にある唯一の作品で必見!
- 出典:tripnote.jp
その他にも、17世紀のオランダやフランドル(レンブラント、フェルメールなど)や、日本でも人気の高い19世紀フランスのミレー、ドガ、ルノワール、モネ、マネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンといった印象派の名作もたくさんあります。
関連記事に【ナショナル・ギャラリー National Gallery of Art】の、その他の作品について、もっと詳しくご紹介しています。
- ナショナルギャラリー
- アメリカ / 博物館・美術館
- 住所:6th & Constitution Ave NW, Washington, DC 20565地図で見る
- Web:http://www.nga.gov/content/ngaweb.html
最後に・・・
- 出典:tripnote.jp
これらの世界的にもクオリティの高いミュージアムが “無料” で入場できるなんて、本当に驚きです。全部周りたくなりますが、スミソニアンのこの3つのミュージアムを押さえておけば、まず間違いなく楽しめます!
今回は抜粋してご紹介していますが、もちろん他にも見応えある展示はたくさんありますので、時間の許す限り、充実な時間をすごしていただければと思います。